G県の桐生と言えば、そこそこ大きな街なのだが、いやはや、やっぱり旧市街は、シャッター通りで、午後の7時には店の明かりもちらほらだぜ。
これは、5月26日の話な。
いや、めったに桐生には来ないのだが、JAZZライブがあるってんで、女房とやってきたのだ。
「ジョルジュ」って店な。結構しゃれてて、バックバーには旨そうなのが並んでいたぜ。
で、今日は運転手なので、こーしーな!参ったのな!
JAZZは酒だよねぇ・・・・・・
おっと!
ひさびさの原田俊太郎トリオだ!
相変わらず見事なスチックさばき。
うっつくしい、シンバルレガートを奏でていたぜ。
実は、このトリオは初めてなので、ワクワクして出向いたのだった。
そう、ベースもピアノも初めての奏者なんだ。
俊太郎氏からは、最近はこのメンバーが多く、「いいよ~~」「聞いてよ~~」と、事前に・何度も、聞かされていたのさ。
さて、若手のバリバリのベース・岸徹至である。
ちょっとプロフィールな!
武蔵野音大ホルン科・洗足学園ジャズ専科で、ベースを学ぶ。自身のバンドや、「ミス・サイゴン」「ライオンキング」などのミュージカルと、幅広い活動を繰り広げているようである。
いやはや、若手は巧みだよな~、ものすごく早いパッセージをやっつけるぜ。
バックに回ってのウオーキングもしっかりしてる。こうした、ジャズJAZZしてない幅広さは、俊太郎氏のトリオには、ピッタリと感じたね。
このキャワユイベーベーは、ピアノしき(弾き)の佐久間優子さんである。
こちらのプロフィールな・な!
東京音大ピアノ科卒業。25歳の時ジャズピアノを北条直彦氏に師事。2000年を過ぎてから本格的に活動を開始。自身のトリオやライブやフェスで精力的に活動中である。
いや、驚いたさ!
指がこちらも良く動く。10本以上指があるんでないか?と思うほどな。
しかも、緩急を心得ていて、歌心もしっかりあるわな。
スケールも美しい。
惚れたか?いや・・俺がじゃなくて・・・・
それほど長い活動歴ではないトリオだと思うが、息もピッタリ合ってたいしたもんである。
写真・おいちゃんのピン芸。ハイハットを巧みに操って、客を沸かしていたぜ。
客や店の要望もあったか?スタンダードをかなり織り交ぜたプログラムだった。
それがまた、良いと思ったね。
ファーストセットは、ジブララルタルで熱く突入・フー・キャン・アイ・ターントゥ(この曲は、オスカー・ピーターソンの演奏がオラ好きだ)・そして「イパネマの娘」・シェルブールの雨傘な。
シェルブールはおっちゃんの好みだんべな~~
さて、ベーベーのさしんもう1枚ね~~
セカンドセットは、聖者の行進とか、ベイシーの演奏で有名な「キュート」とかで盛り上がったのだった。
選曲もそうだが、セカンドセットはベース氏の、チューバをを先頭に、楽団が練り歩き、ブラスのJAZZで客を沸かせたり、嗜好もこらし、自由さを増した、俊太郎の新しいトリオであった。
暫くは、このトリオが続きそうな気配・・・・いいね。
アンコールはね、太鼓叩きの8ビートを、オラ、初めて聴いたのだ。
もう、客席はノリノリで、若いおにいちゃんや、ベーベーはね、前に出て踊りだすしまつだったぜ!
ところでな、こうした地方のライブはさ、義理で来るような人も居るのだと思う。
僕の隣に座った、年のいったベーベーと、若いベーベー、そして団塊氏の3人組な。
そのおばはんベーベーがうるさい!
演奏中もうるさい・酒が入るからさらにうるさい・・・
周りがへきへきして、目で「お静かに」合図するのだがうるさい・・・
その話し「あの店はぼったくる」だの、およそ関係ない話でうるさいのだった・・・
俺?
たまらず、注意したのさ。ファーストセットの終わりごろ、たまらずね。
残念だったな・・・・これだけはさ。まあ、わが身に返して気をつけねば・・だな。
さて、演奏前のトリオの画像で、お口直しだぜ。
オラが、店に入ろうとしたら、偶然の遭遇であった。
いい雰囲気のトリオでしょう?
また、このトリオ聴きにゆくんべ。お上りすっかな。