安倍首相が退陣するそうです。
マスコミが挙って在任中の功績を報じています。
あることに区切りがついた時は、その功績をたたえるのが常です。
そこに、『忘れっぽい日本人気質』が見えてきます。
日本人は『正しい評価』をすることよりも『花道を飾る』ことの方を優先するのかもしれません。
国会も『コロナ対策』を忘れて、『次の政権の形』が話題の中心になるのでしょう。
森友学園、加計学園問題、桜を見る会、検察官の定年延長問題など、きれいさっぱり忘れ去られてしまいそうです。
野党やマスコミも、「自民党総裁選挙」や「両院議員総会」に振り回されることなく、『コロナ対策の充実』を忘れないでほしい。
そして本国会開幕後、野党は安倍首相にまつわる「森友学園」「加計学園問題」「桜を見る会」「検察官の定年延長問題」などの検証に道筋をつけてほしい。
それができなかったら、野党のあの騒ぎは単なる「政権奪取」のための手段でしかなかったと、情けない評価をせざるを得ないことになる。
それにしても、8月24日にこれまで歴代最長だった佐藤栄作元首相の2798日の記録を塗り替えたばかりの決断。
オリンピックが先延ばしになって、コロナ第二波の渦中でも国会を閉じ、記者会見も行わず沈黙を続け、ある種『空白』を作ってしまったのは、「連続在任期間記録更新」のことが頭にあったと考えるのは穿った見方だろうか。
記録に残った安倍首相だが、総理大臣を2回も途中で投げ出したということも記録ではないだろうか。
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