その汁で あなた本当に 大丈夫

2010年12月20日 | 僕…
昼食の混雑時の…つけ麺屋さんです。
僕は急いで食券を購入し…入店します。
行列も出来始め…店内は騒然としています。

僕の注文は…W辛つけ麺です。
年末疲れで…ストレスは満載です。
こんな時は…無償に辛いもの注入です。

麺が茹で上がり…汁が配られます。
少し赤味が薄目の…僕のつけ汁です。
そして麺が…各お客さんの元に運ばれます。

早速…僕はつけ麺します。
しかし…全く辛くありません。
むしろ…味噌味濃厚のつけ汁です。

僕の隣の青年のつけ汁は…真っ赤です。
彼は食べる度に…水をがぶがぶ飲んでいます。
そして口にする事に…「うっ!」と唸り声を上げます。

彼の前には…《味噌つけ麺》の食券です。
僕が彼の《味噌つけ麺》を…食べてます。
そして僕の《W辛つけ麺》は…彼の元に運ばれてます。

しかし今更…間違えを告白出来ません。
何故なら…僕等はかなりの量食べてます。
また彼はこの店の味噌つけ麺が…辛いと思い込んでます。

辛さに物足りない僕は…七味を掛けます。
隣の彼は…つけ汁に麺をつけずぬ食べ始めます。
唸り続け麺を飲み込んだ彼は…半泣き状態で店を後にします。

ちなみに…
《味噌つけ麺》と《W辛つけ麺》は同じ値段です。


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