田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

今日から大寒。托鉢。納豆売り。新聞、牛乳配達。

2020-01-20 06:01:30 | ブログ
1月20日 月曜日
●今日から、大寒。
明けるのが、2月の3日。
もっとも、鹿沼で一番寒いのは2月13日ころだ。

●まだビニロンの芯縄を製造していた。
50年ほど前のことだ。
庭で干していた芯縄がパリンパリンに凍りだした。
あわてて庭に飛び出した。
凍ってしまったら売り物にならない。
大阪から出張してきた御田さんを待たせて、氷りかけていたロープをとりこんだ覚えがある。
それが2月の14日だった。
あのころは、塾と家業の「麻屋」と、よく体がつづいたものだ。

●それよりさらにさかのぼること20年ほど前。
千手院にはご住職がおられて、寒行で托鉢に廻っていた。
お経を唱える声が路地にながれてくる。
喜捨のおひねりをわんにいれるのはわたしの役目だった。
吐く息が白かった。
手が痛いほど冷たくなった。
お坊さんはこの寒さをどうしのいでいるのかな? 
そんなことを考えるわたしは少年だった。

●若かった母が「納豆屋さん」と華やいだ声で納豆売りのおじさんを呼び止めていた。
牛乳配達の自転車の荷台で、ビンがこすれあってカタカタと音をたてていた。
それから新聞配達の自転車のブレーキ音。
寒中の――おもいでになっている。

●わたしは、遅々として進まない小説でいま苦行している。
ああ、今日から大寒か。
がんばらなくてはな――。

●夜には、塾生が来る。
寒い中、お母さんたちが送迎してくれる。
こういう環境はすごくありがたいことなのだよ。
そんな話をしてみたい。

●蛍雪時代なんて言葉は、とうの昔に死語となっている。
勉強に励むことがいかに辛いかということは、だが今でも変わらないと思う。
そんな話をしてみたい。

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