去年の12月初旬に、「冬 ちちゃこいチョンパ飛んでたけ」を投稿しましたが、その名前が分からないままになっていました。去年の11月22日に背中炙り峠の楯跡で見たものです。ずっと、しつこくあれこれ考えていたのですが、分からないものは分かりません。調べるための基礎的な素養が全くありません。それが、ついさっき分かってしまいました。先ほど帰ったばかりの来客が、いとも簡単に「フユシャクだよ」と教えてくださいました。さすがは分かる人は分かるものです。
フユシャクとは、尺取り虫の成虫が冬に活動する蛾の総称だそうです。蛾は「ガ」ですから、先の投稿で「チョンパ」なる文言を用いたのは不適当だったようです。しかし、素人の私が見た限りでは、「チョンパ」でした。
この蛾は、生殖のために冬に雄が活発に飛び回り、フェロモンを頼りに雌を探すのだそうです。雌は羽が退化しているので、飛ぶことができなく木にしがみついているとのことでした。そうすると、この羽を持った個体は雄ということになります。しかも蛾には珍しい昼行性でした。
それでは、種の名前は何でしょう。どうせ私が考えても手がかりはありませんので、「フユシャク」のキーワードでインターネットの画像検索をしたところ、似たような画像が出てきました。似ているのは「クロスジフユエダシャク」でした。それでも断定できません。基礎的な素養がない者の弱点です。ここまでが私の限界です。