かねてより僕にだけ
不調をあらわに訴えていたW203君。
先生にお願いして全身診断をすることにしたんです。
まず診断する前に簡単に言えば ・ ・ ・ 専門用語知りませんので
簡単にしか書けないんですが、診断する C P に接続する前にバッテリーが
異常に消耗する原因を突き止めてからで常にセンサーが働いているために
微弱な電流は流れてるらしいのですが居候のW君は微弱どころかテスターで調べたら
正常時の10倍くらい電流が流れてしまってたんです。
それではドコにと探し始めたんですがソレはもう膨大な配線の束の先のカプラーを
1ツずつ外してはテスターの数字を確認する作業だったんです。
やたらと車内の C P が作動しては自己診断と確認するもんですから
W君の気がすんでからコチラの確認作業を再開する感じだったんです。
エンジン・ルームから始まり左エンドのトランクサイドもがっぱり外しカプラー抜きながら確認。
ネット検索で多くのオーナーが書いてたシート下のコンピューター B O X は正常で
一安心したんですが、エンジンルームもトランク内も全ての接続抜いても
テスターの数字落ちず電流は流れてます。
数時間経過してダッシュボード右側のヒューズボックス に到達し英語?か独語?かの
説明書を読んでからメカさん抜いたヒューズがビンゴ!!
エマージェンシー・コール・システムのヒューズだったんです。
もしも車がエアーバッグが開くほどのダメージを受けた場合に
W君には自動的に救急車や警察に電話報告するシステムが組み込まれていたんです。
システムのどこかにトラブルが発生していて電流が流れてしまってたんです。
ヒューズを抜くと電流が流れてる数字は一気に15分の1以下に減って正常値。
僕たちが工場に着いた時に出庫して行ったケーニッヒのタイアは高校生の時に見た
デイトナ・コブラ・クーペと同じかそれ以上に太かったのが印象的でした。
もう専門店じゃなきゃどうにもならない P C 診断システムが作られてるんですね。
自転車のパーツでも僕たちがレースに出てた頃は各メーカーのパーツを
組み合わせて使ってたんですがシマノがコンポジットでなきゃ正常に作動しない
パーツを発売してからは丸ごとシマノも普通になったような気がします。
シフトチェンジはハンドルから手を離さなくてもできるようになり
ギアも7段からナローサイズの細いチェーンで8段になったりしましたっけ。
ただ、レース場に行くと SIMANO とプリントされたテントがあって
自転車にトラブルが起こるとシマノのメカニックが無償でパーツ交換してくれたり
調整してくれてたんです。
新製品の貸し出しもモニタリングのためにバンバンしてました。
シマノユーザーはパーツと一緒に安心も買えると思ったもんです。
ロードレーサー後に爆発的な M T B ブームが来たんですが
ブーム前の世界初の M T B レース用フロントサスペンションだけで
今の電動アシスト自転車が買えるくらいの価格でした。
ロードレーサーと違って M T B パーツではカンパは野暮ったく見えたこと覚えてます。
そうそう今回どうお礼を言ったらいいかのわからないほど
親身になって原因を究明してくれた先生なじみの専門店アトミックさんの紹介。
シロウトにはまったくワカンナイ世界はドコでダレに出会うかで
その後がまったく違ってしまいます!
潤沢な資金もしくは豊富な知識と技術を持っていなければ
ココが終着点だと僕は思います。