田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

寒卵は立つ。「福は内」おいで!!――塾生おいで!!

2020-01-25 07:08:25 | ブログ
1月25日 土曜日

●春分の日の卵は立つ。この問題が、アメリカ、中国、日本の新聞をにぎわしたのは、1947年のことらしい。

●わたしの記憶ではすこしちがっている。「寒卵は立つんだよ」母にそう教わったのは小学生のころだった。1945年だった。小学生だった。

●台所にはいって、熱心に卵立てに挑戦した。立ったのか立たなかったのか覚えていない。ただ母と並んで台所に立てたことがすごくうれしかったことを覚えいてる。
「男子厨房に入るべからず」といった教育がいきとどいていた。台所にいる母のそばにいけないのが、すごく寂しかった。

●だから母とまな板の上に、きそって卵をたてようとして、失敗するごとに笑い声がわたしたちの周囲にこぼれでるのがすごくうれしかった。

●「おべっか」という言葉もわが家では生きていた。正月がおわり、客をもてなし疲れた女たちのために男がこの日だけは台所にたって食事を作った。

●むかしの、行事がすたれて季節と生活とのかかわりあいがすくなくなっていますね。この春こそ「塾生」が増えてくれないと困ってしまうので,「福は内」をやろうか「節分の豆まき」をやろう。などとカミさんと話し合っています。

●塾生おいで!! と大声で叫んでみましょうかしら。……カミさんが深刻な問題を、笑い声で受け流してくれました。

●春分まであと九日。


  
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