新しい学期が始まり、とりあえずペースに乗せようと毎日ひたすら淡々と勉強する毎日です。そのせいか、ここに書くようなことも何もありません。今日もあったことといえば、Jungsunさんと、この町に二軒ある韓国料理店のうちの一つへ初めて行って食べたら、あまり美味しくなかったということくらい(好物のスンドゥブチゲを注文したんですが)。
で、アルバカーキのアメリカ言語学会に行った時にあったことで、書こうと思って忘れていたことを思い出しました。アメリカで暮らしたことがなくてもご存知の方は少なくないと思いますが、こちらの商品の値段のつけ方はほとんど徹底して端数になっています。ちなみに今手元にあるArby'sというファーストフードのチラシの値段を見ても、99¢、$1.99、$2.99…という感じ(4for$5というのもあります。一つ買えば$0.80)。食べ物に限らず、日用雑貨などを買いに行っても同じ要領。
この値段のつけ方について、以前どこかで読んだか、聞いたかした気がします。つまり、こうやって「ぴったりの額からちょっと減らす」のが、「お得感」をアピールする一般的な方法なのだそうです。たとえば「10ドル出しておつりが来ますよ!」みたいな。で、お札で払って小銭をもらう。しばらくすると1¢、5¢、10¢硬貨がいっぱいになります。レジで小銭をじゃらじゃら出して数えている人はあまり見かけません。カード払いの人も多いですし。私は日本的な癖が抜けないので、たまにじゃらじゃらやってます(とくに嫌がられません。ここの人はこういうところは鷹揚みたいです。ちなみに、25¢は洗濯のときに使うので、もらったら使いません)。
前置きが長い… さて、アルバカーキでの会場のすぐ近くがCentral Streetという中心街だったのでそこへ食事に行くことが多かったのですが、その辺りにふらふらとたむろしているおじさんたちが近寄ってきて、「だんな~お金をくれよ」と。Bloomingtonでは見かけたことがなかったので、これも「アメリカに来たんだなあ」と思う局面の一つでした。一緒にいることの多かった、Ken先生の旧友の大学の先生が、「分かった分かった」と言ってお金をあげていましたが、気になったのが、彼らが要求する額です。「49セントおくれよ」とか「3クオーターくれよ」と言うのです。
私は「その値段でちょうど欲しいものでもあるんだろうか」と思って、金額の意味を聞いてみると、その先生が「これくらいならくれてもいいだろう、と思う額を言ってるだけだよ」と説明してくれて合点がいきました。彼らは世間一般の「お得な値段設定」を物乞いの要求額に適用しているらしいのです。多少の遠慮のつもりなんだか、もらえる可能性を高めようとしているのか、意図は分かりませんが、ともかく、スーパー等の値段とつけ方と同様のシステムを採用しているのは間違いないと思われます。
ついでに言えば、こちらへ来る前に「チップを小銭で渡すと侮辱と受け取られる可能性があるので気をつけて」とNさんに言われたのですが、それもこのことと関係があるかもしれません。つまり、物乞いに金を渡すような扱いをされたと受け取られる可能性があるということなのではないかと思います。来週にでも話し好きのAndrewあたりに聞いてみたいと思います。
で、アルバカーキのアメリカ言語学会に行った時にあったことで、書こうと思って忘れていたことを思い出しました。アメリカで暮らしたことがなくてもご存知の方は少なくないと思いますが、こちらの商品の値段のつけ方はほとんど徹底して端数になっています。ちなみに今手元にあるArby'sというファーストフードのチラシの値段を見ても、99¢、$1.99、$2.99…という感じ(4for$5というのもあります。一つ買えば$0.80)。食べ物に限らず、日用雑貨などを買いに行っても同じ要領。
この値段のつけ方について、以前どこかで読んだか、聞いたかした気がします。つまり、こうやって「ぴったりの額からちょっと減らす」のが、「お得感」をアピールする一般的な方法なのだそうです。たとえば「10ドル出しておつりが来ますよ!」みたいな。で、お札で払って小銭をもらう。しばらくすると1¢、5¢、10¢硬貨がいっぱいになります。レジで小銭をじゃらじゃら出して数えている人はあまり見かけません。カード払いの人も多いですし。私は日本的な癖が抜けないので、たまにじゃらじゃらやってます(とくに嫌がられません。ここの人はこういうところは鷹揚みたいです。ちなみに、25¢は洗濯のときに使うので、もらったら使いません)。
前置きが長い… さて、アルバカーキでの会場のすぐ近くがCentral Streetという中心街だったのでそこへ食事に行くことが多かったのですが、その辺りにふらふらとたむろしているおじさんたちが近寄ってきて、「だんな~お金をくれよ」と。Bloomingtonでは見かけたことがなかったので、これも「アメリカに来たんだなあ」と思う局面の一つでした。一緒にいることの多かった、Ken先生の旧友の大学の先生が、「分かった分かった」と言ってお金をあげていましたが、気になったのが、彼らが要求する額です。「49セントおくれよ」とか「3クオーターくれよ」と言うのです。
私は「その値段でちょうど欲しいものでもあるんだろうか」と思って、金額の意味を聞いてみると、その先生が「これくらいならくれてもいいだろう、と思う額を言ってるだけだよ」と説明してくれて合点がいきました。彼らは世間一般の「お得な値段設定」を物乞いの要求額に適用しているらしいのです。多少の遠慮のつもりなんだか、もらえる可能性を高めようとしているのか、意図は分かりませんが、ともかく、スーパー等の値段とつけ方と同様のシステムを採用しているのは間違いないと思われます。
ついでに言えば、こちらへ来る前に「チップを小銭で渡すと侮辱と受け取られる可能性があるので気をつけて」とNさんに言われたのですが、それもこのことと関係があるかもしれません。つまり、物乞いに金を渡すような扱いをされたと受け取られる可能性があるということなのではないかと思います。来週にでも話し好きのAndrewあたりに聞いてみたいと思います。