

ついにと、言うべきか、やっとと、言うべきか、偉大なるJAZZピアニスト「二村希一」氏のトリオのアルバムが、リリースされた。
かなり、非常に嬉しい!
ピアノをピアノらしく奏でるに、この人ほど奏でられる方は多くない。
僕が初めて二村さんを、ライブで聴いたのは、アケタの店。
20年以上も続いている、原田さんや、高尾さんと言った、気の知れた仲間との演奏だ。
そこでは、二村さんがリーダーで、かれの選曲の偉大なアメリカのピアニスト達のペンによる曲が演奏され、幸せだった。
近いところでは、某太鼓叩き氏の、しろうえん(披露宴)!
押さえ気味・場をわきまえた「歌伴」のような演奏だったが、そのピアノを弾く後姿を見ているだけで幸せだった。

マーサ三宅さんの、伴奏を長く勤めている、3人。
二村希一(P)高尾幸宏(B)安藤信二(Ds)のトリオであるが、その演奏、息もぴったりで、スタンダードから、彼が好きのようである、ダラー・ブランドのコアな曲まで、うれしい13曲の構成である。
僕の様に地方の人は、以下にアクセスで購入が早いかも?
頼んでから、翌日には届いた!
こちらにアクセスGO!
何と表現したら良いだろうか?
スケールが早いとか、細かいパッセージがスリリングとか・・そんなんじゃなくて、彼の音楽の抱きしめ方、その音楽の掴まえ方が、素敵なのだ。
時に優しく・時に華麗で、音楽を押し付けない彼のピアノこそ、癒しや次に向かう力を、そっと与えてくれる・・・そんな、ピアノなのである。
こうした、JAZZピアニストが、僅か2枚のアルバムしかリリースしていない、今のJAZZシーン(ベーベーはね・・沢山出てるがな・・・)の貧困を、僕は嘆くな。
待望のリリースである。
静寂と共に、やってくる、黄昏、そんな時間・・・彼のピアノと少し苦い珈琲があれば、何と幸せだろう?
二村希一を聴きなさい!


1曲目・「マイ・ロマンス」に見るリリシズム。
9曲目・「ハーレム・ブルース」・フィニアス・ニューボーン曲だが、ファンキーで3者の絡みがお見事!なのだ。
などなど、全曲感想を語りたいような仕上がりである。