田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

Aさんが逝ってしまった。 麻屋与志夫

2013-11-21 17:29:41 | ブログ
11月23日 土曜日

●四日ほどブログを休んでしまった。

でも、体の調子が悪い訳ではないから、ご安心ください。

●人並みに年末が近づいてくると、今年逝った友だちのことなどを想っている。

ブログなので、イニシャルでごめんなさい。

●二年ほど前。

ふいにAさんから電話があった。

時折彼が所属している絵のグループ展を観るくらいの関係に成っていた。

昔は、わたしが主宰していた同人誌〈現代〉に参加してくれていたので頻繁に会っていた。

東北大で哲学を学び、U字工事で名を上げた大田原高校に英語教師としてその頃は勤務していた。

東京オリンピックの頃だ。

●そのAさんから「久しぶりで飲みませんか」と連絡があった。

宇都宮で小説を書いているMさんも誘われて来ていた。

いろいろと昔の思い出話が出て、楽しかった。

●ただ、後に成って、なぜ急に酒に誘ってくれたのだろう。

と分からなかった。

●いまなら、分かる。

あれは別れの酒だったのだ。

病気で酒は止められていたはずなのに。

なぜ、それに気づいてあげられなかったのだろう。

この世を去っていくにあたり、会って置きたい友だちの一人に、わたしを選んでいてくれたのだ。

●いままで元気でいてくれれば、わたしがお酒に誘えたのに。

角川のブックウォーカー惑惑星文庫に小説を載せ出したことを知らせたい。

大切な、共に喜んでくれる友だちの一人、それも極上の一人がいまはいない。

●なんとも、寂しい限りだ。


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