-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

久しぶりに「おさいど」に参加ました。

2014-02-25 18:15:11 | 行事

 古文書が続いて、お疲れかと思いますので、今回は古文書を途中でお休みしまして、全く別の内容です。

 平成26年度2月24日に畑沢(上畑沢)で、「おさいど」がありました。昔は下畑沢、中畑沢、上畑沢の三ケ所で行われ、かつ、1月16日と1月24日の二回でしたので、全部で3箇所×2回で計6回あったようです。ところが、おさいどをする人が高齢化し人数も減ったので、たった一つのおさいどになってしまいました。実施する日も、厳冬期に実施するのは大変だということで、2月24日に落ち着いたそうです。「小さいことにこだわらない」おおらかな決め方です。私もおおらかなことには、いつでも大賛成です。

 さて、おさいどの準備は、午後1時から直ぐに始まりました。最初にやるのが、道路からの絶壁を登ることです。道路の除雪が徹底されていますので、舗装面が常に現れています。道路の周囲には、雪が積もっている上に除雪の雪がさらに覆いかぶさり、4mほどの壁があります。おさいどの場所は、その上に作ります。そこまでの階段作りを行いました。今年の雪は、ぎっしりと詰まっていて、スコップでの作業は大変な苦労です。ようやく階段ができると、持ち寄った萱(かや)や藁(わら)でおさいどを作りました。昔は山から切り出した柴で骨組みを作り、その周りに藁を括り付けました。ところが、近年、藁がありません。コンバインで刈りますので、藁は田んぼに切り刻んで置かれたままです。代りに登場したのが萱です。萱は背丈が高いので、柴の骨組みを必要としません。そのまま、立てかければ形になります。

 実際に点火するのは、夕方の6時でした。オリンピックの聖火台への点火とは異なり、飾りっ気なしに「どれ、しぃつけっか」です。十分に乾燥していますので、瞬く間に燃え上がりました。大きな炎が天に向かって立ち昇りました。地域によっては、掛け声があるようですが、畑沢では何も言いません。でも、習字で書いた紙を棒に刺して炎にかざして、炎上させる習わしがありました。紙が燃え上がるれば上がるほど、字が上手くなると言われていました。私はこれをした記憶がありません。そのためでしょうか、字が下手なままに還暦を過ぎてしまいました。

 火が燃え尽きると、道路の向かい側の「延命地蔵堂」に集まりました。特段、何らかの経を上げる訳ではないのですが、めいめいが手を合わせて拝んだ後は、持ち寄った料理と飲み物を拡げられます。美味しい赤飯、五目飯、漬物、餡子餅等々いろいろ御馳走になりました。話が弾んで、コミュニケーションの場となりました。普段は聞くことができない、畑沢の貴重な話が沢山、出てきます。懐かしい人々の名前も出ています。