名作家 名作残し 幕を閉じ

2010年07月18日 | 僕…
劇作家…つかこうへい氏が亡くなりました。
僕が芝居を始めた時…大ブームの作家です。
芝居が解らない時に…初めて出逢った作家です。

21歳の時に…芝居を始めて観ます。
「どん底」と云う…ドス暗い芝居でした。
その次に…「熱海殺人事件」と云う芝居です。

刑事は…平田満さんでした。
部長は…三浦洋一さんでした。
金太郎は…加藤健一さんでした。

度肝を抜かれ…これが芝居と思いました。
新劇のエリアにいながら…つか作品をマネました。
そして何本も…つか作品を追い駆け観続けていました。

「広島にー」の…かとうかずこさんは素敵でした。
「いつも心のー」の…風間杜男さんは格好良かったです。
「蒲田行進曲」の…柄本明さんは怖いくらい面白かったです。

タレントを…役者に育てました。
戯曲を見事…ドラマ映画化しました。
小説もエッセイも…楽しいものばかりです。

先日の井上ひさし氏と共に…名戯曲家が去ります。
戯曲は残りますが…その作家の生の台詞は消えます。
舞台は生のものです…だから作家も存在しなくてはダメです。

心・身体・思い出に残る…つか作品を大切に取って置かないとね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする