田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ブログのたのしさ

2007-10-24 02:46:35 | Weblog
10月23日 火曜日 晴れ
●男体山の初冠雪の写真をとらなかった。カミサンとふたたびF橋まででかけた。残念ながら、くもりだった。やはり、そのときとらなければ同じチャンスは訪れないのだな。小説や俳句、短歌なんでも同じだ。芭蕉翁がいうように。こころにうかんだことは、すぐに書きとめておくこと。そんなことをカミサンと話しあいながら郵便局へ。民営になったためではないのだろうが、すごく混雑していた。

●わたしのこのブログは二人三脚だ。ピクチャはすべてカミサンだ。こどもを生んだ時以来、やっと、ふたりでやることをみつけだした。すごくしあわせなかんじだ。ブログをつけるのがふたりとも、たのしくてしょうがない。こころがときめく。年老いると、ラブラブな感情など湧いてこないのだろうと思ってきた。しかし、このふたりでブログをつくりあげるたのしさは恋愛感情によく似ている。カミサンに戦友に抱くような感情さえ、もつようになった。

●ふたりで同じ目的をもって生きること、努力すること、精進するとはすごくたのしい。ためしてみては、いかがですか。とはいっても、失礼なことですが、わたしと同世代のブロガーがなんにんこのふたりの共作をよんでくれているのでしょうか。

●わかいひとは、ご両親にブログを書くたのしさを教えて上げてください。そこからまたいままでにはなかった新しい親子の対話がはじまるかもしれません。

●ブログに載せるという目的がある。カミサンもほかのひとたちのピクチャに関心をもちだした。ほかのひとの成果に関心がもてるということは、いいことだ。じぶんはひとりではない。だれかとおなじ趣味でつながっているのだ。それは、生甲斐にもつながることなのだ。

●さてさて、初冠雪の写真は載せられませんでしたが、そのうち雪景色がわたしのブログをかざることでしょう。

●写真は十三夜の月です。

男体山初冠雪

2007-10-22 23:18:12 | Weblog
10月22日 月曜日 晴れ
●カミサンの歯の詰め物がとれてしまった。T歯科にいくというので散歩を兼ねてお供をした。K川にかかった橋から日光方面をみたら男体山に白いものがみえた。
「紅葉も中禅寺湖あたりで、はじまったばかりだ。まさか初冠雪じゃないだろうな」
「いいえ、あれは雪よ。雪がふったのよ」
さきほどまで、うちつづく歯のトラブルで意気消沈としていたカミサンがきゅうに元気になった。
「雪景色をはやくブログにのせたいわね」
「この街からみる、日光連山の雪景色は絶景だからな。はやく、みなさんにみてもらいたいよ」
「そうでしょう。そうでしょう」
とカミサンはにわかに元気溌剌といった感じだ。

●冬がくる。いままで写真を撮る習慣がなかった。季節の移り変わりを肌で感じ、目でみてじぶんだけでたのしんできた。これからは、カメラで捉え、ブログにのせてみなさんにたのしんでいただける。楽しみが倍増したようだ。

●ともかく、失礼な話だが、景色だけは素晴らしい街だ。これいじょう、なにを望むべきか。

●写真が撮れなかったのが、なんとも残念だ。

ねこ/風船/原稿

2007-10-21 20:43:51 | Weblog
10月21日 日曜日 晴れ
●駐車場を借りている空地の上空に風船がうかんでいた。高く上がっていく気配がない。ガスが抜けてしまっていて、浮力があまりないらしい。風船に皺が寄っているのがみえる。ふわっと秋空高くまいあがってほしい。空のかなたへきえいくのをみたい。そんなわたしのねがいにもかかわらず、風にも乗れずほとんど中空にとまったままだった。

●ブラッキーが寝床にもぐりこんでくる季節になった。暖かなうちは、上掛けの足のほうに独りで寝ているのに、室温が15度以下になるとかいまきのなかにもぐりこんでくる。朝おきてみると、わたしと頭をならべてねている。「なんじゃこれ」ってかんじだ。どうもねこが寒さをかんじる温度は15度かららしい。これからが猫との距離がますます縮まる。かわいい。

●猫の匂いがからだにしみついているのか、街をあるいていると猫がよってくる。おもしろい。

●猫ではないが、わたしもこの季節になると原稿がはかいくようになる。朝飯前に5枚書いた。超遅筆のわたしとしては、破格の出来である。うれい。

●こころはうきうきとして、風船のようにどこかにとんでいきたい。漂泊のこころとはこんなかんじなのだろうか。

●ほんとうに、いい季節だ。

●ねこのぬくもりがここちよい。原稿がかける。秋の果物がおいしい。いうことなし。


マーキング

2007-10-20 18:21:44 | Weblog
10月20日 土曜日 晴れ
●しばらくぶりで、歯が痛んだ。カミサンとふたりでT歯科。帰りにスーパーで買い物をした。家にもどる。ブラッキーがおびえていた。どうして、外にいるのだ。床下の猫くぐりはあけておいたはずだ。

●強烈な悪臭だ。この臭いには覚えがある。猫のマーキングだ。猫くぐりから野良猫がはいりこんだのだ。猫だいすき人間のわたしも、さすがにこの臭いには耐えられない。せっかく小説が書ける雰囲気になってきたのにまいったな。

