常盤小学校又は常盤中学校から畑沢へ帰る途中、荒町を過ぎていよいよ畑沢に入ろうとする位置に、松母という荒町地区の墓地があります。この墓地のコワーイお話は、以前に投稿しました。
荒町側から松母に入る道は、結構きつい上り坂になっています。左側には杉が高く林立し、右側にも広葉樹が道路に覆いかぶさるように枝を拡げています。そのため昼でも薄暗いのに、夜の松母はまさに「真っ暗闇」です。私はスビタレであることを自覚していましたので、松母を怖がる気持ちは当然です。でも、怖がっていたのは、私だけではなかったようです。過日、兄と話していたら兄も怖かったというお話でした。兄は勇ましい人ですので、怖がっていたというのは意外でしたが、私のスビタレ程度が異常でなかったことが証言されました。
その松母が今や大きく様子が変わっています。写真を見ていただくと分かりますように、道幅を広くして勾配も緩やかし、脇の木々は刈りはらわれていますので、道の上には青空が明るく光っています。しかも、明るい光は道端にも降り注ぎ、美しい花々が咲き乱れています。お陰様で、墓地にまつわるコワーイお話は聞けなくなったようです。
ところで、咲いている花々は、キバナニガナとヒメジョオン(北米原産の外来種)かなと思います。松母にも外国の花が咲いています。