★ビッチェズ・ブリュー +1・「BITCHES BREW」・マイルス・デイビス・SRCS-9714 - 9715 / 定価¥2,940(税込)
こちの方も、僕なんぞが、色々薀蓄を垂れると、沢山のお叱りを受けそうなので、語らない。
アルバムの話しならよ、俺の感想だから、許せ。
70年代の大問題作などと言われたが、俺にも「問題作」だった・・・・。1969-1970年録音だ。
そこまでの、マイルス・・・いや、『マイルス・イン・ザ・スカイ』の前までのマイルスは、皆が、惚れたように、見事だった。
追っかけた、LP・数知れず・・・・
もつろん、こりぇもかっただす・・・LPで!
聴いたさ・・・んが、どうにもこうにも、良いとは言えず、心地よいJAZZとは無縁で、2度と聴くことは無く・・・やがてLPも、売り払い、他のLPに化けたか、学食の飯に化けたか・・・であった。
そもそも、この8や16なんぞのビートで繰り出されるJAZZがダメだった・・
そうですよ~そうですよ~わしゃ、保守的ですよ~~と、マイルスと決別したのであった・・・
ジャック・ディジョネット レニー・ホワイト ドン・アライアス・・そして、チック・コリアやショーターと、後にフュージョンの世界で活躍のお歴々、群雄割拠のアルバムでもある。
どうしたわけか、今年、タワーで見かけ・・手に取り・・気が付いたら、購入してしまったのであった。
70年・・出たばっかりに聴いたときの、あの嫌悪感や、音楽としてどうよ?と思った、疎外感は無く・・思わぬ部分に、心揺さぶられたりした。
いいじゃん!
マイルスが、はるか先を行っていたのかね?
で、俺も、少しは年を取って、大人になったか?
ちなみに、これが出た頃、フュージョンのマイルスなどと言われたが、ルーツのアフリカを咀嚼し、ファンクな音に僕には聴こえるのだった。このファンキーな部分が、今にして分かったのかな?体が反応するのかな?と、思うのであった。
やはり、問題作なんだべな・・21世紀の今でもさ。