おジャ魔女どれみと徒然

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シーノーイーヴルについて、その神の申し子

2024-09-21 12:45:00 | ホラー映画

 『シーノーイーヴル2』の前作となります。
 第1作がないな残念だな思ってたらアマプラで配信されてたやったぜ。

 ストーリーは、

 通報を受け、とある民家を訪ねた警察官のフランク。
 しかし、そこで謎の男により相棒を殺され自身は腕を切り落とされる重傷を負う。

 男は逃走。事件は未解決のまま4年が経つ。

 フランクは警察から刑務所へ務めを変え、廃ホテルの清掃という、受刑者の奉仕活動を監督するため引率をすることになったが……

 まぁ、そない面白い作品ではないがw
 普通のスラッシャー。ジェイコブ登場が面白さのピークかな。

 ヤバい母親の虐待とかジェイソン的な要素もあり。本当のテンプレですねw
 1時間半の映画ですが、すっげぇ長く感じた。

 そう考えると、この前見た『みなに幸あれ』も同じくらいの尺だけど、あれは短く感じたんよね。
 あんま面白くはなかったけど、先が気になるってのはあったな。
  
 テンプレでいいよと思うこともあれば、それならそれで退屈という。
 ホラーってのは見なきゃ分かんないからどうしようもないとはいえ、発掘は大変な作業。

 どっかに怖い作品はないもんかねぇ。
 では、また。




ノセボについて、その幸運の靴

2024-08-31 11:48:00 | ホラー映画

 ファッションデザイナーとして働くクリスティーン。
 夫と娘、家族と仕事に恵まれ幸せに過ごしていたが、ある日、クリスティーンは悪夢にうなされる。

 悪夢を見てからクリスティーンは原因不明の体調不良に悩まされる。
 そこへダイアナと名乗るハウスキーパーが突如訪れ……

 
 フィネガン監督2作目。
 今作は謎の病気と謎の女と。

 フィネガン作品はコンセプトの分かりやすさが良い。
 映画の見始め、一気に作品の中へ入り込める。余計な設定がなくて集中しやすい。

 まぁ、今作はちょっと序盤、話長いが。
 ただ、ダイアナの目的。ダイアナとクリスティーン。フィリピンとアイルランド。

 2人の対比、交差。話の引きは格別。
 ラストがとにかく気になる。過程の描き方が本当に絶妙。

 ダイアナはフィリピンの魔女である『オンゴ』と分かり。
 クリスティーンはその祈祷にのめり込んでいく。

 映画の題名である『ノセボ』はプラセボ効果の逆。
 プラセボ効果は塩や砂糖を薬として飲むと病気が治る思い込みの作用ですが、逆にノセボ効果は思い込みにより病気になってしまう作用のこと。

 徐々にクリスティーンとその家族を包む暗雲。
 不安を助長させるタイトルです。

 前作の『ビバリウム』を見るに、今作はどういう結末に至るのか非常に気になりましたが。
 今作は意外にシンプルでしたw 復讐ね。そう行き着く訳か。

 今回は伏線やら大分回収出来てたし、よく出来た話。
 それはそれでイマイチだけどw 完成されたはされたで何かな。

 めちゃくちゃワガママ言うてんのは承知だが。
 胸を突くような展開ではなかったかな。

 ただ、どんどん導かれるような。
 話のスムーズさ。何より観客を引き付ける、映画に力を持たせる技量。
 
 これからフィネガン作はどんどん追いたいと思う。次作も楽しみ。
 では、また。



ビバリウムについて、その「育てれば解放される」

2024-08-24 13:34:00 | ホラー映画

 アイルランドの奇才、ロルカンフィネガン監督作。異色のホラー映画。
 
 教師のジェマと植木屋のトム。一組のカップル。
 一緒に住む家を探すため、不動産屋を訪れる。

 そこで集合住宅地『ヨンダー』を紹介されるが……


 UNEXTを見てたら目についての視聴。
 突如迷路になり出られなくなった住宅地。置き去れる荷物、奇妙な子供。

 設定自体はありふれてるかなとは。
 まぁ、独特な世界観で引き込まれはする。先がとにかく気になる。

 子供も意味分からんくて不気味。1年足らずで成長し大人になって。
 エイリアンなんか怪物なんか。どんどん不気味さが集約して、ラストへの期待が高まる。

 が、結局何も起きません!w
 結局謎は未解決のまま物語完。

 SFチックというか、世に奇妙な物語みたいな。オチなしのシュール系。
 雰囲気作りはまあまあ。でも、俺は苦手な部類の作品。

 謎や伏線は回収してほしい派。もうちょいはっきりしてほしい。歯切れの悪さある。
 それでも映画としての完成度は良いから憎めない。

 ツッコミ所はあれど見過ごせない感じ。
 フィネガン監督作はもう一作あるんで見てみましょうかね。

 では、また。



トークトゥミーについて、その入るを許す

2024-06-25 09:44:00 | ホラー映画

 雨穴さんが原作となった映画『変な家』とか。
 Youtuberが役者をしたり、最近はYoutuberの他分野への進出が多くなってますが。

 それは海外も同じようで、《RackaRacka》登録者700万人のチャンネル。
 フィリッポウ兄弟という双子のYoutuberが監督をしたオーストラリア産のホラー映画。

