パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

ようこそ あれこれ楽しいブログへ!

長年利用していた Autopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」が 2022年8月1日でサービス終了。2022年5月25日に新しくGooブログを開設して、旧ブログの全記事をここに引っ越しました。 まだ記事を見直し、修正中です。(*^_^*)♪
美術館巡り、宇宙や深海のこと、手作り作品、ITパソコン、美味しいものなど 内容あれこれです。
どうぞ、よろしくお願いします。(あとりえ「パ・そ・ぼ」の ベルル)
2022秋から冬 「ぐるっとパス」で行こう ・ 空~宇宙フリーク
★ 毎年のイベント ★ X’masツリー 2006~ ・ 餅つき大会 2007~ ・ 雛飾り 2007~
 ・ 七夕の短冊 2006~ ・ 夏・秋祭り 2010~

◎2019年1月N響定期は、仏伊で新春

2019-01-12 20:52:00 | N響定期演奏会

2019年1月12日(土)  N響 定期公演です ♪

NHKホール前の木々の風景




第1903回 定期公演 Cプログラム → アーカイブス:機関誌「フィルハーモニー」2019~

ルーセル/バレエ組曲「バッカスとアリアーヌ」第2番

サン・サーンス/チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33

ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」作品9 
レスピーギ/交響詩「ローマの松」

指揮  : ステファヌ・ドゥネーヴ
チェロ : ゴーティエ・カプソン

アンコール
 サン・サーンス
 組曲「動物の謝肉祭」から 第13曲「白鳥」
 チェロ : ゴーティエ・カプソン
 ピアノ : ステファヌ・ドゥネーヴ

指揮者ドゥネーヴが舞台に出てくる、まるでそう!絵本から抜け出したようなユニークな風貌。
お辞儀をしてオーケストラと向き合い、一瞬の間。そして得も言われぬ美しい音が ♪
『ルーセル/バレエ組曲「バッカスとアリアーヌ」第2番』は、ダンサーが舞う姿が見えるような童話のような魅力的な曲です。
次に登場したチェリスト。ゴーティエ・カプソン、冒頭から華やかなパッセージがきらめきます。
指揮者とソリストが顔を突き合わせ、息もぴったり。
アンコールでは、指揮者がピアノを弾き名曲サンサーンスの「白鳥」がゆったり流れました。
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」とレスピーギ/交響詩「ローマの松」も、キラキラと輝きカラフルだけどモダンな演奏。
すごく楽しい演奏会でした。

2019年1月 Cプログラム プログラム&曲目解説
アルベール・ルーセル(1869~1937)の 《バレエ「バッカスとアリアーヌ」》 がパリのオペラ座で初演された1931年5月、国際的な植民地博覧会が、同じパリで開幕した。
19世紀から20世紀にかけてのフランスは 万国博覧会開催や植民地拡大の時代。
異国や未知の世界への憧(あこが)れは、作曲家たちの想像力を刺激し、管弦楽の色彩の幅を広げていく。
今回のプログラムは、彼らが当時夢見た世界の音楽的パノラマだ。(安川智子)

1月定期公演の聴きどころ
Cプロはステファヌ・ドゥネーヴが2015年に続いて再登場。
カラフルなオーケストレーションに彩られた作品が並ぶ。
フランスのスター奏者、ゴーティエ・カプソンは サン・サーンスの《チェロ協奏曲第1番》でソロを担う。
レスピーギの《交響詩「ローマの松」》では、輝かしくパワフルなブラス・セクションが壮大なクライマックスを築く。(飯尾洋一) 

このコンサートの放送予定
1月11日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。

ルーセル/バレエ組曲「バッカスとアリアーヌ」第2番 <== なし

サン・サーンス/チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33 <== なし

ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」作品9
♪ 2012年12月8日(土) 第1743回 定期公演 Cプログラム
 指揮:シャルル・デュトワ ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
 → 12月N響定期 デュトワのレスピーギ3部作

♪ 2014年11月22日(土) 第1794回 定期公演 Cプログラム
 指揮:ネルロ・サンティ ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」作品9
 → 11月N響定期は ネルロ・サンティのイタリアづくし

レスピーギ/交響詩「ローマの松」
♪ 2012年12月8日(土) 第1743回 定期公演 Cプログラム
 指揮:シャルル・デュトワ レスピーギ 交響詩「ローマの祭り」「ローマの噴水」「ローマの松」
 → 12月N響定期 デュトワのレスピーギ3部作

♪ 2014年11月22日(土) 第1794回 定期公演 Cプログラム
 指揮:ネルロ・サンティ  レスピーギ 交響詩「ローマの松」
 → 11月N響定期は ネルロ・サンティのイタリアづくし

指揮 : ステファヌ・ドゥネーヴ <== 初めて聴きます。

チェロ : ゴーティエ・カプソン <== 初めて聴きます。

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◎2018年12月N響定期は、ALLバッハ ♪

2018-12-08 20:08:00 | N響定期演奏会

2018年12月8日(土)  N響 定期公演です ♪

第1901回 定期公演 Cプログラム
バッハ/組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
バッハ(シェーンベルク編)/前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552「聖アン」
バッハ/マニフィカト(クリスマス版)

指揮:トーマス・ヘンゲルブロック
合唱:バルタザール・ノイマン合唱団
本公演の指揮者、ヘンゲルブロック氏の希望により
ヨーロッパのクリスマスでの演奏習慣に従い
バッハ「マニフィカット」演奏終了後、
バッハ/クリスマス・オラトリオ BWV248から第59曲
コラール「われらはここ馬槽のかたえ 汝がみ側に立つ」を演奏いたします。

本日のアンコール
15世紀フランス(ヒッレルード編)
久しく待ちにし主よとく来りて
合唱:バルタザール・ノイマン合唱団

最初の音が鳴った時、びっくり。ぎくしゃくし響かない音、ぎこちない指揮者~。
弦楽器がビブラートをつけないで演奏をしていますが、そういうのはこれまでにも何度も聴いていて 今日の違和感はそのせいではなさそう。
バッハ/組曲 第4番ってこんな曲だったけ~。
今日の演奏会はどうなることやら・・・。
2曲目は シェーンベルク編なので、どんな曲なのか楽しみでした。なんとか持ち直したようです。

休憩の後、N響メンバーが席に着き、合唱団がそのあと入ってきました。
ソリストと同じですね。
そして、曲が始まるや、なんとまぁ 素晴らしい ♪
まるで天から降ってくるようなオーケストラの音色に、ソロをちりばめたコーラスの美しいこと。
指揮者と演奏者が一体となって 至福の演奏を醸し出します~。
バッハのマニフィカトは、なんとなく知っていて部分的にはおなじみの箇所もありましたが、それがこれまでとは違った清らかで崇高な演奏です。
クリスマスに教会でもう一度聴きたいです。 ♪


