池上彰氏の『 政治のことよくわからないまま社会人になった人へ 』という本を読みました。
同じように「会社のこと・・・」「経済のこと・・・」の3部シリーズの一冊です。
そのほとんどが周知の内容でしたが、改めて思い込みによる誤解もあることを知る良い機会となりました。
内容は、
第1章 「政治」とは何か?
第2章 「選挙」とは何か?
第3章 「国会」とは何か?
第4章 「内閣」とは何か?
第5章 「憲法」「裁判所」「地方自治」とは何か?
中高生が社会科の授業で取り上げると良いと思います。(特に高校生は在学中に選挙権を得るのだから・・・)
中にマスコミの報道姿勢について書かれている件があり、「日本のマスコミは、政治家を育てていない」旨のことが書かれていました。
現場取材は地方から上がってきたばかりの若い記者や大学出たての新人がやっていることが多い・・・のだそうです。
そういわれてみれば、政治家へのインタビューも政治家の論点のずれた返答に対し、二の矢三の矢が出せないままマイクを握りしめている記者の後ろ姿がテレビに映り、歯がゆい気持ちになったことが何度もあったことを思い出します。
現場たたき上げのベテラン記者が、訳のわからない答弁に対峙しないと政治家が良くならないのだと改めて感じました。
「会社」と「経済」も読んでみようと思いました。