時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

ENERGY!! (says Billy)

2007年08月18日 | Bloomingtonにて
Webニュースを見ると、わが故郷多治見が話題に! と思ったらまた国内最高気温とかいう話。今のところ年老いた祖母やら親戚やらで暑さで倒れた人がいるという話は聞きません。

ひと仕事終えて学期前にちょっとリラックス、ということでダウンタウンにある郡立図書館(Monroe County Public Library)に行ってビデオを借りてきました。今回は日本関連のもの多し。「鬼婆」という日本の映画(1964年、監督 新藤兼人・主演 乙羽信子)はエライ怖い。なぜここに? アメリカ人観るのか? 東海道の歴史を紹介するビデオ(制作はたぶんアメリカ)は、誤解というか思い込みのオリエンタリズムをちょっと感じる。トトロは吹き替えもがんばってたけど、やっぱり源音声の勝ち。

もう一つがTAE BO。春ごろから、夜10時を過ぎると毎晩複数のチャンネルで、ムキムキのアフリカ系男性を中心したダイエット&トレーニングプログラムのシーンを流してるのに気づき、面白がって見て(時どきまねて)ましたが、聞くところではそのBilly Blanksという人のプログラム、日本でも流行しているのだとか。なぜか図書館も所蔵。

借りたのはテコンドーとボクササイズの合成、TAE BO(2004年版)。Billyさん、日本で流行しているらしいBoot Campではなく、アメリカではこれのセールスに熱心。物は試し、やってみました。ストレッチも入れて45分くらい。きつい、というよりは動きが難しい。キックとかパンチのコンビネーションで、体幹がしっかりしていないとバランスが崩れる。Billyの脇を固めるオネエサマたちはスマートでお腹の筋肉も割れているんですが、TAE BOだけでそこまで筋肉はつかないでしょう。逆に、体脂肪燃焼ということなら(エアロビックスの)ダンスの方がいいかもしれない。でも観てて一番辛いのはやってる人々のノリ。Billyが「Energy!!」と叫び、取り巻きが呼応し、汗だくの苦しげな顔で一体感を醸し出す。ちょっと怖い。

先日ドイツとアメリカの比較をちょっと試みましたが、もう一つ。Bloomingtonではそこいらにいるジョギング中の人を、ドイツではほとんど見ませんでした。でもやせている人が多いのはもちろんドイツ。アメリカは絞り込んだ一部のフィットネスマニアと、歩行困難になりそうなほど太った人たちのコントラストが極端。

思い浮かぶのはドイツで、公共交通を利用して、駅からは歩く、または自転車、という移動手段が主流だったこと。自転車はトラムや都市間の電車にもふつうに乗せられるらしく、利用者も多数。写真はフランクフルト中央駅。TAE BOもいいけど、やはりフィットネスの基本は生活に運動を持ち込むこと。車社会のアメリカですが、最後の最後、どうしても仕方がなくなるまで車は拒絶したいと思ってます。

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