NHKホールに入るときは、青空に冬の木々。


終わってすぐに17時になり、
木々の青いライトアップを見ることができました。

 ⇒ Myブログ:代々木公園の青のイルミネーション

12月定期公演の聴きどころ 
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750)の作品のみで定期公演が構成されるのは、近年ではめずらしい。
しかもプログラムは、冒頭に管弦楽曲、つづいてオルガン曲、最後に管弦楽伴奏による声楽曲が置かれ、バッハの全貌が聴かれる意欲的なものだ。
「20世紀のバッハ」ともいわれたアルノルト・シェーンベルク(1874~1951)によるオーケストラ編曲の冴(さ)えも楽しみたい。(樋口隆一)

このコンサートの放送予定
12月7日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

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◎2018年11月N響定期はアリス・紗良・オットのピアノ

2018-11-10 22:45:00 | N響定期演奏会

2018年11月10日(土)  N響 定期公演です ♪

代々木公園では、食育フェア開催中。



レモネードを試飲、美味しい。



NHKホール前の木々が色づき始めています。




第1897回 定期公演 Cプログラム 
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調 
プロコフィエフ/バレエ組曲「ロメオとジュリエット」(抜粋) 

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
ピアノ:アリス・紗良・オット
 アンコール サティ ジムノペディ 第1番

ステージに揃ったN響楽団のチューニングも終わり、指揮者とソリスト登場を待つ。
・・・と、長すぎる間。
そして 華やかなベージュのドレスのピアニスト、なんと裸足。o(*'o'*)o

ラヴェル/ピアノ協奏曲は、出だしのなんと魅力的なこと!
繊細なレースのような軽やかな響きは生でしか味わえない。ホールの空間も異次元です。
2楽章はそれほどでもなく、3楽章で再び活き活きとした演奏。
アンコールでは、おなじみのサティの曲が新鮮に聞こえてとてもよかった。

プロコフィエフ/バレエ組曲「ロメオとジュリエット」は、指揮者ノセダ氏が抜粋し舞曲が効果的に挿入されている構成だそうです。
プロコフィエフならではの印象的な曲、登場人物を特徴づける旋律が聴く人をストーリーに引き込みます。
ノセダとN響の息の合った鮮やかな演奏。
さすがに最後はしんみり・・・。


11月定期公演の聴きどころ
2人の名匠が贈るアメリカとロシア音楽の粋
11月の定期公演で指揮台に立つのは、広上淳一と ジャナンドレア・ノセダの2人のマエストロ。
ノセダが指揮するCプロでは、ドイツと日本にルーツを持つアリス・紗良・オットが ラヴェル《ピアノ協奏曲》を披露する。新世代のフレッシュな感性に期待したい。
プロコフィエフ《ロメオとジュリエット》は、ストーリー性を重視したノセダ独自の抜粋によって演奏される。鮮烈かつ精彩に富んだプロコフィエフを堪能できるだろう。 [飯尾洋一/音楽ジャーナリスト]

このコンサートの放送予定
 11月9日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。

ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調 → なし
プロコフィエフ/バレエ組曲「ロメオとジュリエット」 → なし

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
 2012年 2月N響定期:カセルラ 交響曲第2番
 2015年 1月N響定期はノセダのロシアもの

ピアノ:アリス・紗良・オット → なし

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◎2018年10月N響定期は「ロンドン」と「巨人」

2018-10-20 23:13:00 | N響定期演奏会

2018年10月20日(土)  N響 定期公演です ♪

コンサートの前に、代々木公園に秋のバラを見に行きました。
 

NHKホール前の木々は、少しだけ紅葉が始まっています。
 


第1895回 定期公演 Cプログラム

ハイドン/交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I-104「ロンドン」
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」 

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット

颯爽と登場した御年91歳の指揮者、ブロムシュテットさん。
ハイドンの「ロンドン」の冒頭の音から、引き込まれます。
シンプルで端正ながら若々しい演奏が聴けました。

次は、マーラーの「巨人」、まるでおとぎの国に誘うようなカラフルで楽しい演奏です。
指揮者とオーケストラが一体になった演奏はメリハリがあって、ワクワクするよう♪
4楽章はすごい迫力。 割れるような拍手で会場も盛り上がりました。

10月定期公演の聴きどころ
ブロムシュテットが作り出す2つの交響曲のハーモニー
10月の定期公演は桂冠名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットが3つのプログラムを指揮する。
いずれのプログラムでも、2つの交響曲が組み合わされている。
Cプロではハイドンの最後の交響曲である《交響曲第104番「ロンドン」》と、マーラーの最初の交響曲である《交響曲第1番「巨人」》が並べられる。
ハイドンにおける完成された様式美と、新時代への扉を開くマーラーの野心作。
2つの作品が鮮やかなコントラストを描く。[飯尾洋一/音楽ジャーナリスト]

このコンサートの放送予定
 10月19日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
 11月11日(日) クラシック音楽館 NHK Eテレ 9:00pm~11:00pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。

ハイドン/交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I‒104「ロンドン」
2009年9月26日 N響の会員になり、9月定期へ
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」 
2011年4月23日 4月N響定期はノリントンのマーラー

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
2010年4月10日(土) 4月N響定期-Aプロ、ブロムシュテットのマーラー9番
2010年4月17日(土) 4月N響定期はベートーヴェン
2011年9月17日(土) 9月N響定期はブロムシュテット
2013年9月28日(土) 9月N響定期はブラームス
2014年9月20日(土) 9月N響は、ブロムシュテット
2018年4月21日(土) 4月N響定期は、ブロムシュテットのベートーヴェン

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◎2018年9月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィのシベリウス

2018-09-22 22:55:00 | N響定期演奏会

2018年9月22日(土)  N響 定期公演です ♪

第1892回 定期公演 Cプログラム

2018年9月22日(土) 開場 2:00pm 開演 3:00pm NHKホール

シベリウス/「レンミンケイネンの歌」作品31-1 
シベリウス/「サンデルス」作品28 
シベリウス/交響詩「フィンランディア」作品26(男声合唱付き) 
シベリウス/「クレルヴォ」作品7* 

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ソプラノ*:ヨハンナ・ルサネン
バリトン*:ヴィッレ・ルサネン
男声合唱:エストニア国立男声合唱団

※当初発表のプログラムに、新たな曲目が追加されました。

プログラム&曲目解説
フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウス(1865~1957)の初期時代の大作《クレルヴォ》と情熱的な《フィンランディア》(男声合唱付き)は、いずれもフィンランド語の合唱を伴う壮大な作品である。
また本日の公演では、シベリウス作品の中でも演奏される機会が少ない《レンミンケイネンの歌》と《サンデルス》も取り上げられる。
4曲とも男声合唱が重要な役割を担うため、世界屈指のレベルを誇る合唱大国エストニアの名門、エストニア国立男声合唱団の洗練された歌声と深遠なハーモニーが大いに期待されよう。
ソリストを務めるルサネン姉弟の歌唱も楽しみだ。
この革新的なプログラムに、地理的にも、言語的にもフィンランドに近いエストニア出身の指揮者で、明晰(めいせき)な洞察力とバイタリティを合わせ持つパーヴォ・ヤルヴィがどのように挑むのか、きわめて注目される。(神部 智)

