先月の初雪の図。
この雪・畑は白く染まったが、舗装された道路はすぐ解けるような、量だったね。
でも、初雪!(ところがよ~、ほんの序章!この次の週からすごかったね~)
群馬と言うと、雪深いイメージがあるらしいが、東の地、T市辺りは、ほとんど降らない。
なので、ちょっと降っても、交通は混乱だ。
子供の頃は、雪が降れば、それはそれは楽しかった。
学校も、授業をやめて、雪合戦の時間をとってくれた。
大人になって、雪が降ると天気予報が語れば、「困った」となる。
僕らは、大切な何かを、どこかに、置き去りにしてしまったに違いない。
高校でサッカー部・そのお子様は、もうね、小学生からやってる子がほとんど。
息子の学校は、普通科とスポーツ科というのがある。そうなると、体育部はスポ科が多い。
息子は普通科だが、部の仲間はスポ科、スポーツのつわものだ。
中学校2年の11月・仲間に誘われ(部員が少なくてイレブンが組めず、まあ数合わせか?)サッカーに入る。
2人だけの陸上部に入っていたが、サッカーは好きだったようである。
陸上だったので、足は速かった。その速さ、逃げ足の速い親に似た・・・・・・
試合ではグランドに立ってるだけでも良い、と言われた彼も、運が味方し、県大会も経験した。
その勢いで、高校もサッカー漬けの日々だ。
ずっとBチーム。
正選手など遠くで、そしてその控えにもなれない位置だ。
それでも、埃まみれで、ボールを追っている。
試合では、応援団長の位置だ。
練習試合なども、A戦・B戦と別だ。中にはCチームだってある学校もある。
「俺は人一倍、練習し、仕事もサボってないのに、何故、サボるやつがレギュラーなんだ」と、家で、泣いたこともあった・・・
とある日・・・見慣れないユニホームが干された。
レギュラーのアウエイでのユニホームだ。
来年は3年・・・・引退も近い時期だ。
その「公式戦」の後半残り5分。
彼は、グランドに立ったらしい・・・・・(A戦でもなく、いきなり公式戦だ)
試合は6対1・圧倒した試合。その5分に、仲間が「彼を出すことを先生に進言」、先生も、こうした機会をうかがっていたのだろう・・・
嬉しそうな彼だった。1日中、ニコニコしていたね。
努力が報われた、瞬間、夢の5分だったに違いない。
最初で最後の、事態であろう・・・・・
「どうした?ボールタッチできたか?」
「さわれたさ!ボールも上げたぜ!」
おれも、ちょっと旨い酒、飲ませてもらったぜ!
やつは、人間どもの、そんなドラマもなんのその・・・・
部屋に干した、女房の布団に、ひたすら丸くなっていた!