先月13日に畑沢地区生涯学習推進センターで、背中炙り峠などの報告をしてから約3週間ぶりに畑沢へ出かけました。今冬は暖冬のために雪融けが早くなっています。山の雪が融けてしまう前に峠の調査をしたいと思いました。
畑沢へ行く途中の袖崎も尾花沢も全く雪がありません。畑沢も完全に雪が融けてしまったのではないかと焦りましたが、畑沢に入ると雪が残っていました。むしろ山の雪は調査するには多すぎました。
雪融けが早いと、春の花も大分早く咲いています。フキノトウの花が開いてしまっています。
千鳥川のほとりの柳も御覧のとおりです。
例年ですと雪融け水で溢れるような千鳥川も、今年は穏やかなものです。もう水は澄みかかっています。
千鳥川の支流の小川には、ショウジョウバカマが咲いています。例年は五月の連休に撮影します。
同じ場所には、キクザキイチゲです。この時は曇っていましたので、花は全開していません。
小さな沢に入ると、さすがに雪が沢山残っています。
その同じ沢でも、雪が融けている場所には、早くも猪が活動している様子が見られました。水気の多い場所をかき回していました。でも、猪の姿を見たことがありません。見たいとも思いません。スビタレですから。
足跡が残っていました。蹄が二つに分かれています。
少し離れた場所には、動物の糞が転がっていました。私も山男(山の中の男)ですから、野兎、カモシカ、熊の糞の区別ぐらいできます。しかし、この糞は初めて見ました。これは猪のものでしょうか。糞の中には木屑のようなものが混じっています。あまり美味いものを物を食べていないようです。
この沢には湧水が豊富です。その一つを掃除してきました冬の間に、落ち葉が沢山積もっていました。毎年、掃除をしないと埋もれてしまいます。この写真ではまだ汚い感じですが、しばらくすると緑が出て趣のある姿に変わります。