 
 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

2015年2月14日(土) 2月N響定期は庄司紗矢香
2015年10月24日(土)10月N響定期はヤルヴィと五嶋みどり ~パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念~
2016年2月13日(土)2月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィとヤンセン
2016年10月1日(土)9月N響は、マツーエフのピアノ
2017年2月18日(土)2月N響定期は、諏訪内晶子とパーヴォ・ヤルヴィ
2017年7月1日(土)6月N響定期は、パーヴォのシューマン
2017年9月23日(土)9月N響定期は、パーヴォのロシア音楽
2018年2月17日(土)2月N響定期は、パーヴォと樫本大進
2018年5月19日(土) 5月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィの多彩な音楽

2018年9月22日(土) 9月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィのシベリウス  <== 今回
 

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◎2018年6月N響定期は、庄司紗矢香とオラフソン

2018-06-16 23:56:00 | N響定期演奏会

2018年6月16日(土)  N響 定期公演です ♪
第1889回 定期公演 Cプログラム

メンデルスゾーン/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調 
コダーイ/組曲「ハーリ・ヤーノシュ」 
ヤナーチェク/タラス・ブーリバ 

指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
ヴァイオリン:庄司紗矢香
ピアノ:ヴィキンガー・オラフソン

アンコール パラディース 「シチリアーナ」
 ヴァイオリン 庄司紗矢香 & ピアノ ヴィキンガー・オラフソン

6月定期公演の聴きどころ
6月の定期公演は、2004年にN響音楽監督、2007年から桂冠指揮者となったウラディーミル・アシュケナージが2年ぶりに登場して2つのプログラムを指揮する。
ドビュッシーの没後100年を記念したAプロ、
気鋭のソリストを迎えるメンデルスゾーンの協奏曲と東欧の作曲家の作品を組み合わせたCプロ、
どちらもN響の豊麗なサウンドが堪たん能のうできる楽しみな選曲である。

Cプロ 庄司とオラフソンの共演、後半は東欧の作曲家を取り上げる
アシュケナージは、Aプロに続き、Cプロでも珍しい協奏曲を取り上げる。
メンデルスゾーン《ヴァイオリンとピアノのための協奏曲》は、14歳の時の作曲家が、自身と姉の演奏用に作曲した作品。
ソリストには世界で活躍するヴァイオリニストの庄司紗矢香、そしてアイスランド出身のピアニスト、ヴィキンガー・オラフソンが登場する。アシュケナージはN響定期公演では毎回、新進の若手ソリストを起用するが、オラフソンは、クラシックの枠にはまらずクロスオーバーのジャンルでも活動を続けるピアニスト。庄司とも共演歴があり、息の合った掛け合いが期待される。
ソリストたちの潑はつ剌らつとした演奏とメンデルスゾーンの瑞みず々みずしい音楽が楽しみな一曲である。

アシュケナージは、N響でも定期的に東欧の作曲家を取り上げているが、後半では、コダーイとヤナーチェクの作品を組み合わせる。
コダーイ《組曲「ハーリ・ヤーノシュ」》は、ハンガリーでは誰もが知る、主人公ハーリの冒険物語が生き生きと描かれる。オーケストラにハンガリーの民俗楽器ツィンバロンが入り、親しみやすい旋律と賑にぎやかな音楽が楽しい。
チェコの作曲家ヤナーチェクの《タラス・ブーリバ》は、ゴーゴリの小説をもとに書かれた。
N響弦楽器陣の精せい緻ちなアンサンブル、好調の金管・打楽器セクションの迫力と豊かな音色をここでは堪能したい。 [柴辻純子/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
 6月15日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。
今回は3曲ともN響定期コンサートでは初めて聞きます。
じゃぁ、N響定期コンサートです同じ作曲家の別の曲は聞いてるかしら?
調べてみました。

メンデルスゾーン/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調 は、初めてです。
 メンデルスゾーンの曲を聴いたのは、意外なことにこれまでに1回。
・  2010/10/23 「10月N響定期、・・・」 指揮 ネルロ・サンティ 交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」

コダーイ/組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
 アシュケナージは、コダーイの曲が好きなんでしょうかね。
・ 2012/6/16 「6月のN響定期はアシュケナージとバヴゼ」 コダーイ / ガランタ舞曲


ヤナーチェク/タラス・ブーリバ  は、初めてです。
 ヤナーチェクの曲は、これまで2回聞きました。
・ 2009/12/12 「12月N響定期、シャルル・デュトワ」 ヤナーチェク / グラゴル・ミサ曲
・ 2012/1/14 「1月N響定期はチェコの色合い」 指揮:ラドミル・エリシュカ ヤナーチェク / シンフォニエッタ


指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
・ 2010/6/12 「6月N響定期、アシュケナージ親子競演」
・ 2011/6/4 「6月N響定期は、シベリウス」
・ 2012/6/16 「6月のN響定期はアシュケナージとバヴゼ」
・ 2014/6/14 「6月N響定期はアブドゥライモフのピアノ」
・ 2016/6/18 「6月N響定期、ルルーのオーボエ」

ヴァイオリン:庄司紗矢香
・ 2015/2/14 「2月N響定期は庄司紗矢香」

(ピアノ:ヴィキンガー・オラフソン は、初めて)

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

♪ 指揮:ウラディーミル・アシュケナージ アシュケナージ(ウラジミール)
◆ ウラディーミル・アシュケナージ Wikipedia (1937年7月6日~)
 Влади́мир Дави́дович Ашкена́зи、 Vladimir Davidovich Ashkenazy、

N響では、数回聴いています。
いつもパワフルでニコニコ笑顔、ステージの出入りは小走り。
 演奏・指揮は、すばらしい~。→ ウラディーミル・アシュケナージ

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◎2018年5月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィの多彩な音楽

2018-05-19 22:00:00 | N響定期演奏会

2018年5月19日(土)  N響 定期公演です ♪

代々木公園は、ベトナムフェスティバル 2018


NHKホール前の新緑



第1886回 定期公演 Cプログラム

トルミス/序曲 第2番(1959)
ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102 (1957年)
ブルックナー/交響曲 第1番 ハ短調 (初演:1868年)

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ピアノ:アレクサンドル・トラーゼ
 アンコール プロコフィエフ ピアノソナタ第7番 変ロ長調 作品83より 第3楽章

トルミスの序曲 第2番、始まると なんとなく親し気な響きが流れ出してきます。 
古くもなく、新しすぎてとがったところもない。
トルミスの曲は伝統的なエストニア民謡と影響しあっているそうです。
伝統的なエストニア民謡ってどんなの? 聞いてみたい!


