おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

あたり前にある中の価値

2009年09月09日 | 暮らし
わが愛車はしょっちゅうトラブルを起こしてくれます。
何せ中古、かなり古いです。
それでも今だ老骨に鞭うち頑張る様は自分を鏡で見ているようで、
なんとも切ない程・・

それでもなかなかこの車を手放せないのは
単純に「赤い色の車」だからなのです。

私は赤が大好きです。
よく、赤い車に乗る人は暴走運転しやすい、とか言われてたのを思い出しますが、
私は赤い車はとても気持ちが落ち着きます。

私が一番気持ちが落ち着かないのは、何と、グレーの車でした。
乗った途端に早く降りたいと思いながら運転するほど、相性がよくありませんでした。

いままで赤い車に4台乗りました。
白や青やグリーンも乗りました。



やっぱり、赤い車が大好きです。

若い頃、真っ赤なポルシェをさっそうと運転するのが夢でした。
しかし、それは未だ叶わずにおります。
しかし、今になったらその夢はもうどうでもよくなってしまいました(笑

車は単に移動手段として動いてくれさえすればよいという今の私。


アクシデントは突然やってきました。
その「動いてくれさえしたら良い」が突然奪われたのです!
エンジンをかけたら・・・ビクともしないわが愛車。

結果、バッテリー交換で無事解決したのですが、
現代の生活で、車がないとどうにもならなくなってしまいます。

当たり前にあるものが無くなった時、初めて、その大切さを実感するものです。

当たり前にある身近な価値あるものに気付かずいることもあります。
そんな当たり前にあるものの中からすごい価値を見つけるのが私の仕事だと思ってます。

私の視点で多くの価値を伝えていきたい・・・と思うのです。


財運の神様~へびの抜け殻

2009年09月08日 | 暮らし
昨日は久し振りの岩手県立大学訪問。
打ち合わせに少し時間があるのでしばし風景を楽しむひととき。
あらためて・・なんて環境の良いキャンパスでしょう。



社会福祉学部の4階の窓からは姫神山がこちらに向かってて微笑んでいるのが見えます。



その手前のキャンパス内の高くそびえるポプラの木のてっぺんには
のんびりカラスがひと休み。




そして、窓辺には手入れの行き届いた植物が並んで・・・



そんなキャンパスの玄関付近で、中に入ろうとする私に掃除のおばさんが大きな声で突然声をかけました。

「ほら、見て、へびの抜けがら!」

と、なんだか嬉しそうにコンクリートの隙間を指さします。
一緒にいた少し若いスタッフの仲間の人は
「いや~なんだか気持ち悪い~」

でもおばさんはおかまいなしで、とてもウキウキした声で、
「何言ってるの、へびの抜けがらは縁起がいいのよ、わざわざ探す人だっているんだから!」
興味津々の私とおばんさんはそっとそのコンクリートの隙間の抜けがらを引っ張ってみました。

奥の見えないところのほうまで抜けがらは続いているらしい・・・
途中で切れたけど結構長いし、(70センチはありました)先がまだやわらかく濡れているカンジです。

「あら~、今脱いている途中かもねえ(笑)」
「ほんとだ、脱いだばっかりみたい」

私とおばさんは出来れば脱いだ本人にも会いたい心境でますます興味津々!
しばらく隙間を腰をまるめてのぞき込んでいました。

おっと、打ち合わせの時間を思い出し、その場を離れる事になったのですが、
「引きとめてごめんね~」とおばさん。

今日初めて会って、私がどこの誰かわからないのに
玄関先で思わず声を掛けてくれたおばさんの気軽なのりは結構嬉しいカンジ。
帰り際にもう一度隙間を覗いてみましたが、すでに抜けがらの存在も無く、
何事もなかったような静かな玄関先。

