田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

夜の闇。寒気に耐えて/麻屋与志夫

2011-03-17 09:56:02 | Weblog
3月17日 木曜日
●昨夜は第3グループも停電。
塾は休講にした。
電池の買い置きがなかったので、石油ランプですごした。
ランプはカミサンの趣味で買っておいたものだ。
暗くても、ノート型PCは使えるのがわかった。
ランプは消した。
暗闇の中でパソコンの明かりだけが頼りだ。
小説の推敲をした。

●戦時中から戦後にかけて、
父が野州大麻を原料としたロープ工場を経営していた。
小さな製綱所だった。
販売先が東北のこんど被災した地域だった。
だから女川などという地名にもなじみがあった。
金華山に出張したときには海がしけて一週間かえってこられなかった。

●帰らぬ父をまっていた。
灯火管制下の暗闇の記憶がふいに脳裡にうかんだ。
心細かった。
いま避難所ですごしている児童。
地震の恐怖がストレスとしてのこるだろう。
気の毒なことだ。
一日も早く平和な生活がもどるように祈るしかない。

●風評による不安。
流言蜚語。
街を歩いても人と出会わない。
にわかにゴーストタウンになったようだ。
福島の原発からの放射能汚染を恐れてのことだろう。
命にかかわる。
とか頭が禿げるとか。
それはもうたいへんな内容の噂だ。

●スーパーのカップ麵売り場はあいかわらずがらんとしいる。
商品不在。
米もない。
みんなが不安になって買い溜めしている。

●被災地では暴動も無秩序な行動も起こっていない。
こうした災害にあっても冷静にしていられる。
軽挙妄動には走らない。
やはり日本人はそのてん、素晴らしい。嬉しくなる。
買い溜めくらいの行動はしかたのないことだ。

●わたしたちは隣人とつながっている。
一人では生きていけない。
孤立感を深めずにがんばってください。
GGの東北の親戚や知り合いも全員げんきなことがわかった。
安心した。



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