さて2曲目のショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番は、明るく楽しそうに始まります。
この曲は、息子マキシムに献呈、19才で初演。親子の愛が響きますね。

マクシム・ショスタコーヴィチ - Wikipedia
ピアノのトラーゼが素晴らしい演奏を聞かせてくれました。
拍手とともに舞台裏に戻るときも、再度ステージに出るときも 夢中で指揮者に話しかけています。アンコールも話に夢中で忘れそう。o(*'o'*)o
全員が注目の中、アンコール演奏もびっくりするくらいの熱演。楽譜に書かれた曲を演奏するというより、トラーゼがその場で音楽を作っているようでした。

3曲目はブルックナーの交響曲 第1番、前2曲より100年も前に作曲されているんですね。そんな時代を感じさせる響きが会場を満たします。
ブルックナーっていいんだけど、いつも眠くなっちゃう・・・。 
パーヴォ・ヤルヴィの演奏は、クリアで変化に富み輝かしく じっくり楽しめました。

5月定期公演の聴きどころ
5月の定期公演では首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィがすべてのプログラムを指揮する。
プログラムからは、有名曲ばかりではなく、演奏機会の比較的少ない作品にもチャレンジしようという意欲的な姿勢がにじみ出ている。
これまで幅広いレパートリーでN響との共演を重ねてきたパーヴォだが、オーケストラとの信頼関係を築きあげた今だからこそ取りあげるべき作品が並んでいるといえる。進化し続けるパーヴォとN響コンビの現在形を堪たん能のうしたい。

Cプロは、パーヴォの母国エストニアの作曲家、トルミスの作品でスタート。
ユーモアにあふれ、独特の苦い舌触りをも湛たたえたショスタコーヴィチの《ピアノ協奏曲第2番》では、旧ソ連からアメリカに本拠を移したアレクサンドル・トラーゼの含蓄に富んだソロにも期待したい。
後半のブルックナーの《交響曲第1番》では、指揮者とオーケストラの絶妙なコンビネーションが発揮されることだろう。

多彩でありながら力強い曲目が並ぶCプロ
Cプロはバラエティに富んだ作品が並ぶ。
パーヴォの母国エストニアのトルミスは、昨年世を去ったばかりの同国を代表する作曲家。
その《序曲第2番》には民謡由来の根源的な力強さがあふれている。

ショスタコーヴィチの《ピアノ協奏曲第2番》は、19歳になる息子マキシムの誕生日のために書かれた作品。
祝いの場にふさわしく、ショスタコーヴィチ作品としては例外的なほどに愉快で、コミカルなテイストに貫かれている。
独奏を務めるのは アレクサンドル・トラーゼ。
かつてNHKの「スーパーピアノレッスン」に講師として出演したトラーゼのダイナミックなソロを期待したい。

メイン・プログラムはブルックナーの《交響曲第1番》。長大な作品で知られるブルックナーだが、《第1番》は50分前後と比較的コンパクトな作りになっている(といっても十分に大作ではあるが)。
ブルックナーの他の多くの交響曲と同様にこの《第1番》にも複数の稿があり、今回パーヴォが指揮するのは1866年リンツ稿
後に改稿されたウィーン稿も残されているが、より演奏機会の多いのはこちらのリンツ稿だ。
番号は若いものの、すでにブルックナーの特徴ははっきりとあらわれており、ブルックナーが最初期から「音の大だい伽が藍らん」を作りあげていたと教えてくれる。後年の傑作群に勝るとも劣らない深い感動を残してくれるはずである。
これまでに《交響曲第2番》と《第5番》で清新なブルックナー像を築いてきたパーヴォが、また新たな名演を生み出してくれることだろう。
[飯尾洋一/音楽ジャーナリスト]

このコンサートの放送予定
5月18日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

alien 機関誌「フィルハーモニー」 5月号 シリーズ「オーケストラのゆくえ」は毎号読んでいます。
今月号の 『第17回 オペラ・コンチェルタンテの未来』(舩木篤也)は、考えさせられる面白い内容でした。
舞台セットを伴わない演奏会形式のオペラ上演が増えている!とのこと。
経費節減や客層の拡大だけが狙いではなく、最近の過大な演出中心のオペラの見直しもありそう。
というのも、歌手への過大な要求(歌以外の演技)の軽減で、より純粋に音楽を味わえるということらしい。
ただし、演奏会形式でも突っ立って自分の歌だけ歌うのでは意味がない。やはり良い演出が必要になる。
・・・そういえば思い当たる節があります。
一方、オペラではない「マタイ受難曲」で、身振りや表情をつけた素晴らしい演奏会があったそうです。(ラトルとベルリン・フィルによるバッハのマタイ受難曲。ピーター・セラーズによる演出=リチュアライゼーション(儀式化)付き)。見てみたい!

クラシック音楽の演奏会も よい意味で進化してほしいですね。
symbol4 毎年夏に「 METライブビューイング」をみて感動しています。


    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
2015年2月14日(土) 2月N響定期は庄司紗矢香
2015年10月24日(土)10月N響定期はヤルヴィと五嶋みどり ~パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念~
2016年2月13日(土)2月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィとヤンセン
2016年10月1日(土)9月N響は、マツーエフのピアノ
2017年2月18日(土)2月N響定期は、諏訪内晶子とパーヴォ・ヤルヴィ
2017年7月1日(土)6月N響定期は、パーヴォのシューマン
2017年9月23日(土)9月N響定期は、パーヴォのロシア音楽
2018年2月17日(土)2月N響定期は、パーヴォと樫本大進

以下は、これまでの演奏記録なし
トルミス/序曲 第2番(1959)
ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102
ブルックナー/交響曲 第1番 ハ短調
ピアノ:アレクサンドル・トラーゼ

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 本日の曲と演奏者のCDなどを聴いてみましょう

トルミスの作品 って聞いてみたいね。
 「雷鳴への連祷」 「神秘のメッセージ」 「エストニアの光景 第3集」

★ ラトルとベルリン・フィルによるバッハの「マタイ受難曲」。
 ピーター・セラーズによる演出=リチュアライゼーション(儀式化)付き
 コンサートとは思えない迫真の演技。
福音史家(パドモア)がイエス本人という驚きの解釈で、近年のベルリン・フィルの公演の中でも特に大きな話題となったコンサートとなっている。

 
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◎2018年4月N響定期は、ブロムシュテットのベートーヴェン

2018-04-21 21:12:00 | N響定期演奏会

2018年4月21日(土)  N響 定期公演です ♪

代々木公園は、アースデイで賑わっています。
いつものイベントより、エコ(地球環境を重視した内容)です。
帰りに立ち寄ってみましょう!
 ⇒ Myブログ:アースデイ東京




第1883回 定期公演 Cプログラム

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 
ベートーヴェン/交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
ピアノ:マリア・ジョアン・ピレシュ

本日のアンコール マリア・ジョアン・ピレシュ
 ベートーヴェン 6つのバガテル 作品126から第5番ト長調

拍手で登場したピアニストと指揮者。和やかな雰囲気です。
コンチェルトの出だしはピアノから始まります。
その音のすてきなこと ♪ 深く引き込まれそうな響き。
曲が進むにつれオーケストラとピアノと指揮者の何とも言えない空気感。
そして、いつもよりホール全体から音が降り注ぐ感じがします。
アンコールの曲もピレシュが語りかけるようで素晴らしかった。

