時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

留学生

2005年08月21日 | Indiana大学
ここ数日、オリエンテーションがありました。私が出席するものはすべて留学生(international students)の枠で実施されます。留学生でない学生と一緒になる機会は皆無です。「ここでは自分が留学生なのだ」ということをさっそく実感させられます。

今日(8/19)は最終日、English Efficiency Testがありました。これは、英語が国語になっている国の出身を除くあらゆる留学生に義務付けられていて、あるレベル以上の点数を下回ると、英語の再教育クラスに割り当てられてしまうのだそうです。面倒なのでそれは避けたいものです。TOEFLに似たものと聞いていましたが、それよりは易しい問題でした。

昼食はやはりInternational Program主催の昼食会に行きました。地元の国際交流NPO団体も参加していて、留学生を助けてあげよう、友達になろう、という優しい人々の集まりのようでした。こういう善意はアメリカ、とくに人のいいBloomingtonらしいです。

その後Speech and hearing researchの研究室に行って、きのうに引き続き実験に参加。ポスドクの学生とはいえ、研究能力の高さには感嘆しました。まだ突出した存在ではないのでしょうが、Ph.Dまで突破して研究員をやるというのはすごい事だと思わされます。

今日の最後は歓迎関係レセプション。カラオケやって、なぜか中華料理を食べる。いかにもInternational Programのスタッフの手作りという感じですが、残念ながら参加者は留学生のうちわずかで、これまた韓国人ではなくて台湾人が多い。私も帰りたかったんですが、時差ボケを克服しようと居残りました。

今日はこれらの機会にやっと日本人と出会いました。既に日本で知り合っていた音楽科のハープ奏者の女性、教師を休職して英語教育の修士を取りにきた女性、Public Management(公共政策とでもいうのでしょうか)の修士をとりに来た男性。最後の方は住んでいるアパートが一緒でした。以上たった3人。

International Program(留学生センター?)が提供してくれた昨年のデータによると、留学生の数は約3,500人、全学生の9%くらい。うち上位5カ国が、
韓国 808
中国 357
インド 303
台湾 204
日本 181
だそうです。あまり見かけない日本人が5位というのは意外でした。レセプションで、International Programで働いている、日本語がとても上手いインドネシア人の学生が「アジア人というとビジネスの学科を選ぶというイメージがあるが、日本人だけはばらばらだ」という興味深いことを言っていました。日本人にはそれぞれ好きなことを、金にならなくてもやるだけの余裕があるということでしょう。これが、あまり日本人と会わない理由かもしれません。日本人は、キャンパス内にそれぞればらばらに存在している、ということでしょう。