 偏見で悪いけど地雷臭プンプンw
 普通なら見ない。でも、どうしても気になりすぎて。地雷覚悟で見てみました。

 ストーリーは、

 若者の間で流行っている”憑依チャレンジ“。
 剥製の手と握手をし自身の体に霊魂を憑依させるという遊び。

 出回っている動画を見て、興味本位でその憑依チャレンジが催されているパーティーに参加したミアとジェイドだったが……。

 
 監督がYoutuberで無論素人ですが、製作は大手であるA24。
 どういう経緯の抜擢かはよく分かりませんし、兄弟の手腕も実際のとこ分かりませんが、とりあえずこの作品は面白かったですね。

 意外とと言ったら失礼だが、ヌルい作品ではなかった。
 ウィジャボード的な遊び、剥製の手や90秒とルールのよく分からなさ。設定は軽いけど、中身は詰まってる。

 見どころは主人公ミアのどうしようもなさかな。
 最近の作品って観客を苛つかせないようにか、主人公がしっかりしてる奴多いじゃないすか。

 昔のホラー映画とか、主人公がもっと馬鹿だったでしょ?w
 行くな言うとこ行ったり、やるな言うことやったり。まぁ、そうじゃなきゃ話が進まないからね〜。

 ただ、この作品に関しては単純にミアが馬鹿って訳じゃなく。
 ミアは高校生で母親が自殺して父親と疎遠になったり、未成年の繊細な部分を憑依チャレンジという設定に乗せてる。
  
 判断が未熟で、悪い方へ行ってると分かってるのに止まれない。ドツボへハマっていく。
 後にそれが取り返しのつかない失敗。破滅へと繋がっていく。

 怖くないはないけど、ホラーとして話がよく出来てました。
 主人公にしっかり罰が下り、容赦ないとこも良い。

 無駄のないスマートでキレのある映画。
 改めて面白かったです。感服いたしました。
 
 では、また。



サンクスギビングについて、そのジョンカーバー

2024-06-19 01:50:00 | ホラー映画

 去年公開、かなりグロいと話題になったスプラッタホラー。
 もう配信始まってたんすね。時の流れは早い。

 ストーリーは、

 マサチューセッツ州プリマス。
 町にある商業施設ライトマートで感謝祭に合わせた割引セールが実施される。

 しかし、押し寄せた買い物客による混雑で暴動に発展。死者が出る騒ぎに。
 それから1年後、再び町に感謝祭の日が訪れるが……。

 プリマスという町は実際にあります。アメリカの祝日・感謝祭の発祥の地。
 映画の殺人鬼・ジョンカーバーも実在の人物。イギリス清教徒の移民でプリマスの初代知事となった人。

 銅像が建てられたり御当地の偉人ですが、黒い噂があり、周囲の人間の不審死が相次いだとか。
 そういう都市伝説をテーマにした作品。

 まぁ、総評は微妙w
 言われるほど大した作品じゃないね。長所のグロもイマイチ。

 ハロウィンとスクリームを足した感じ。
 スクリームみが強いかな。誰が犯人か分からないミステリーが入ってる。

 往年のホラーテンプレと現代ぽさの融合。外観は良さげなのに。肝心の中身は……
 ちょっとテンポ悪かった。警察を欺くとこは良かったが。

 もっとバシバシ人殺してくれたならな。
 それかもっと幕間の話を興味引く展開にしてくれたら。

 ライアンとボビーどっちが犯人か匂わせてたけど、なんかどうでもいいよそんなんw
 めちゃくちゃ下手くそなスクリームやんw こんなん見たいんじゃねーんだよ。

 他作品要素を抽出してるくせに中途半端。パクるのは良いとしても、その先の表現力独創性なし。
 本当にイーライロスさん、頼みますよ〜。新進気鋭のホラー監督でしょ!

 こんなん作るくらいならグリーンインフェルノ2出してくれよ……。
 クレイヴン監督みたいなんはロスさんには無理です。あなたにできるのは人間の丸焼きだけだから!

 と言いつつ、けっこうヒットして早くも続編決定。
 なんか世間と評価がズレてんな。俺が間違ってんのか?

 では、また。