ベートーヴェンの交響曲 第4番も、いい演奏でした。
指揮者ブロムシュテットさんの若々しいこと。
拍手を受ける様子にユーモアあふれるお人柄を感じました。
ステキな演奏会でした。


4月定期公演の聴きどころ
4月の定期公演には、1927年生まれで今年91歳となる指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットが登場する。
彼が2015年からN響とバンベルク交響楽団とともに取り組んできたベートーヴェン・チクルスが、いよいよ完結する。
ブロムシュテットが初めてN響の指揮台に立ったのは1981年11月。
以後40年近くにわたり、ベートーヴェンやモーツァルト、そしてバッハなどを取り上げ、その知的なアプローチによる格調高い演奏でファンに親しまれてきた。
1986年、N響の名誉指揮者に、2016年には桂冠名誉指揮者に就任。
N響創立90周年の2016年には年末の《第9》の舞台に立ち、その年齢を感じさせない瑞々しい指揮は印象的だった。
今回の定期公演のB・Cプロはオール・ベートーヴェン・プログラム、そしてAプロはベルリオーズの《幻想交響曲》を中心に据えた選曲になっている。

【N響へ26年ぶりに登場するピレシュがベートーヴェンの名作を弾く】
N響ならではの選りすぐりのソリストたちはまさに定期公演の「華」だが、
Cプロではマリア・ジョアン・ピレシュベートーヴェンの《ピアノ協奏曲第4番》で独奏を披露する。
ポルトガル出身の名手ピレシュがN響に登場するのは、実に26年ぶりになるという。
ソロはもちろん、室内楽などでもすぐれた演奏で知られるピレシュ。美しく端正な音色、隅々まで神経のゆき届いた繊細な表現力などが魅力の奏者である。
《第4番》のピアノ協奏曲は冒頭、ピアノのソロがひそやかなパッセージを弾くことで始まる。
ピレシュのピアニズムがベートーヴェンの名作をどのように導いていくか、注目したい。

さらに後半では《交響曲第4番》が選曲された。
《第3番「英雄」》に続く《第4番》は、やや小規模な編成で、より古典的、室内楽的ともいえる魅力にあふれた1曲。
近年ますます磨きがかかってきたN響のアンサンブルの粋を味わうことができるだろう。
[伊藤制子/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
4月20日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 

ベートーヴェン/交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 2012年4月21日(土) 第1725回 定期公演 Cプログラム 指揮:ロジャー・ノリントン

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
2010年4月10日 第1670回 定期公演 Aプログラム マーラー 「交響曲 第9番 ニ長調」
2010年4月17日 第1671回 定期公演 Cプログラム
2011年9月17日(土) 第1707回 定期公演  Cプログラム チャイコフスキー 「交響曲 第5番」
2013年9月28日(土) 第1731回 定期公演 Cプログラム
2014年9月20日(土) 第1788回 定期公演 Cプログラム モーツァルト 「交響曲 第40番」

以下は、曲も演奏者も N響定期コンサートでは初めて。
 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番
 ピアノ:マリア・ジョアン・ピレシュ 

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◎2018年2月N響定期は、パーヴォと樫本大進

2018-02-17 20:50:00 | N響定期演奏会

2018年2月17日(土)  N響 定期公演です ♪

コンサートのたびに通っている明治神宮前の橋。
「五輪橋」っていうんですね。
五輪のマークがあります。 TOKYO 1964年

  

今日は、平昌オリンピック、フィギュアスケート男子フリーが行われます。
今まさに 滑っている時間です。
NHKのアプリで結果速報を確認、羽生・宇野選手 金銀メダルです!
おめでとう、これで 心置きなく コンサートを楽しめます。 ♪

NHKホール前の木々



第1880回 定期公演 Cプログラム

デュリュフレ/3つの舞曲 作品6 
サン・サーンス/ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 
フォーレ/レクイエム 作品48 

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン:樫本大進
ソプラノ:市原 愛
バリトン:アンドレ・シュエン
合唱:東京混声合唱団

コンサートは、初めて聞く デュリュフレ/3つの舞曲 で始まります。
落ち着いた音色で音楽が流れていきます。 楽しい曲でした。

次は、楽しみにしていた 樫本大進のヴァイオリン。
 ヴァイオリンと指揮者とオケが一体化しているのは、ベルリンフィルのコンマスをしている樫本ならでは。 素晴らしい演奏でした。

最後は、フォーレのレクイエム。 合唱がメインのような曲です。
今日一番心に響いたのは、バリトン:アンドレ・シュエンの歌声。
さりげなく心にしみるいい曲でした。

2月定期公演の聴きどころ
2月の定期公演を振るのは、首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ。プログラムには興味津々の演目が並んでいる。
まずはマーラーの《交響曲第7番》。シーズン幕開けの9月定期でショスタコーヴィチの《第7番》を壮絶かつ明快に聴かせたパーヴォが続けて取り上げる「大作7番」は、大いに注目される。
また、N響と初めて挑むワーグナー作品は未知の魅力十分。
多彩な共演者が揃うフランス音楽プログラムも実に楽しみだ。
いずれもパーヴォが海外オーケストラとの来日公演では取り上げていない演目であり、首席指揮者として3シーズン目を迎えたN響でより踏み込んだ音楽作りを企図した、「当コンビでこそ」のプログラムばかり。
国際派日本人ヴァイオリニストの代表格、諏訪内晶子樫本大進が相次いで登場する点も相まって、見逃せない公演が続く。
【Cプロはパーヴォの経験を活かしたフランス音楽特集】
Cプログラムは、パーヴォのパリ管弦楽団音楽監督の経験を活かした「フランス音楽特集」。
デュリュフレの《3つの舞曲》は、演奏機会が少ないだけに、珍しい生演奏自体が聴きものとなる。
耳馴染みの良い音楽が並んだ佳品で、特に第3曲はリズミカルで胸が踊る。
サン・サーンスの《ヴァイオリン協奏曲第3番》は、フランスの当ジャンルを代表する名曲。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でコンサートマスターのキャリアを重ね、さらに表現の深化を示す樫本大進の艶美なソロに、2017年6月定期のサン・サーンスのピアノ協奏曲で魅せたパーヴォ&N響の当意即妙なバックが彩りを添える。
そしてフォーレの《レクイエム》は、天上的な美しさが横溢した、あらゆるレクイエムのなかでも1、2を争う人気作であり、パーヴォにとっては、パリ管弦楽団との録音第2弾にも選んだ自信の1曲。
清澄な歌声を持つ実力派ソプラノ・市原愛(第4曲〈ああイエスよ〉は最大の聴きどころ)、同曲でラトル指揮ベルリン・フィルとも共演したバリトンのアンドレ・シュエン、精度の高いコーラスを武器とする東京混声合唱団と共に、至福の世界へと導いてくれるだろう。
[柴田克彦/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
2月16日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
2015年2月14日(土) 2月N響定期は庄司紗矢香
2015年10月24日(土)10月N響定期はヤルヴィと五嶋みどり ~パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念~
2016年2月13日(土)2月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィとヤンセン
2016年10月1日(土)9月N響は、マツーエフのピアノ
2017年2月18日(土)2月N響定期は、諏訪内晶子とパーヴォ・ヤルヴィ
2017年7月1日(土)6月N響定期は、パーヴォのシューマン
2017年9月23日(土)「9月N響定期は、パーヴォのロシア音楽」

