先月、こんなニュースを目にしました。
【 「日本CCS調査」(東京)は25日、北海道苫小牧市沖の海底の地中に、地上の排出ガスから分離した二酸化炭素(CO2)を封じ込める技術(CCS)の実証試験で、22日、計画していた30万トンのCO2の圧入に成功したと発表した。
日本CCS調査によると、CCSは米国や豪州、北欧などで既に実用化されており、大きな施設では年間300万~400万トンの処理能力があるという。 】
地球温暖化が叫ばれて久しいですが、それに対応する技術の進歩が、少しずつではあっても進んでいることに嬉しさを感じます。
「地球温暖化は嘘だ」と言い切る指導者もいるようですが、視線がごく狭い足下にしか届かないことは、昨今の異常気象をみると不幸なことと言わざるを得ません。
もう、植物たちの光合成だけに頼るわけにはいかないのでしょう。
外国にある処理施設の能力(年間300万~400万トン)に比べ、30万トンからのスタートは、今後の技術改革とそこに注がれるべき予算に期待するしかありません。
世界の『二酸化炭素年間排出量は約323億トン』なのですから。