正月早々『四十肩(還暦過ぎても肩関節周囲炎はこのように呼ぶらしい)』と『ギックリ腰』のダブルパンチで、何もしない(できない)正月となってしまいました。
テレビで造反議員による米国下院議員議長選出のごたごたが報じられていました。
共和党20人造反、収拾失敗でトランプ氏の求心力に陰り…下院議長選6回投票でも決着せず
『造反議員』という言葉には幾分違和感を感じます。
自分の信念に従った判断が、党中枢のそれとズレが生じたとき、「寄らば大樹の陰」で迎合するのか自分の判断に従うのか・・・。
米国のシステムやその置かれている事情、マッカーシー氏そのものの資質など、全く知らないし、評価する気もないのだけれど、党(一部大物議員?)の判断に唯々従うだけの日本とは大違いだということは解る。
2000年の加藤の乱の時、谷垣禎一議員が加藤議員を
『加藤先生は大将なんだから、独りで突撃なんてダメですよ!』
と言って引き留めたことが記憶に残っているが、その行為こそが澱んだ政界の温床となっている気がします。
一方「造反議員」のいるアメリカは、個人の意見を発信できるという点では、正常なのかなと思ったりします。
異見との対立で停滞した議論を、多数決だけで押し切るのではなく話し合いで打開できる技量を持った国会議員が増えることと、悪い方の意味で我慢強い議員や有権者の意識が変わってくれることを期待したいです。