合唱:東京混声合唱団
2010年12月11日(土) 第1689回 定期公演 Cプログラム 指揮:シャルル・デュトワ 「戦争レクイエム」
2013年6月15日(土) 第1758回 定期公演 Cプログラム 指揮:チョン・ミョンフン 「スターバト・マーテル」
2017年11月18日(土) 第1871回 定期公演 Cプログラム 指揮:トゥガン・ソヒエフ 「オラトリオ『イワン雷帝』」

以下の曲、演奏者は N響定期コンサートでは、初めて聞きます。
 デュリュフレ/3つの舞曲 作品6
 サン・サーンス/ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61
 フォーレ/レクイエム 作品48
ヴァイオリン:樫本大進、ソプラノ:市原 愛、バリトン:アンドレ・シュエン

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◎2018年1月N響定期は、広上淳一と五嶋龍

2018-01-13 20:36:00 | N響定期演奏会

2018年1月13日(土)N響 定期公演です ♪

NHKホール前の風景。すっかり葉を落とした木々。


イベントもなく落ち着いた雰囲気。



第1876回 定期公演 Cプログラム

~バーンスタイン生誕100年~
バーンスタイン/スラヴァ!(政治的序曲)
バーンスタイン/セレナード(プラトンの『饗宴』による)* 
ショスタコーヴィチ/交響曲 第5番 ニ短調 作品47 

指揮:広上淳一
ヴァイオリン*:五嶋 龍

♪ スラヴァ! 最初の音からクリアで明るく楽しい雰囲気の曲が始まりました。
 新年の冒頭にふさわしい、素晴らしい演奏です。
 ちょっと、指揮者広上淳一の印象が良いほうに変わりました。

♪ セレナード 五嶋 龍の演奏をすごく楽しみにしていました。
  楽し気に演奏する姿に、初めて聞く曲にもすっとなじむことができました。
  フィルハーモニーに書かれている難しい解説はぜんぜんわからなかったけれど、印象に残る演奏を味わうことができました。

♪ ショスタコーヴィチ/交響曲 第5番 は、何度も聴いたことのあるおなじみの曲。自然とフレーズが出てきます。
 前回、パーヴォ・ヤルヴィの指揮で聴いたときは 今までのおなじみの曲を聞く姿勢を改めさせられたような記憶がありますが、今回はまた 従来から聞いていた気分で楽しむことができました。
 輝くような音色と切れのあるリズム、強弱緩急自在な演奏が素晴らしかった。


1月定期公演の聴きどころ
 新しい年の幕開けを飾るコンサート。若いとびきりの才能とNHK交響楽団との初共演が実現する。
Bプロでは、まだ30歳代半ばのマエストロ、ダーヴィト・アフカムがN響の指揮台に上がり、
Cプロでは、幼い頃から注目され、今や人気・実力ともにトップクラスのヴァイオリニストである五嶋龍が登場する。
また、Aプロでは、世界的に話題となったジョン・アダムズの《アブソリュート・ジェスト》( 2011年作曲)が日本初演される。こちらも新年にふさわしい聴き初めとなるだろう。

Cプロではバーンスタイン生誕100周年を祝う
 2018年はレナード・バーンスタインの生誕100周年にあたり、Cプロでは、広上淳一が、彼の作品を取り上げてメモリアル・イヤーを祝う。
キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクールで優勝後、アムステルダムで研鑚を積んでいた若き日の広上は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団へ客演に来ていたバーンスタインのアシスタントを務めて、影響を受けたという。
広上は、これまでにも、N響定期公演( 2012年5月)でバーンスタインの《交響曲第1番「エレミア」》を指揮しているが、今回は、《スラヴァ!》と《セレナード》を取り上げる。
《スラヴァ!》バーンスタインの盟友ロストロポーヴィチに捧げられた楽しい小品。
《セレナード》は、独奏ヴァイオリンと弦楽合奏、ハープ、打楽器という編成の協奏曲的な作品。
独奏ヴァイオリンは五嶋龍が務める。近年、欧米のメジャー・オーケストラとの共演を重ねる五嶋のN響デビューがとても楽しみである。
 後半のショスタコーヴィチの《交響曲第5番》では、ますますコラボレーションを深める広上とN響が息の合った演奏を繰り広げるに違いない。広上がこの名曲でどんな解釈を披露するのかも興味津々である。[山田治生/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
1月12日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 

ショスタコーヴィチ/交響曲 第5番 ニ短調 作品47
2015年2月14日(土)第1803回 定期公演 Cプログラム 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ → 2月N響定期は庄司紗矢香

指揮:広上淳一
2015年9月12日(土)第1814回 定期公演 Cプログラム → 9月N響はラフマニノフ、ドヴォルザーク
2012年5月19日(土)第1728回 定期公演 Cプログラム → 5月のN響定期は広上淳一

ヴァイオリン:五嶋 龍 今回が、N響デビュー
五嶋龍を知ったのは、『題名のない音楽会』の司会をしているとき。
その時、素晴らしい演奏も聴きファンになりました。
 五嶋龍は、最年少(27歳)で『題名のない音楽会』6代目の司会となる。(2015.10 ~ 2017.3 )
 → 題名のない音楽会 BACKNUMBERこれまでの放送|テレビ朝日

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◎2017年12月N響定期は、デュトワとティボーデ

2017-12-09 23:10:00 | N響定期演奏会

2017年12月9日(土)  N響 定期公演です ♪




第1874回 定期公演 Cプログラム 

ストラヴィンスキー/幻想的スケルツォ 作品3 
サン・サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」 
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版) 

指揮:シャルル・デュトワ
ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ

アンコール ピアノ ジャン・イヴ・ティボーデ
シューベルト クーペルヴィーザー・ワルツ 変ト長調

12月と言えば、デュトワのN響 ♪。
「幻想的スケルツォ」は、とても面白い曲で、ミツバチの羽音と蜜蜂の一生を音楽にしたもの。初めて聞いたけど、楽しい曲です。
「サンサーンスのピアノ協奏曲 第5番」、ティボーデのピアノが軽やかで素敵な演奏でした。
メインの「火の鳥」は、全曲版です。すごく知っている曲のようでストーリーは覚えていない。フィルハーモニーの曲目解説の欄を見ながら、聞きました。
解説がわかりやすく、斬新で複雑な曲にしっかりついていくことができました。
全曲版、やはりバレエがあったほうがいいけれど、オケだけだと新しい発見もありました。
盛大な拍手で今年のコンサートが終わります。
17時の開場外は、真っ暗。今が一番陽が短い時期ですね。(冬至は12/22)

