PAPちゃんねるへようこそ!

PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

勝手に期待、勝手にガッカリ

2008-08-16 | 勉強
本日、とあるキャリコングループの月例会に参加させてもらった。
メンバーの一人による講演テーマは『エンプロイアビリティーと賞味期限』というもの。

スピーカー本人の予告によると、
<いくら資格をとっても、勉強をしても、それを活かす方法が解からなければ、絵に描いた餅です。標的とした企業に、どのようにして入り込み、相手から気に入ってもらい、アドバイザーとして、コンサルタントとして、ビジネスパートナーとして、自分をどう売り込むかが、鍵を握っています。……中略……
「キャリアコンサルタントでは飯が食えない」のは当たり前です。
厚労省に乗せられて、甘い考えで資格を取っても、社会保険労務士と同様に食っていける訳がありません。成果を挙げるには、人と同じ考えではダメです。……後略……>
とのことだったので、「ごもっとも!これは期待できる話だ、ぜひ聞きたい!」と思い、早々に申し込んでおいたのだが…。

スピーカー氏のパワーポイントの腕前が相当だというのはよくわかった。
しかし、期待したキャリコンという資格や職業を分析・総括するような話には全く至らず。

また、優れたマーケッターのように、よく見聞きする事象からキャリコンのタマゴが持つべき視点といったポイントに導いてくれるでもなく。
マスコミの手垢がついた言葉を感覚的にいくつか集め、さも内容があるかのように並べたに過ぎないものだった。

ひと言でいうと底が浅い。
裏づけがないので説得力に欠ける。

加えてパワーポイントに単語が表れる度に小さからぬ音が流れ、それ以外の時も決して静かではないBGM付。(←単なる自己満足にしか思えないゾ)
そしてご本人はというと、緊張しているためか終始かなり早口だった。

年配男性中心の、仲間内の勉強会だというのにどうして誰も何も言わないのか?
いわば身内なんだから本当に本人のためを思うなら、「ここは○○した方が良い」「△△はしない方が良い」と注意してあげるのが親切というものだろう。

(事実、私がスピーカー氏を手伝っていた男性に「BGMは要らないと思います」と発言したら、「僕もそう思ってた」ですと。)

最近、私はこのような印象を受けた会合にはガマンしてとどまることが出来なくなっているので、休憩に入るやいなや代表にだけ挨拶してサッサと退出を決め込んだ。

(大人気ない)カドの立つやり方と思うが、大きく期待はずれだった場合、時間がもったいなく感じるんである。
本来ないはずのストレスもたまるし。

こんな大そうなテーマではなく、個人的なキャリコンの売り込み体験を話した方がずっと良かったのでは。
そこでしか聞けない貴重な経験談なら私も大歓迎だ。

自戒を込めて思う。
テーマからぶれた話にならないよう、話し手になる時はよくよく注意しなければならないと。
パソコンに強い人は特に要注意だ。