う~ん、財運の神様を逃してしまったかも~

帰宅後主人に出来事を話したら

「へびは脱皮するときにコンクリートのような硬いざらざらした狭いところで
身体をこすりつけて、はがれやすいようにして移動するんよ。」

なるほど。

オーロパーク~IBCまつり~

2009年09月07日 | イベント
IBCまつりに家族で出かけました。
久し振りのオーロパークでした。
 
競馬場問題が大きく取りざたされていた数年前(いまだに問題は解決していないとは思いますが・・・)
オーロパークでちょっとしたイベントを主催した事がありました。

何はともあれ今では懐かしい思いでです・・

多くの店舗が並び、多くの行列が出来ておりました。
「ここで新型インフルエンザが発生してもおかしくないよね」と娘。
が、しかし、マスクの人は全くと言っていいほど見られず、
誰もがそんな事は関係ないぞ、といった感じ。私たち家族も同様です。

※㈲岩手ファーム中村常務の笑顔!
 

岩手ファームさんではたまご絵コンテストが開催され友人がその講師を務めるために
宮城県からやって来ました。
友人は退職後、えっぐ工房「殻」のアトリエを充実させ、活躍の場を広めております。

私と主人は気がつけば、ちゃっかりスタッフになりすまし、次々にやってくる子供たちにお手伝い。

 ※えっぐ工房「殻」菊地克三先生!

長女とボーイフレンドは記念のえっぐクラフト制作に専念。



久し振りの暑い日差しの中、ここちよい汗をかき、2度もソフトクリームを食べたり、
焼きそばをほおばったり、イベントを満喫いたしました。

オーロパークは結構不便な場所です。
にもかかわらず、ものすごい人、人、人、
渋滞の中、普段の何倍も時間をかけてやっとたどりついた目的地。

魅力のある場所にはどんな事をしても人は集まるものだとあらためて確認する事が出来ました。
イベントはいいですね~大好きです!
将来、こんな大きなイベントを主催できたら最高です。

食べるとは文化を味わう事

2009年09月06日 | 暮らし
まだまだ収穫できるマイ畑。
そろそろメニューも行き詰ってきました・・・



昨日は「嚥下障害障害県民意識啓発運動講演」の司会をさせていただきました。

つまり、

身体が不自由になってうまく食べ物を飲み込めない人が美味しく食べるためにはどうしたらよいか、
というお話なのです。

「ナーシングホーム気の里」施設長 田中靖代先生のお話。

口から食べるという事は単に栄養を補うだけの事ではなく
そこから、文化を味わい、生きる喜びを味わう、という行為である事。

この話を8年前に聴いていたら、私は母の介護食についてもっと本気で取り組んでいただろうと、思うのです。
日増しに食べられなくなった母。
最後に母は「スイカを食べたい」と言いました。
10月の半ば、私はスイカを探して盛岡の町を走りまわりました。

結局、母は買ってきたスイカを食べる事はありませんでした・・・

講演会後、介護食コンクールの授賞式がありました。

受賞者は佐々木和子さん「秋刀魚のガレットふわふわ海老だんごスープ」
「今日は母の法事でした・・」
涙ぐんでインタビューに答えてくださる佐々木さん。

マイクを持つ私も自分と母とのかかわりが重なり、ついつい言葉が詰まってしまいました・・・

私たちは日頃当たり前に食べる行為をしているのですが、
食べられない人いとって、食べることは「生きる喜びにもつながる」ということ、
日頃食べられる事への感謝をわすれてはいけないとつくづく思います。

ポイントカード~ささやかな楽しみ~

2009年09月05日 | 暮らし
もしかしたら初めて歩いた明治橋。
いつも車でしか通ったことがありませんでした。

盛岡の街の真中を流れる北上川。

40年も前は松尾鉱山の汚染水が流れ濁った黄色い川でした。
今は澄みわたり、釣り人も見えます。
上流での中和処理作業は永遠に続く作業らしいのです。
一度壊してしまった自然を回復させるというのは並大抵の事ではないのですねェ。




ポイントが2倍になるということで、スーパーのセルフレジを使い始めて数回・・・
本日もセルフレジへ並び・・のつもりだったのですが、
突然、
「みんな並んでいるんですよ!」と、前にいる同世代の男性に怖い形相で私は睨みつけられてしまいました。
どうやら、並ぶ位置がずれていて、割り込み状態になった?らしいのです。
「え?」と予想外の出来事に少しパニックになってしまいましたが、
とにかく、私はきまりを破った一人らしいのです。

まだ、振り返り私をにらんでいる。わ、やな空気・・

あわてて後ろに並び直そうとしたら、若い男の子が
「いいですよ、どうぞどうぞ」と私に前を進めてくれるのです!

