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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

カウントダウン

2008-08-03 | 仕事
8月になったばかりだが、私の頭は早くも8月末の退職日に向けてカウントダウンを始めている。
とにかく早くフリーになりたい一心と言おうか。

実は5日から11日まで所用で入社以来始めての長期休暇を取る。
気持ちよく許可してもらえたのは嬉しいが、8月の勤務表を見てショックを受けた。

確実に週1度は激務の夜勤が入り(休暇の直前まで。直後は言うまでもない)、1週間丸々休むというのにそれでも8月中に4回もの夜勤があるではないの!

゛女三助゛2回、病院付き添い1回、ほとんどの時間帯を一人で任務に当たるので責任重大な(これも準激務)日勤1回。

ユニット・ケアの美名の下、少人数で重度老人の介護を回そうという試みだが、夜勤は明け方4時ごろから朝10時ごろまで1人でノンストップ状態で排泄介助と食事介助に走り回らないといけない超激務。
(ゆえにいつも9時半ごろになると意識が吹っ飛ぶ私である。)

オムツ交換及びパッド交換の必要なお年寄りが19人もいる。
定員25人がみっちり埋まり、12人がオムツ、7人がリハパン+パッド。

この7人のケアが実は一番大変なのは現場の人間しか知らないだろう。
(いっそ寝たきりならこちらの主導でコトが進められるが、実は中途半端に動けたりしゃべれたりするお年寄りが一番のツワモノなのだ。)

ベッドから車椅子、車椅子からトイレへの移乗もすべて介助者が自らの体を使って行う。
何故か介護の必要になる年頃のお年寄りはデブと痩身にはっきり区分され、真ん中があまりいない。

デブといっても私の所属するユニットは女性ばかりで身長も低いので50キロ前後からせいぜい70キロぐらいまでだが、デブの人には「寝たきりになるなよ!」と祈るのみ。

こんなめちゃくちゃなシフトを組んで人件費を節約したつもりになってる幹部の顔が見て見たい!(「ぜひアンタも体験してみてくれ!」と言いたい。)
非常勤職が続かないのは当たり前と思う。
(それでも主婦が多いので皆よく耐えているようだが)

今の私にできることは、私にしか書けない体験をしっかり残すことだ。
お年寄りの人権、個人情報にはもちろん最大限の配慮を払わねばならないが、折角の体を張った貴重な体験、残さないともったいなすぎるとルポライター魂が言い。