●ファブリーズを撒いても、仏壇で香をたいてもだめだ、コマツテシマツテニャンニャンニャニャン。猫ずきの作家さん。どうするどうするの。

●東の部屋。夏のあいだがんばりぬいた、いまは少し寒すぎる勉強部屋に撤退することにした。

●臭いはキッチンにまで漂っている。お客さんがきたら何と言い訳しょうか。

●写真は家から野良猫に追い出されてしょぼんとわたしたちをまっていたブラッキーです。


シャネルからの 四センチ四方の幸せ

2007-10-20 09:02:54 | Weblog
10月19日 金曜日 曇り夕刻雨
●カミサンが宇都宮まででかける。お供できなかった。スランプで思うように小説が書けていない。寒くなった。掘りゴタツをかけた。いちばん、仕事がはかどる場所だ。ここで今日一日はがんばってみようと思ったのだ。カミサンから電話があった。いつものことだがみごとに忘れ物をした。プレゼントをあげます、というハガキだ。「これがなくてももらえるとはおもったのだけれど」息せき切って帰ってきた。「セブンイレブンでサンドイッチ買ってきたわ」カミサンが忘れ物をしたおかげだ。ひとりだけの昼食をしないですんだ。

●一緒に出かけたかった。グッと堪えた。一人だけの家でただ寂しく原稿を書いた。書けた。ほんとうに、ひさしぶりだ。気持ち良く書けた。これでスランプからぬけだせる。

●夜、中三の英語の特訓をやった。毎年この町の学校は教科書が終わらない。特に英語の水準が低いのはこまつたものだ。塾でくらい、教科書も最後の一ページまで終わらせたい。それも今月中に。教科書の準拠版の問題集も終わるはずだ。後一冊、問題集を使えるだろう。受験戦争を塾生たちと戦っている。部下というか、戦友というか、ともにがんばるぞ。とはりきって黒板のまえで、腰をのばして、とくいのイナバウア。今日はよろけなかった。

●カミサンは小さな鏡をもらってきた。黒地に白でシャネルのブランドがはいっている。黒と白。シンプルなこのデザイン。いつみても、サイコウだ。携帯のストラップにとめてよろこんでいる。                         

●「どれどれ」とカミサンを幸せにしている鏡をのぞいた。          

●「ゲゲ」皺だらけのGGの顔があった。                    

●「あっ、そっちは、拡大になっているの」両面に開く鏡だった。わたしはカミサンに幸せをもたらした四センチ四方の鏡を恨めしくながめたものだ。

● 老書生の妻がささやかなことで幸せを感じてくれることに感謝。

猫を愛せ

2007-10-19 04:21:19 | Weblog
10月18日 木曜日 晴れ
●あれは幻の猫だったのか。幻の子猫だったのか。一週間前に迷い込んできた子猫はあれっきりだ。すごくかわいいクロトラの子猫だった。エサをあげればよかった。    

●高価な猫をペットショップで買うひと。友だちからもらってくるひと。わたしは迷い込んできた猫のめんどうをみる癖がある。いまのブラッキーも迷い込んできた。冬のことで、寒さにふるえていた。かわいそうでそのままにしておけなかった。       

●外猫用の皿にはきょうも食べられなかったエサがそのままのこっている。

●加古川市で女児が家のすぐ前で刺殺された。あまりに悲惨な事件なので悲しい。悲しいだけではない。憤りすら感じる。                   

●猫が近所で虐待されていたという。最近、こうした残虐な事件がおきるとその前兆として小動物の虐待の話がでる。残虐行為が猫から人間にエスカレートすると犯罪心理学者もいう。

●猫や犬を愛するこころを育む教育が必要なのだ。

●家庭でもっと本を読んでください。本を読み、子供の時から命を大切にすることを学んでほしい。お願いします。

●写真はブラッキーが玄関を開けてぬけだすところです。これで戸を閉めることができれば、もう化け猫ですよね。

日光 憾満ケ淵 3

2007-10-17 21:57:11 | Weblog
10月17日 水曜日 晴れ
●お化地蔵の遠景。「日光橋」をわたり神橋を左に見ながら少し歩くと左に曲がる道がある。曲がり角の、竹内物産支店というお店の看板が目印になります。20ぷんくらいで憾満ヶ淵です。

●なんどカミサンが数え直してもそのつど地蔵さんの和があいませんでした。ほんとうに化かされたようです。不思議ですね。怖いですね。みなさんも、こころみに地蔵が何体あるか調べてください。

●大谷川の川音が幽玄の世界へと誘ってくれます。ただもう心を澄ませて川音にききいってください。異次元の世界にじぶんが存在しているような心境になります。

●月末頃には紅葉も素晴らしくなるでしょう。再訪する計画をたてています。


滝尾古道 10

2007-10-16 21:29:34 | Weblog
10月16日 火曜日 晴れ
●子種石。わたしたちには関係ないな。……と思ったが、さにあらず。おたちあい。息子が結婚したではないか。健康な子供が授かるよう、安産でありますようIちゃんのためにも祈った。


滝尾古道 9

2007-10-16 21:13:18 | Weblog
10月16日 火曜日
●滝尾稲荷神社。周りの緑に赤が映えていた。お稲荷さん大好き。狐さんもすきです。わたしの名前は正一。よく正一位稲荷。正一稲荷。お稲荷さん。とあだ名された。その幼児体験からきているのだろう。お稲荷さんときいただけでなつかしい。狐さんは、いま九尾の狐のことを書いている。だから狐さんもだいすきです。


滝尾古道 8

2007-10-16 13:59:44 | Weblog
10月15日 月曜日 晴れ
●白糸の滝。このあたりは天狗沢。沢から上を見れば杉の緑があくまで濃く、静寂がただよっている。白糸の滝に心を向けると、滝の流れ落ちる音がにわかにひびいてくる。白い瀑布と緑の調和がすばらしく浮世の垢を洗い落としてくれることうけあい。しばし、俗世を離れ静かなときを過ごしてください。

●「われ世俗の塵埃にまみれること七十有余年、この白糸の滝を心に受けて、再生を誓わん」
そうした古風なことばが浮かぶような寂びた風情があった。いままでの生活を捨てて小説家としてこれからは生きていきたい。そう願った。