下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

アイコンタクト

2015-09-15 02:53:18 | 携帯更新


Sちゃんがいた。
今年の千住神社から各氏子町会に一枚配られる神社半纏。
今年の神社半纏の色は紺色で
背中に白く「千住神社」。
今までの神社半纏で一番目立ったのは赤が強いワインレッド。
多くの担ぎ手の半纏の中にあっても一目でわかる色でした。
自分がもらった訳じゃなかいから文句を言う筋合いじゃない
けれど、今年の色は藍色の多い半纏の中にあっては
一目、遠目でアソコに神社半纏がイルとは判らない。
宮出しの社務所前、本社神輿の運行係りの中に神社半纏を着た
Sちゃんの顔があった。
Sちゃん、職場が緑町、子供の頃から祭好き、彼らの町では
大きな御神輿も自分達、睦の会のメンバーが少しづつパーツを
買い足し、創り足しては造ってたんです。
神輿の下の部分にはスポンサー?出資者の
名前プレートが打たれてます。
プレートの数、大きさで誰がどれだけ出資したかがわかります。
何年も何年も掛けて作ってた中心メンバーにSちゃんもいました。
Sちゃんバイクも好きだったんでスグに親しく話すようになったし、
彼は気軽に僕たちを自分の町の宵宮に参加させてくれ、
車を止めた日光街道で神輿の真ん中、先頭に僕たちを入れてくれ、
Sちゃんニヤニヤしながら棒を抑えて僕らを出さない!
釣りやバイクで親しくなった友人と僕はクライマックスの
メインステージを長時間Sちゃんのおかげで味わえたんです。
そのSちゃん、今年は町を代表して失礼ながら
いまいち目立たない色の神社半纏着て本社神輿の前方にいた。
大声出しても届かぬ距離だったけど、彼も僕を見つけて
コクリとうなづいた。
何十年も掛けて彼が神社半纏を着たのが嬉しかった。
「アイツ誰?」と町の神輿の担ぎ手達に知られてなく、
大人神輿に触った事のない人でも
神社半纏着られる町とは違い
彼らの町は神輿に関わる人達の層が分厚く、そのポジションに
辿り着くには
何度もの五年を待たなきゃならなかったと想像します。
声の届かぬ彼に小さく右手を上げて振った。
Sちゃん良かったね!
そして、
今年の祭では緑町でも何人かの高校生が神輿デビューをしました。
その中の一人、N君は数年前の「めちゃイケ」晩TVに偶然映った小学生でした。
彼は土曜日の緑町の宵宮、
日曜朝の千住神社宮出し、
緑町の本社神輿渡御、
宮入りに参加した後、
ここも本祭の三丁目にも連れられて
デビューイヤーにしてマッキンリーやキリマンジャロに
登頂した感じがします。
たぶん、今年知り合ったお兄さん達が彼らの師匠のオジさん達に
紹介してくれて、
来年は神田、浅草、鳥越に君が望めば連れて行ってくれると思う。
いつか、
町の担ぎ手達の誰もが君を知ってる存在になってから、
君にも神社半纏を着て欲しいと思ったよ。
神社半纏着た君を空から見るのを楽しみにしてるからね。

http://youtu.be/glbd38zOwc4