退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

公益通報か否か

2024年08月11日 18時45分21秒 | ニュースより

兵庫県知事のパワハラ疑惑が、「疑惑」のままです。


兵庫県知事パワハラ疑惑での告発文書への対応、百条委で検証へ…「公益通報」として扱わず

 

 記事では、『県の人事当局は、5月7日に文書を「核心的な部分が事実ではない」とする内部調査の結果を公表・・・』とあります。

知事のパワハラも問題ですが、公益通報か否かを内部調査で判断しようとすることの方が大きな問題だと感じます。

組織の不正を正そうとする勇気が「公益通報」だとすれば、その不正グループの力が大きければ大きいほど、当該組織の内部調査には限界が有る・・・と云うことは素人でもわかります。

内部告発についても、同様のことが云えます。

「公益通報」などという言葉にこだわって、組織の不正を正そうとする動きを押さえ込むような今回の発表は、疑問を感じざるを得ません。


現在のシステムは、対象が巨悪であればあるほど都合の良いシステムと云えそうです。


犠牲者まで発生した今回の問題が、『内部告発は割に合わないからしない方が身のためだ・・・』と世間に広報する結果になっては、絶対にいけません。

そのために『公益通報者保護法』があるのですから。

 

公益通報や内部告発が行われる場合、それを検証する「第三者機関」の設置が急がれるのではないだろうか。


残念ながら、国会議員の諸問題を見ても、「御上に任せておけば大丈夫」という時代ではないのです。

百条委員会も地方議会が議決により設置する特別委員会なのだそうです。

 

 

それとも、御上にとって第三者機関設置は都合の悪いこと・・・なのでしょうか?

 


長崎平和式典に思う

2024年08月09日 07時33分04秒 | ニュースより

今日は79年前長崎に原子爆弾が投下された日です。


死者行方不明者7万5千人。非戦闘員の頭上で核爆弾が炸裂しました。

戦争犯罪」・・・今盛んに云われているこの言葉が空しいです。

私は投下の目的が、戦争終結よりもその後の世界を見据えた実験だったのではと思っています。
ウラニュウムとプルトニュウムの二種類の原爆を広島と長崎に投下したからです。


     

 

今年の式典は、主要国の大使が欠席するそうです。

9日長崎の平和祈念式典 「大使欠席」なぜ? G7の6か国が手紙で懸念も…


長崎市長は、全世界の国や地区の代表を招待し、その面前で核問題だけではなく戦闘行為に対し、「NO!」を表現しても良いのではないかと思いました。


長崎原爆死没者名簿に記された198785名の方々に胸を張って報告できるような式典にして貰いたいです。

 


墜落の波紋

2024年08月07日 05時12分58秒 | 本を読みました

青山透子氏の『 日航123便 墜落の波紋 そして法廷へ 』という本を読みました。


未だ全容が解明できていない39年前の事故(事件)についての本です。


内容は
はじめに
第一章 「外国人遺族」
第二章 隠蔽の法則
第三章 情報公開への道
おわりに 次世代へ

というものです。

 

ネット上では、日航ジャンボ機墜落事故について、臆測も含め様々な話題が飛び交っています。

そんな中、墜落事故の外国人遺族とのやりとりから、この事件を風化させまいとする著者の強い信念が伺える内容でした。


特筆すべきは、その一つ一つが単なる臆測や想像ではなく、専門家の見解をもとに事実を積み上げたものであることです。

筆者自身は、もと日本航空の国際線客室乗務員で、国内線乗務の時日航機墜落事故の客室乗務員と同じグループに所属していました。退職後、接遇教育や人材育成プログラム開発及び講師となった後、日本航空123便墜落事故の事故調査委員会の調査に疑問を持ち、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程を修了、博士号取得されたという方です。

 

日航123便墜落事故においては、日本では裁判は一切行われず、誰も刑事責任を取らないまま公訴時効が成立している・・・ということに驚きました。

そのため、その全容が未だはっきりしない様です。

そのことにより、事件に関する多くの情報や証拠品は国民の眼に触れることがないままです。

総務省でも「情報公開とは、国民に開かれた行政の実現を図るために重要な法律です。」と謳っているにもかかわらず、その実態は作為的で情報保有者の都合により著しく客観性を損なったものとなってしまったようです。

それ以外にも同様のことは多く繰り返されており、森友の公文書改ざん事件などは論外ですが、ほぼ前文を黒く塗りつぶした文書の公開や、プライバシー保護などと云って米兵の婦女暴行事件を県側に伝えなかったりなど枚挙に暇がありません。
(公開する内容を情報所有側が一方的に決めるという点では、徹底されているとも云えるのですが・・・)


読んでいて多くの発見に出逢える本でした。

 


発見の一つ・・・『ブラック・スワン理論

追)青山透子公式サイト 


スタンディングオベーションの怪

2024年08月02日 06時32分11秒 | ニュースより

ちょっと前のニュースですが、「よくわからない」・・・いやもしかしたら「よく見えた」かも知れない素通りできないニュースがありました。


イスラエル首相、緊張高まる米議会で演説-両国「結束」の必要性訴え


入場時の拍手は兎も角、戦争当事国代表の演説に対するスタンディングオベーションは闘う事を良しとする国家の表れで、和を以って尊しとする日本文化の対極にあるものかもしれません。

ガザ人質解放を確信、イスラエル首相が米議会演説 議事堂周辺では抗議も

 

あのスタンディングオベーションは、誰に向けて行ったいるのだろうか。

 

ネタニヤフ首相に対して行っているのであれば、『自国の価値観を戦争に勝つことにより世界基準に位置づける』アメリカ式の考えに合っていると云うことでしょう。

首相ではなく、ユダヤ系米国人に向けて行ったのであれば、票獲得、献金集め以外の何ものでも無いと云えるかも知れません。

「議員になって何をするか」ではなく「議員になるために何をするか」という行為は、日米共通している感があります。

 

両方ってことも考えられる・・・?


政治はそんなに単純なことじゃない・・・と、お叱りを受けるかもしれないが、世界が狭くなって相互関係が複雑になった今日、絡みついた枝葉ではなく単純に全体を見ようとすれば、意外と根幹が見えやすくなるのかもしれないと思っているのです。
(単に、複雑に絡みつく枝葉に考えが及ばないだけ・・・ともいえるのですが)

 


7月が終わりました

2024年08月01日 06時18分01秒 | 映画を観ました

7月が終わりました。

7月も映画館に行くこともなく、鑑賞した作品は11本だけでした。

カンニング・モンキー天中拳


 がんばっていきまっしょい
 コルドラへの道
 幸せのスイッチ


 Shall we ダンス?
 蛇鶴八拳
 シンプル・プラン
 ドクター・ドリトル
 ナイト&デイ


 パッチ・アダムス


 やさしい女

 

膝の回復が思わしくなく、散歩もままならない状況が影響したようです。


皆さんも健康には気をつけてくださいね。