「本当にいいんですか?」
こっくり笑顔で答える20代の男の子。
「ありがとう、ごめんね~」

この男の子の笑顔で本当に救われたおばさんです。
自分の母親と同じくらいの私かな?
きっと、様子を見て気のどくに思ってくれたのでしょう。

何しろ、セルフレジだってまだ慣れないので、上手くバーコード読めたらいいなあとか、
カードの残高いくらあったけ、とか、あれやこれや不安を抱えながらのセルフレジ。
それでも、早くこのシステムを身につけてしまおうと頑張ってます。

一通り終え、やっとカードが
「WAON!」と鳴りました。  ああ、無事終了だ!

どこまでこの新しい時代についていけるでしょうねえ・・・

大家族の喜び

2009年09月04日 | 家族
今朝の収穫は秋みょうがです。
何年かの間にか根が点在してしまい、あちこちに芽を出すみょうがです。

当初と比べたらかなり増えました~



わが家も家族が増えました!
離れて暮らしておりますが、心はいつもひとつの家族として認識しております。

娘3人、現在息子2人+息子の予定1人+孫1人

主人は3人の息子に囲まれご満悦。
すばらしい息子たちです。娘たちにはもったいないほど・・
さほど特技や能力を兼ね備えた娘たちではありませんが(私たちの娘なので当然ですが)
相手を見つける能力はすばらしい!ぱちぱち、

その息子たちと会うのを楽しみにしているのは主人だけではありません。
実家の父はいつも彼らの動向をいちはやく把握しております。
彼らは父とのコミュニケーションも大切にしてくれます、と、言うより、
父の積極的な電話攻撃をいやな顔ひとつせず、受け入れてくれているのです。(ありがとう・・汗)

父のご自慢のきゅうりの漬物も喜んで食べてくれます。

「○○は○○だそうだ」「○○が家によってくれた」「○○は○日帰るそうだ」

先日は話がはずみ、父がスイスに岩手りんごを送ることになりました。
「おじいちゃん、宛名はローマ字でお願いしますm(_ _)m」と彼。
「やや、俺は書けないからな、○○美、書いてくれな」と父。

はて?スイスに果実を送れるのかしら? よくわかりません。

今からりんごが色づくのを楽しみにしている父。
こうして娘たち息子たちはいつも私たちだけではなく父の楽しみも作ってくれます。
いまや、父の生きがいは孫とひ孫。
81歳のひとり暮らし。
来年もまた自動車免許証を更新予定(汗)
かなり耳が遠くなりました。更新できるかしら?


そのように彼らにやさしさあふれる育て方をされたご両親、
私たちのお付き合いも大切にしてくださいます。
娘たちの事もとても大切にしてくださっております。
心から感謝でいっぱい。

