
田中正造没後100年の今年は、行政・民間含めて様々な行事が行なわれている、栃木県と群馬県である。
博物館や美術館も、田中正造に焦点を当てた企画が組まれている。

石灰の産地で栄えている旧葛生町(今は平成の大合併で佐野市だが・・)も、石灰で財をなした吉澤家の寄贈で、この美術館がある。


現在群馬県太田市が所蔵し、公開されていない丸木さんの「足尾鉱毒の図」がここで見れるというので、女房とやってきた。
圧倒される絵画に立ち尽くした・・・
小口一郎木版画も、生で見られてGOODだった!
写真と現物では、別物だわ・・・写真はほとんど再現しないのじゃないかな?

石灰の町は、美術館の敷石も石灰岩で、古生代、フズリナの化石だらけであった・・・


道を挟んで建つベンチもね・・・化石だらけだわん!

合併前この辺りは行政の中心だったようで、旧役場や公民館や図書館などが立ち並ぶ。
美術館の反対側は、今も図書館や公民館として使われ、その一角に「葛生化石館」があった。無料で見ることが出来るのもいいねぇ。


日本中の石灰岩の展示なども行なわれ、石灰岩も場所によって色や質感がちがうんだと、わし、知っただよ。
この辺りで算出の化石や、寄贈された世界中の化石・・・
そして、実は原人ではなく、歴史年代の骨だった、あの「葛生原人」のコーナーもあるでよ。
楽しい、充実な半日であった!