昔から応援して頂いていました。
以前の劇団を去ることになった僕です。
その最終公演にいらしてくださったのです。
手を握り思い切って報告します。
そこで僕は退団の旨を知らせます。
すると驚愕なさってこう言われました。
「あなたは舞台を辞めてはいけない!」
「絶対に舞台を続けなくては駄目ですよ!」
「いつでも待っているから舞台に戻ってきなさい!」
涙が溢れました。
舞台を辞める覚悟でした。
でも叱咤激励して頂きました。
その言葉もあって続けました。
そして劇団も立ち上げもしました。
今は舞台活動をまだやっている僕です。
13年前の言葉は心に残ってます。
あの時の風景はまだ頭に焼き付きます。
絶対に舞台を続けてやろうと誓った僕です。
それからも名古屋から観にいらしてくださいます。
劇団の友の会も入会して頂き感謝祭も来て頂きました。
僕とお母さんを巡り合わせて頂いた息子さんも一緒でした。
最近お疲れの様子でした。
前回の観劇はお休みでした。
先月の公演はいらして下さいました。
その時も満面の笑顔でした。
美味しい差し入れもありました。
またの再会を約束して帰られました。
4日の朝メールがきます。
息子さんから訃報の報告です。
3日にお母様が亡くなったとの事です。
愕然でした。
叫びました。
涙が出ました。
会いにいかなくては。
最後に絶対言わなくては。
あの時のお礼をしなくては。
今日の告別式で焼香できました。
そして「ありがとう」のお礼が言えました。
お母さんの住んでる名古屋にやっと行けました。
優しい笑顔でした。
僕も笑顔でお会いできました。
「ありがとう」のお礼が言えました。
そして舞台を続ける誓いをしました。
大きくなく強い劇団にする決意をします。
これからも空の上から観てくれる約束をしました。
ファンの応援は嬉しいです。
お客さんの助言はありがたいです。
心に残る言葉は役者を変えてしまいます。
毎回名古屋から来て頂きましたね。
今日は僕が名古屋にお邪魔しましたよ。
何故かいつもお会いするのは日曜の昼ですね。(笑)
ご冥福をお祈りします。
「百武三枝子」お母さん
次回公演は来年1月です。