この世界中の60億の人の中から結ばれたご縁。
すごいことだと思います。

今日は思いっきり、息子たちの自慢話をしてしまいました(笑

ロハスな時間~草木染めシーズン~

2009年09月03日 | 暮らし
何とも味わいのある色です。
今が草木染めのシーズン。



くるみやマリーゴールドが大きな鍋の中でぐつぐつと羊毛に色をつけ始めました。

久し振りに訪れたアドナイエレさんは草木染めの真っ最中。

一日ドライブを決め込んだクワンの社長さんと私は思わず、
「空気が違うわ~、ここは別世界ね!」

盛岡から奥中山に向かう1時間半余り、私たちのおしゃべりを止める事は不可能でした。
あら、もう着いたのね。ってな感じで、ずーっと話し続けていたのです。





目の前の草原では羊がのんびり横たわってこちらをちらりと眺め
「それ、私の毛。」と(笑

こんな一日の過ごし方もあるのですね。

心が洗われました。
心もロハスに染められました。

日頃信仰心の薄い私ですが、神様に見守られたような本日。

一番大切なものは自分の心の中にあるのだから。
目の前の出来事に惑わされてはいけない。
信念を持って進みなさい。
そして自分を愛しなさい。

と、どこからか聴こえてきたような気がしました。


アドナイエレ  主の山に備えあり・・・



マニフェスト~政権政策

2009年09月02日 | 暮らし

結局、梅雨明け宣言をしないままに夏になったらしく、
気がつけばすでに秋の空。
わが家のブルーベリーは遅く色づき始めました。

 

あたらしい政権が生まれ、マニフェストという言葉が世の中で認知されている昨今、あたらめて新政権のマニフェストを読んでみました。
(実は政治にはあまり関心のない私ですが(笑))

「雇用・経済」その中に

○ 中小企業の技術開発を促進する制度の導入など総合的な起業支援策を講じることによって、
「100万起業」を目指す。

と、ありました。

「100万起業」単純に都道府県で割ってみると1県につき2万件以上の起業。
4年間の目標とすれば、年5千件の起業。月400件。
この計算が間違っていなければ、岩手では夢のような数字になってしまいました!

勝手に起業を推進している私としてもそれは嬉しい提案。

でも起業だけならできる、問題はその後。
資本力や過去の実績のある人が起業するのと、
未経験の思い先行の個人が起業するのとでは状況が全く違うのですから。
起業した後の手厚いフォローが必要だと感じてます。

私も個人起業なのですが、社会的信用度から言ったら法人との差は歴然としております。
いろんな場面で「法人にしようかなあ・・」と考え込む事があります。
100万起業目標の中にちゃんと個人事業の支援も視野に入れて進めていただけたら嬉しいなと思います。

とにかく、子供たちや孫を思うと、早く安心して暮らせる世の中になって欲しいと強く願っている母です。


夢の実現へ向けて~いわてビジネスグランプリ~

2009年09月01日 | ビジネス・夢
夢の実現へ向けて「いわてビジネスグランプリ」が開催されます。



私はいつも観覧者ですが、
日頃応援している私の知人がエントリーを目指して日々事業計画書と格闘しております。
いろんなアドバイスを頂けば頂くほど、ぐしゃぐしゃになったり、
目指しているものが見えなくなったりしながら、
悩み、苦しみ、この関門を乗り越えようと頑張っているのです。

5年前、私が初めてパワーポイントで作ったプレゼンテーションをサンプルで開いてみました・・・ぉお恥ずかしい! 
これではサンプルにはならないなあ!
と笑いながら、でも、私はこっそり5年前を懐かしみながら、
10分間のプレゼンテーションを眺めておりました。

「3年後は100社とかかわり、1000人の顧客にその事業を紹介します」
と、私は5年前のプレゼンの中で具体的に宣言しておりました・・・

出来栄えは笑っちゃうけれど、やはり思いは変わってない事が嬉しかった!
当時、産業振興センターの方にアドバイスいただいた数々の言葉の意味はさっぱり
わからないことだらけでした。
今、こうして起業を目指して格闘している彼女を見て、
きっとそんな気持ちでいるんだろうなあって思いながら、

「ふぁいと~」と心の中でエールを送る私です。

ビジネスグランプリを受賞することが目的ではなく
そこを目指していくプロセスが大きく自分を成長をさせてくれると思うのです。

くじけそうになる時もあります。
とてもつらくてやめたくなることもあります。

でも、

5年前の自分の思いに出会ったら、
忘れていた熱いものが身体から噴き出してくるのを感じます。

テンション上がってきました!