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私は、どちらかというと片づけは得意。でも、子供のころ~学生時代までは片づけ劣等生。部屋はたいへん散らかっていました。片づけの習慣が身についたのは、大学に勤めていたとき。同僚が、「机の上が散らかっているやつは、仕事ができない」という先輩の先生のことばを教えてくれて、そりゃあまずい、と、机の上をきれいにする努力を始めました。その過程で気づいたことがあれこれあり、今は片づけが習慣化しています。
だから、この本に書いてあることはほぼ全て、既に自ら考え出してきたこと、実践していることでした。読んで得た新たなヒントは、「片づけは一回につき一箇所、15分以内でやれ」くらい。じゃあなぜこんな本を手にとって読んだかといえば、母と暮らしているから。母は、この本に書かれている、片づけをするためにやってはいけない行為のオンパレード、ほぼ完璧な逆の見本だといえます。じっさい、私の片づけに関する基本原則は、母の行為を批判的に検討しながら、具体的な原則として言語化した部分が大。たとえば、以下(一部、標記の本ではなくて私の言い方に変えてあります)。
今使わないモノは、使わない。(手放せ)
他の方法で入手可能なら、所有しない(所有するな、借りろ)
捨てることより、死蔵して物の価値を引き出さないほうが「もったいない」
モノが少ないほうが人生は充実する
収納家具を増やしてはいけない
物が入ってくるスペースを空けておけ(一杯につめこむと、管理不能になる)
なんでも目に見えるところに置こうとしてはいけない
一気に片づけると、また散らかる
なので私は、ページをめくるごとに大笑い。そうそう! と。では、母にこの本を読ませるか? いいえ。母は万一これを読んだとしても、考えを変えず、同じことを繰り返すでしょう。貧乏に育ったせいか、世代の背負った価値観のせいか、所有に対する執着が非常に高いので。この手のノウハウ本はたいてい、「やってる人は読まなくたって勝手にやっている(だから読む必要がない)、やらない人は、そもそも読まないか、読んでも変わらない」ということになる気がします。だから、いつまで経っても筆者のような「片付けコンサルタント」の需要はなくならない。ダイエットや語学学習と同じ。商売としては上手。
字も大きく、内容も繰り返しが多いので、一時間もかからず読めます。私にとっては実用書ではなく、気晴らしの「お笑い本」。この本を購入して本棚をあふれさせる原因を増やすのは避け、図書館で借りてあっという間に読んだ私は、著者の片づけ哲学を適切に実践した優等生、といえるのではないでしょうか。
だから、この本に書いてあることはほぼ全て、既に自ら考え出してきたこと、実践していることでした。読んで得た新たなヒントは、「片づけは一回につき一箇所、15分以内でやれ」くらい。じゃあなぜこんな本を手にとって読んだかといえば、母と暮らしているから。母は、この本に書かれている、片づけをするためにやってはいけない行為のオンパレード、ほぼ完璧な逆の見本だといえます。じっさい、私の片づけに関する基本原則は、母の行為を批判的に検討しながら、具体的な原則として言語化した部分が大。たとえば、以下(一部、標記の本ではなくて私の言い方に変えてあります)。
今使わないモノは、使わない。(手放せ)
他の方法で入手可能なら、所有しない(所有するな、借りろ)
捨てることより、死蔵して物の価値を引き出さないほうが「もったいない」
モノが少ないほうが人生は充実する
収納家具を増やしてはいけない
物が入ってくるスペースを空けておけ(一杯につめこむと、管理不能になる)
なんでも目に見えるところに置こうとしてはいけない
一気に片づけると、また散らかる
なので私は、ページをめくるごとに大笑い。そうそう! と。では、母にこの本を読ませるか? いいえ。母は万一これを読んだとしても、考えを変えず、同じことを繰り返すでしょう。貧乏に育ったせいか、世代の背負った価値観のせいか、所有に対する執着が非常に高いので。この手のノウハウ本はたいてい、「やってる人は読まなくたって勝手にやっている(だから読む必要がない)、やらない人は、そもそも読まないか、読んでも変わらない」ということになる気がします。だから、いつまで経っても筆者のような「片付けコンサルタント」の需要はなくならない。ダイエットや語学学習と同じ。商売としては上手。
字も大きく、内容も繰り返しが多いので、一時間もかからず読めます。私にとっては実用書ではなく、気晴らしの「お笑い本」。この本を購入して本棚をあふれさせる原因を増やすのは避け、図書館で借りてあっという間に読んだ私は、著者の片づけ哲学を適切に実践した優等生、といえるのではないでしょうか。
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