田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

初霜。初氷の噂がささやかれる。 麻屋与志夫

2013-11-13 13:31:13 | ブログ
11月13日

●昼ごろ買い物に出かけた。

町の駅。

地元の農家で作っているいつもの味噌を買った。

大量生産のブランド品とちがい、

やさしい素朴な味がして美味しい。

●カミサンが買い物をしている間にベンチで休む。

芝生はすっかり枯れ草となった。

紅葉の終わった桜の葉が舞い落ちていた。

●通りの向こうの「かき氷屋」の看板。

みようにひえびえとしていた。

季節が冬になっていくからだろう。

●VIVAの園芸品売り場。

盆栽のような「老鴉柿」を初めて見た。

カミサンは一目で言い当てた。

さすが長い園芸歴を誇るカミサンだ。

ベニマルでは暖房がしてあった。

暖かかった。

やはり季節はもう初冬。

隣町の日光では、初霜。初氷。

●帰ってからまた原稿に向かう。

といってもどこにも原稿用紙はない。

HALのキーボードを打つ。

画面を見て考える。

またぽつりぽつりと文章を打ちこむ。

掘りごたつで暖をとりながらの仕事だ。

やはり冬がきている。

水鼻がでていた。



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アヤフヤな土台の上で生活している。あなたは? 麻屋与志夫

2013-11-13 07:42:38 | ブログ
11月13日 水曜日

●夢を見た。
悪夢だった。
怖かった。
地上げ屋が来た。
オヤジが家ごと土地を売ってしまつた。
おやじが元気だった。
わたしはまだ結婚前の独身。
二十歳くらいだったろうか。
夢の中でも嬉しくなるほど溌剌としていた。

●大工が入って家の解体がはじまった。
「どこに引っ越すの」
「決めていない。金さえあればなんとでもなる」
あいかわらずだ。
いい加減な父だった。
夢の中では喧嘩もできない。
まえに夢をみているときオヤジに殴られた。
でもわたしは幻のような存在なのだろう。
父のゲンコツはわたしの頭の中を通過した。
あのときのいやな感じを味わいたくはない。
どうせオヤジに組みついても実体は無い。
虚空を掴むようなものだろう。
――などと夢の中で考えている。
考え方は夢ではない。
わたしらしいモノの見方にちゃんと成っているから、
ますますこれは夢だと思ってしまう。
だって、若い時はそんなふうに、夢に実体がないなんて考えていなかった。
夢は現実の疲れから……。
と考えていた。
現実の反映だと信じていた。
いまは虚空。
夢。
無。
だと思っている。

●土台がぼろぼろだった。
白アリに食われてしまっていた。
こんなあやふやな土台の家に住んでいたのかと、恐怖を覚えた。

●「ほらな」父はとくいになっている。
「こんな家は、早く見捨てるべきだったのだ」

●わたしは、そうは思っていなかった。
家には精霊が宿っている。
家を解体したら精霊はどこにいくのだろう?

●そんなことを考えていたら夢から覚めた。
寒かった。
冬の間は白アリの動きも鈍くなるだろう。
古い家なので、土台を白アリに浸食されているのは事実だ。
アヤフヤな基礎の上で生活している。
地震でなくても心配なことは沢山ある。


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