3月19日 水曜日
●侘助(わびすけ)が咲いている。
白侘助で猪口咲きだ。
二、三輪。他の庭木で木障(こさ)になっている薄闇に、白い花が顔をのぞかせている。
●いままで、チョコマカと薔薇の世話で動き回っていたカミサンはもう庭にはいない。
キッチンにいる。
蛇口から水の奔流する音。
食器の触れ合う気配。
そしに煮ものの、いい匂いが漂ってくる。
●わたしは濡れ縁に腰を下している。
目の前の侘助をあいてに、夢想に耽ってる。
●白い花を眺めながら、酒でも飲みたいとかんがえている。
●喉が腫れているのだろう。
なんとなく、気だるい。
今朝から小説は一行もかけていない。
こんなことではいけないと焦っているのだが、からだがツイテこない。
意欲はあっても、気力がわいてこない。
老いたのだろうか。
●お酒に逃げることばかりかんがえている。
風邪薬をのむよりも、お酒の方が体にはいいだろう。
なにしろ百薬の長というくらいだ。
屁理屈を、頭の中で考えながら侘助とにらめっこをしている。
●そのうちに侘助が意識から消えていく。
白い花を意識している。
その意識すら消えてしまった。
●どれくらいそうして過ごしたのだろう。
ブラッキが足元で鳴いていた。
わたしの意識を現実に呼び戻したのは黒い猫だった。
●あいかわらず、白い花は目前で風に揺れている。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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●侘助(わびすけ)が咲いている。
白侘助で猪口咲きだ。
二、三輪。他の庭木で木障(こさ)になっている薄闇に、白い花が顔をのぞかせている。
●いままで、チョコマカと薔薇の世話で動き回っていたカミサンはもう庭にはいない。
キッチンにいる。
蛇口から水の奔流する音。
食器の触れ合う気配。
そしに煮ものの、いい匂いが漂ってくる。
●わたしは濡れ縁に腰を下している。
目の前の侘助をあいてに、夢想に耽ってる。
●白い花を眺めながら、酒でも飲みたいとかんがえている。
●喉が腫れているのだろう。
なんとなく、気だるい。
今朝から小説は一行もかけていない。
こんなことではいけないと焦っているのだが、からだがツイテこない。
意欲はあっても、気力がわいてこない。
老いたのだろうか。
●お酒に逃げることばかりかんがえている。
風邪薬をのむよりも、お酒の方が体にはいいだろう。
なにしろ百薬の長というくらいだ。
屁理屈を、頭の中で考えながら侘助とにらめっこをしている。
●そのうちに侘助が意識から消えていく。
白い花を意識している。
その意識すら消えてしまった。
●どれくらいそうして過ごしたのだろう。
ブラッキが足元で鳴いていた。
わたしの意識を現実に呼び戻したのは黒い猫だった。
●あいかわらず、白い花は目前で風に揺れている。
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