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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

サカナってヤツは…

2007-02-27 | 熱帯魚
群れを作って生活する魚は人間によく似た面を持っています。
オスの序列は単純明快、大きなオスが一番偉く、次が2番手、さらにその次が3番手と、水槽に来た時系列に関係なくサイズでシンプルに決まっていきます。
そして、強いオスしかメスを獲得できません。
(ここは人間とちょっと違うところです。(^^)

我が家にいる5匹のプラティ・オスのうち1匹はたとえて言えば゛元服前の少年゛という感じ。
体の特徴からオスに間違いないのですが、まだ十分に成熟していないのか、本人に自分がオスという自覚はほとんどないようです。
オスの特徴である濃いオレンジの体色もまだ淡いままで、メスそっくりです。

そして古株の一番小さいオスにはメスがあたりません。
そこでこのオスは何と幼魚にはまり、稚魚を追いかけまわし始めたのです。
魚のロリコンなんて聞いたことがありませんが、必死で1センチほどの稚魚を追いかけ回し、その上ツンツンと稚魚の体をこづいています。

(特定の好みがあるわけではなく、強いて言えばぷっくりお腹の膨らんだ1センチをやや超えた程度の淡いオレンジ色の稚魚が好みのよう。
白い仔やスリム体型の赤い仔には見向きもしません)

しかしこれは稚魚にはダメージが大きいので、隔離すべくオスをプラケにとじこめ、しばらくお仕置きをすることにしたのですが、1日経ってメスが出産したためやむを得ず無罪放免、プラケの選手交替に。

新たに網で掬った稚魚はちょうど10匹います。
捕物のショックか、代わりに別の稚魚1匹が昇天してしまいました。
かわいそうですが、自然界の一端である水槽内では体のサイズに加えて運の強さが生き延びる条件でもあります。

日々水槽ではいろんなことが起こり、人間界の縮図さながらです。
画像は本日の水槽です。
先日の口減らしでだいぶスッキリしましたが、稚魚が大きくなるとすぐにごちゃごちゃした印象になるのはなんともしがたいのです。

(奥に赤い稚魚がいるように見えますが、実はこの仔たちは既に親水槽で自活していて、プラケには昨夜生まれたばかりの稚魚が10匹います♪)

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