平成29年4月10日、雪が融けて地面が現れてきたので、少し作業をしに畑沢へ出かけました。前日は日曜日、通勤ラッシュがない分だけ道路を通行しやすいのですが、あいにく曇り空でしたので月曜日に延期しました。待っただけのことがありました。快晴です。
NHKテレビの気象データによると、尾花沢市の積雪はゼロになってからしばらくになりましたが、畑沢はそうはいきません。まだ、田んぼには雪が残っています。でも、4月15日の畑沢の祭までには全部消えてしまうでしょう。
山の斜面は、田んぼよりも早く雪が消えています。山肌が見えました。5、6年ほど前から始まった楢枯れで枯れた樹木は、しばらくは立ったまま枯れていましたが、やがて根も朽ちてきて上部の重さを支え切れなくなり、無残にもあっちこっちにひっくり返っています。、
春の日差しを受けて、「関嶺様」と拝まれてきた石地蔵も気持ちよさそうにしていました。この石仏の形は地蔵であることは間違いないのですが、関嶺様と拝めば、誰が何と言おうと地蔵ではなくて関嶺様です。
畑沢での用事を済ませて、宮沢地区の知人を訪ねました。その宮沢地区からは四方の山を眺めることができました。畑沢方向には、大平山(ほうざやま)と甑岳が見えました。下の写真の中央が大平山で、その右側で少しでかい顔をしているのが甑岳です。二つの山は接近しているように見えますが、実際はかなり離れています。間にもう一つ大きな山が存在しています。
大平山からずうっと東に目を移すと、御堂森が特徴的な姿を見せていました。4月23日に細野地区の行事に参加して、この山に登ります。常盤中学校の先輩方に会えます。
宮沢地区で、季節外れの光景に出会いました。4月も半ばになろうとしているのに、まだ白鳥が田んぼで餌を食べていました。白鳥は2月から3月には、北へ帰ると思っていたのですが、どうしたことでしょう。確かに最近は北帰行が遅くなっているとは聞いていましたが、これほどまでに遅くなっているとは驚きです。温暖化と騒がれているのですから、その理屈から考えれば逆に早く帰るのが道理だと思います。それが全く逆です。北帰行を遅くさせる要因は、日本の餌が良いとか、北国が棲みにくくなっているとか、いろいろな事情があるのでしょうか。
静かに近づいたのですが、さすがに野生動物です。私の気配をちゃんと察知していました。全部の鳥が私にそっぽを向いています。私の野性味は大したことはないようです。
遠くに月山が見えました。山形、天童、東根からの月山は葉山の左に見えますが、宮沢地区からは右側に見えます。月山の裾の部分は、立谷沢川の支流「にごり沢」等によって大きく浸食されて、月山特有ののっぺり感がなくなっています。