年越しのTVを11:57あたりから見てみました。Times Squareから生中継。John Lennon の「Imagine」が流れる。なんて数の人でしょう。ビルの壁からでっかいミラーボールみたいなのが降りくる。降りきった時点がちょうど新年。そこで「2007」というでっかい電光掲示が点灯するという趣向。こんな大掛かりな仕掛け、誰が金を出す?
別のビルのスクリーンに表示された数字を見てみんなでカウントダウン。年明けと同時に大歓声、キスするカップルに、それを撮るカメラ。年が変わったら「ほたるの光」、それからすぐにシナトラの「New York, New York」に変わる。しばらくすると年明けライブが開始。ここで切りました。5分見たかな、もう来年は見ないと思う。
日本では大晦日の格闘技系の番組に「過去のVTRとか流して引っ張りすぎだ!」という苦情が殺到したとか。こういうのを聞くたび「タダなんだから、文句言っても…」と思います。番組編成側の仕事は直接の顧客であるスポンサーにどれだけ高く番組を売るかに専心することで、商品価値としての視聴率がどうやったら上がるかを、過去のデータの蓄積から最適化した結果が現状の番組なのでしょう。それが気に入らなくて番組作りに影響を与えたいなら、できることは唯一「見ない」ことしかない。でも見たいんだよお~というなら、直接金を支払っているのでない以上、自分に向けられたものではない演出も我慢するしかない。(言わずもがなですね)
インターネット上でも、YahooだのGooだのの無料総合サイトには同種の「扇情的な見出し」や「もったいぶり」が目に余るようになりました。視聴率同様、ヒット数かなんかを売るシステムがすっかり機能してきたのでしょう。アホかと思うこともありますが、TVと同じことで、タダで享受してるものに影響力は行使できない。私の場合、「有料のメディアを利用して、面白いものだけを買う」という(まああたりまえの)方法を採ることにしていました。これなら直接の顧客である私たち自身を楽しませるものを作ってくれることを期待&要求できる。日本人は世界的に見れば超金持ちになり、しかも多彩な娯楽にアクセス可能です。満足な水準の娯楽には対価が発生するものだ、と考えるべきじゃないかなあ、と思います。
(この点で、聴取料を要求してくるにもかかわらず、ちっともこっちの期待に応えないNHKには大いに不満がありました。あそこには独自の使命があり、それを果たしてもらうために聴取料を払っていたつもりなのですが。薄っぺらいドキュメンタリーや中途半端なエンタテインメントを作って視聴率を取りたがるのは許せないものが。)
こちらではTVを(持ってても)ほぼ見ない状態が続いていますが、それですごく勉強が進む、というわけでもありません(どうせそこまで努力が続かない)。よかったのは、好きだったはずの音楽に触れる時間が格段に増えたことです。聴く方も演奏するほうも。写真は9月に買ったステージピアノ。この国を離れるときには手放すつもりなので、アメリカのメーカーのものを買ってみました。Kurzweil SP88といいます。税抜き$1,000弱。脇にあるのは小型のギターアンプ、$69。これでギターやキーボードを鳴らします。音楽学部が有名なので小さい町なのに楽器店がいくつもあるのはラッキー。おかげで比較でいえば、学生時代音楽サークルにいたときより腕が上がりました。でも、日本にいたら「箱根駅伝」見てたかも・・・
別のビルのスクリーンに表示された数字を見てみんなでカウントダウン。年明けと同時に大歓声、キスするカップルに、それを撮るカメラ。年が変わったら「ほたるの光」、それからすぐにシナトラの「New York, New York」に変わる。しばらくすると年明けライブが開始。ここで切りました。5分見たかな、もう来年は見ないと思う。
日本では大晦日の格闘技系の番組に「過去のVTRとか流して引っ張りすぎだ!」という苦情が殺到したとか。こういうのを聞くたび「タダなんだから、文句言っても…」と思います。番組編成側の仕事は直接の顧客であるスポンサーにどれだけ高く番組を売るかに専心することで、商品価値としての視聴率がどうやったら上がるかを、過去のデータの蓄積から最適化した結果が現状の番組なのでしょう。それが気に入らなくて番組作りに影響を与えたいなら、できることは唯一「見ない」ことしかない。でも見たいんだよお~というなら、直接金を支払っているのでない以上、自分に向けられたものではない演出も我慢するしかない。(言わずもがなですね)
インターネット上でも、YahooだのGooだのの無料総合サイトには同種の「扇情的な見出し」や「もったいぶり」が目に余るようになりました。視聴率同様、ヒット数かなんかを売るシステムがすっかり機能してきたのでしょう。アホかと思うこともありますが、TVと同じことで、タダで享受してるものに影響力は行使できない。私の場合、「有料のメディアを利用して、面白いものだけを買う」という(まああたりまえの)方法を採ることにしていました。これなら直接の顧客である私たち自身を楽しませるものを作ってくれることを期待&要求できる。日本人は世界的に見れば超金持ちになり、しかも多彩な娯楽にアクセス可能です。満足な水準の娯楽には対価が発生するものだ、と考えるべきじゃないかなあ、と思います。
(この点で、聴取料を要求してくるにもかかわらず、ちっともこっちの期待に応えないNHKには大いに不満がありました。あそこには独自の使命があり、それを果たしてもらうために聴取料を払っていたつもりなのですが。薄っぺらいドキュメンタリーや中途半端なエンタテインメントを作って視聴率を取りたがるのは許せないものが。)
こちらではTVを(持ってても)ほぼ見ない状態が続いていますが、それですごく勉強が進む、というわけでもありません(どうせそこまで努力が続かない)。よかったのは、好きだったはずの音楽に触れる時間が格段に増えたことです。聴く方も演奏するほうも。写真は9月に買ったステージピアノ。この国を離れるときには手放すつもりなので、アメリカのメーカーのものを買ってみました。Kurzweil SP88といいます。税抜き$1,000弱。脇にあるのは小型のギターアンプ、$69。これでギターやキーボードを鳴らします。音楽学部が有名なので小さい町なのに楽器店がいくつもあるのはラッキー。おかげで比較でいえば、学生時代音楽サークルにいたときより腕が上がりました。でも、日本にいたら「箱根駅伝」見てたかも・・・
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