12月定期公演の聴きどころ
 2017年をしめくくる12月定期。毎年この時期は「デュトワの季節」とよんでいいかもしれない。シャルル・デュトワが斬新なプログラムを手に登場するのが最近の恒例だからである。
1996年から常任指揮者、1998年より音楽監督をつとめ、2003年9月から名誉音楽監督に就任してN響と良好な関係を築いているデュトワ。彼がN響にもたらした功績は大きなものだ。
そのプログラミングには毎回趣向が凝らされており、オペラから小品、現代音楽まで、手を変え品を変え私たちを楽しませてくれてきた。
今年も得意とする近現代音楽を中心に、豪華なソリストたちとともにあでやかなオーケストラの饗宴が展開される。

日本でも人気のティボーデを迎えるCプロ
 Cプロでは、日本でも人気のピアニストのジャン・イヴ・ティボーデを迎え、ストラヴィンスキー、サン・サーンスというデュトワらしいプログラムが組まれている。
ティボーデは19歳の時、日本国際音楽コンクールで最高位を受賞。以後活躍の場を広げていったという経緯があり、日本に縁のある演奏家だ。
「エジプト風」と題されたサン・サーンスのピアノ協奏曲は、作曲者がエジプトに実際に滞在していた際に書かれており、当地で聴いたとされる旋律を織り込んだ異国情緒も感じさせる。
神童ピアニストとして名を馳せたサン・サーンスならではのリリカルな魅力にあふれており、きらめくような響きをもつティボーデが洗練されたピアノを聞かせてくれることだろう。
N響とデュトワとのコンビでのストラヴィンスキーの演奏では、たとえば2012年の《歌劇「夜鳴きうぐいす」》での秀演も記憶に新しいが、今回は初期作品の《幻想的スケルツォ》が演奏会冒頭で、そして全曲版の《火の鳥》がしめくくりとして演奏される。
実はこの2作はストラヴィンスキーの創作史の中で互いに密接に関連している。
1909年、《幻想的スケルツォ》と《花火》を指揮者アレクサンドル・ジロティの演奏会で聴いたディアギレフがストラヴィンスキーの才能を見込んで、新作バレエ《火の鳥》を委嘱したのだ。
これら2作を聞きながら、当時のディアギレフそして聴衆たちがいかにロシアの新星の才能に驚いたのか、追体験してみたい。[伊藤制子/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
12月8日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。

指揮:シャルル・デュトワ 定期公演 Cプログラム
 ♪ 2016年12月17日(土) 第1852回
 ♪ 2015年12月12日(土) 第1824回
 ♪ 2014年12月13日(土) 第1797回 12月N響定期はデュトワ
 ♪ 2013年12月7日(土) 第1770回 12月N響定期 デュトワの宗教曲
 ♪ 2012年12月8日(土) 第1743回 12月N響定期 デュトワのレスピーギ3部作
 ♪ 2011年12月10日(土)第1716回 12月N響定期「青ひげ公の城」
 ♪ 2010年12月11日(土)第1689回 12月N響定期 戦争レクイエム
 ♪ 2009年12月12日(土)第1662回 12月N響定期、シャルル・デュトワ

以下は、初めてです。
ストラヴィンスキー/幻想的スケルツォ 作品3
サン・サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)
ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

火の鳥 (ストラヴィンスキー) - Wikipedia
ストラヴィンスキー:火の鳥 あらすじ・ストーリー
 舞台は、不死の魔王カスチェイ(カシチュイ)の庭園。魔法の木に成る黄金の果実を目当てに、幸運の象徴とされる火の鳥がやって来る。
 そこへ火の鳥を追っていたイワン王子が現れ、忍び寄って火の鳥を取り押さえる。火の鳥は自らの黄金の羽根を差出し、イワンに見逃してもらい飛び去る。
 やがて魔王カスチェイ(カシチュイ)の城から、魔法にかけられた13人の王女たちが現れ、黄金の果実でたわむれ始める。そこへ影からイワン王子が突然姿を現すと、王女の一人ツァレヴナと恋に落ちる。
 夜が明けると、轟音と共に城門が閉まり始める。王女達は驚いて城内へ走り去り、門は固く閉ざされる。すると魔王カスチェイの番兵の怪物達が現れ、イワン王子を縛り上げてしまう。
 不死の魔王カスチェイが城に戻ってくると、イワン王子に魔法をかけようとする。イワン王子はすかさず火の鳥からもらった黄金の羽根を高くかざすと、火の鳥が舞い降り、魔物達を眠らせてしまう。
 そして魔法の木の根元を探すようにイワンに命じる火の鳥。するとそこには大きな卵が。それはなんと不死の魔王カスチェイの魂が入った卵だったのだ。
 イワンはその卵を地面に叩きつけると、轟音と共にカスチェイの城と魔法は消え去り、魔王カスチェイも滅び去った。魔法から覚めて正気を取り戻した王女や貴族たち。イワン王子はツァレヴナと結婚し、大団円を迎える。


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◎2017年11月N響定期は、ソヒエフのオラトリオ「イワン雷帝」

2017-11-18 20:13:00 | N響定期演奏会

2017年11月18日(土)N響 定期公演です ♪

コンサートが終わった時の、NHKホール前 (雨が上がりました)
 

第1871回 定期公演 Cプログラム 

プロコフィエフ(スタセヴィチ編)/オラトリオ「イワン雷帝」作品116 

指揮:トゥガン・ソヒエフ
メゾ・ソプラノ:スヴェトラーナ・シーロヴァ
バリトン:アンドレイ・キマチ
合唱:東京混声合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱隊
語り:片岡愛之助

今日は、1作品だけ。
ロシアの皇帝 イワン雷帝(イヴァン4世)の映画音楽を、スタセヴィチによってオラトリオ形式に編曲されたものが、オーケストラと合唱とアルトとバリトンのソロで壮大に演奏されます。
音楽に重要なもう一つの要素は 語り。 それは歌舞伎役者の片岡愛之助さん。
♪ 映画音楽だ~ とわくわく。
舞台の両サイドに歌詞(ロシア語)の日本語訳が表示されるのはわかりやすい。
演奏者がずらりと並んだ舞台に指揮者登場! 曲が始まると 説得力のある語りの声が響きます。
合唱と一緒にアルトの声が響くのですが、ソリストのポジションが前面ではなく 少し後ろのほう。どこにいるのか探してしまいました。(私の席からはアルトは指揮者の影になって見えなかった、ちょっと残念)

曲は20曲からなり ストーリー展開が早く、変化に富んで聴いていて面白い。
あっという間の1時間半、鳴りやまぬ拍手でした。

オリジナルの映画も 見てみたいですね。って探したらありました!


