見事に実った三番瀬運転会
会員番号31-117
岸田 弘 様
10月18日(日)ふなばし三番瀬海浜公園での運転会に参加してきました。
これは一週間前の11日(日)幕張海浜公園で開かれた運転会同様、OSLSC関東のメンバー青木さんが「千葉に(ひめはるの里に代わる)常設運転会場を造ろう!!」と活動している運動の一つが実ったものです。「ミニSLのために公園のスペースを貸してください」という青木さんの呼びかけに三番瀬海浜公園様から「検討したい」とのご連絡をいただき、本年5月にテスト運転会を実施。公園業務課や職員の方々に体験乗車をいただく中で評価を得て、10月から来年3月までのトライアル運転会が決定したものです。この間の様子は会報19号で青木さんが紹介していますのでお読みください。
この日は三番瀬海浜公園様主催の「ベイパークフェスティバル」のイベントの一つとして「フリーマーケット/釣り大会/カヌー体験」等と一緒に「ミニSL運転会」が開催されました。
線路は青木さん所有の半径2.5mの曲線に直線を加えた全長62mの小判型レイアウト。このため入線はコッペルや2軸電動車に限られてしまいましたが、「出来ることから着実に…」という青木さんの主旨に手を挙げた栗原さん(コッペル)、蕪木さん(自由形2軸電動)、岸田さん(長崎電気3000系)、青木さん(コッペル)の4人4台と、運転協力の玉田さん、保線協力の加納さんが参加。まさに「手づくり運転会」となりました。
62mの線路に4台の車両。しかも分岐ポイントがないため一台が運客を始めると全車が一斉に走らなければならない「メリーゴーランド状態」のため、岸田の車両は午前中展示車として待機させ、本人は乗客呼び込みと乗車手伝いをしていました。
三番瀬海浜公園の悩みは主な行事が「三番瀬での野鳥観察・潮干狩り、流れるプール」等のため夏場はともかく秋から初夏までのオフシーズンの集客のようです。この日も残念ながらお客さまが少なく、公園側が用意した乗車券は84枚しか捌けず、運客よりもほとんどが運転会モードに…。
兄弟一緒に
それでも公園職員から自分で切符を買い、嬉しそうに乗り込む子供たちの笑顔に元気を沢山もらいました。この日はこの切符を記念に持って帰ってもらいましたが、これも子供たちへの良きプレゼントになったようです。
この日のトピックスは青木さんのコッペル投炭術。石炭5~6個を飴玉のように新聞紙で包み、50m走る度にこれを一包みずつ火室に投げ込むこと。片手で正確な投炭ができ一定の火力を維持できる素晴らしいアイディア。「一粒50mのグリコのように、一包50mのエネルギー供給」です。
三番瀬公園様からは11月15日、12月20日、1月17日、2月21日、3月21日の使用許可書をいただき、先ずは毎月の開催が確定しました。これに合わせ、早速青木さんが予定地の駐車場スペースの測量を開始していました。次回は、線路長が増えるかな~。おかげで八王子での運転会と合わせ月2回の運転会が出来るようになりました(11月は日程が重なったため、どちらかを選べる贅沢な状態に…)。
青木さんが春に蒔いた種が見事に実った秋の一日。この日の私の収穫は、隣のバザーで手に入れた新鮮で安い「梨・りんご・さつまいも」という秋の味覚も加わりました。