東京都知事選挙に56人もの人が立候補しました
東京都知事選挙 告示 立候補者は過去最多の56人【一覧掲載】
そんな中で、問題があったようです。
都知事選ポスター問題に官房長官も言及 掲示板は「候補者以外の方が使用できるものではない」
立候補者24人を立てている政治団体が、あてがわれた掲示板のスペースを金銭で売買したというのです。(立候補者が倍増したのも、その所為だったのですね)
表現の自由や権利を楯に取り、今まで想像だにできなかった行為に走っているようです。
自由には責任が、権利には義務がついて回ると思っていましたが、このような行為も「多様化」と括られてしまうのでしょうか。
価値観の多様化は時代の流れです。
だとすれば、多民族国家のアメリカのように、事細かに法律によって制限されなくてはいけないのでしょう。(アメリカは日本ほどハイコンテクストではない)
長年培われてきた島国文化は、グローバル化により前例や常識という言葉で価値観を共有できなくなってきているのでしょう。
言葉は悪いが、「性悪説」に則った法律の文章化が必要なのかも知れません。
つまり、政治家の使うお金に関しても、1円から公表する法律が作られなくては、票を金銭で買うような、政策を金銭で決めるような、そんな政治の温床となる裏金はなくならないと云うことです。
都議会議員選挙では、妨害行為をし動画をネットに挙げることにより利益を得るなど、おおよそ政治活動とは思えないことが平然と行われていたようです。
そんな行為や今回の掲示スペースの乱用などは、裏金を問題視されても「秘書がやった」「法律は破っていない!」と、どこ吹く風でしらばっくれる与党議員の態度を学習した者達によりもたらされた・・・とは云えないだろうか。
民主主義の屋台骨である選挙を下品なものにおとしめたと云うことで、罪は重い気がします。
東京都知事選で「掲示板ジャック」 スペースの半分に同じポスター NHK党は何がしたいの?
ガーシー議員の行動など、政治家の質の低下を実感しましたが、今回の団体も政治を下品なもの(単なる商売道具)におとしめたとしか思えません。
ジャックされたのは掲示板ではなく、民主主義ではないかと心配になります。