映画 イワン雷帝 第1部(1944) You Tube 
監督 セルゲイ・エイゼンシュテイン / 音楽 セルゲイ・プロコフィエフ

第1部(1944年)
16世紀半ば、帝位に就いたイワンはロシアを強力な統一国家にすべく邁進するが、それを快く思わない伯母のエフロシニアは、彼の愛する妃アナスタシアを毒殺してしまう。悲嘆にくれたイワンは退位して田舎に引きこもるが、民衆の熱い要請を受けて、再び帝位に返り咲く。

第2部(1946年)
民衆の熱い要請を受けて再び帝位に返り咲いたイワンであったが、宮廷内では依然としてエフロシニアを中心とする反イワン派の抵抗を受けていた。イワンはこの状況を打開すべく大粛清を決行する。

 → イワン雷帝 (映画) Wikipedia
 → セルゲイ・エイゼンシュテイン - Wikipedia

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

 →  片岡愛之助から動画メッセージが到着! 豪華すぎるコラボレーションが注目のオーケストラ公演とは
11月定期公演の聴きどころ
11月の定期公演で指揮台に上るのは名匠マレク・ヤノフスキと、若きカリスマ、トゥガン・ソヒエフのふたり。ともに得意のプログラムを携えて登場する。

ソヒエフは2種類のプログラムでプロコフィエフ作品に取り組む。
日頃あまり耳にする機会のない作品も含まれており、さながらプロコフィエフのミニ音楽祭が開かれるかのよう。プロコフィエフを「ショスタコーヴィチと並ぶ20世紀ロシアの最重要作曲家」と位置付けるソヒエフの意欲が伝わってくる。
 深まる秋にふさわしい、ずしりとした聴きごたえを残す本格派のプログラムがそろった

Cプロはソヒエフ渾身のプロコフィエフ《オラトリオ「イワン雷帝」》
Cプロではソヒエフ指揮によるプロコフィエ(スタセヴィチ編)の《オラトリオ「イワン雷帝 」》が演奏される。
このオラトリオは、セルゲイ・エイゼンシテイン監督による映画『イワン雷帝』のための音楽に基づいて、プロコフィエフの没後にアブラム・スタセヴィチが編曲した作品である。
2名の独唱者、混声合唱、児童合唱、ナレーターを要する大作であり、ソヒエフの言葉を借りれば「実に深みのある、質の高い音楽」だという。
今回の公演ではナレーターに歌舞伎俳優の片岡愛之助が起用されるのも話題を呼びそうだ。映画『イワン雷帝』でエイゼンシテイン監督が歌舞伎からの影響をにじませていたことに由来しての人選だという。
日本語でのナレーションはストーリーの理解のために大きな助けとなることだろう。壮大なドラマを堪能したい。 [飯尾洋一/音楽ジャーナリスト] 

このコンサートの放送予定
11月17日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 
指揮:トゥガン・ソヒエフ
 ♪ >2013年11月16日(土)第1767回 定期公演 Cプログラム 指揮:トゥガン・ソヒエフ

合唱:東京混声合唱団
 ♪ 2010年12月11日 指揮:シャルル・デュトワ ブリテン 戦争レクイエム 作品66

児童合唱:東京少年少女合唱隊
 ♪ 2011年2月12日 指揮:チョン・ミョンフン マーラー 交響曲 第3番 ニ短調

以下は、初めてのです。
プロコフィエフ(スタセヴィチ編)/オラトリオ「イワン雷帝」作品116
メゾ・ソプラノ:スヴェトラーナ・シーロヴァ
バリトン:アンドレイ・キマチ
語り:片岡愛之助

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◎2017年10月N響定期は、ブラームスの2&3番

2017-10-21 20:24:00 | N響定期演奏会

2017年10月21日(土)  N響 定期公演です ♪

代々木公園では、イベント開催中だけど、あいにくの雨。
 

第1868回 定期公演 Cプログラム 

ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 作品90 
ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73 

指揮:クリストフ・エッシェンバッハ

秋雨の土曜の午後、NHKホール前は、いつもよりざわついた感じ、それに観客がいつもより多いような気がします。
ブラームスは、おなじみで 聞きやすいと人気だからでしょうか。 

今日の演奏は、始まってすぐにびっくりしました。
一曲目の ブラームスの交響曲 第3番。
ブラームスと言えば、重厚でロマンチックな響きと美しいメロデイラインが魅力です。
演奏が始まると、なめらかな流れというより 明るいリズムが際立って聞こえ、和音の響きが現代アートのように明るく、シャープにきらめいて聞こえます。
あれぇ?? こういう演奏もまぁいいかも ♪

二曲目もブラームス。
こちらは、普通。 耳が慣れてきたせいかもしれませんね。
指揮とN響がぴったりあってすばらしい演奏です。
終わったら拍手が鳴りやみません。
でも ブラームス交響曲2曲というのは、印象がごっちゃになって もったいない気がしました。
別の曲と合わせたプログラムのほうが良かったんじゃないかしら。
11/12のTV放送を聞いて頭を整理します。

(隣の席の人が始終鼻をすすっているのが、すごく気になりました・・・。) 

このコンサートの放送予定
10月20日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
11月12日(日)クラシック音楽館 NHK Eテレ 9:00pm~11:00pm
10月定期公演の聴きどころ
10月の定期公演には、2人の指揮者が登場する。Aプロは、本年1月定期に続いての下野竜也、B・Cプロは、今年77歳となったドイツの巨匠クリストフ・エッシェンバッハが、N響定期の指揮台に初めて立つ。
BプロとCプロは、エッシェンバッハが指揮する。
もともとは、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール第1位など、輝かしい経歴で国際的に活躍したピアニストで、N響とは、1979年にギュンター・ヴァント指揮の定期公演で、ベートーヴェン《ピアノ協奏曲第1番 》の ソリストとして初共演を果たした。
その一方で、若い頃から指揮者としてキャリアを重ね、欧米のオーケストラで首席指揮者や音楽監督を務めてきた。
1987年の来日でもN響を指揮したが、定期公演は今回が初登場となる。

ブラームス《第2番》《第3番》の貴重な連続演奏
Cプロでは、ブラームスの4曲の交響曲のう ち 、《 第2番》と《第3番》を指揮する。
エッシェンバッハは、アメリカのヒューストン交響楽団音楽監督在任中の1990年代にブラーム
スの交響曲全曲を録音。その後も世界の名門オーケストラとブラームスの交響曲を演奏してきた。
この2曲はともに長調の交響曲だが、独特の味わいがあり、明朗な《第2番 》は「ブラームスの田園」と評され、《第3番 》は 、第3楽章の哀愁を帯びた旋律が映画音楽に用いられたことでも有名である。どちらもドラマチックな表現で、マエストロならではの心揺さぶる音楽を作り出してくれるだろう。
N響はこれまで多くの指揮者とブラームスの交響曲を演奏してきた。
エッシェンバッハの円熟の指揮によるブラームスの連続演奏は貴重な機会であり、このプログラムも聴き逃すことはできない。[柴辻純子/音楽評論家]

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

 これまでに聞いたN響の定期コンサートから、今日のプログラムと同じ曲や指揮者を探してみましょう。 
♪ ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
 2016年6月18日(土)第1839回 定期公演 Cプログラム 指揮:ウラディーミル・アシュケナージ

♪ ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73:まだ聴いていません。
♪ 指揮:クリストフ・エッシェンバッハ:N響定期の指揮は初めて。

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◎2017年9月N響定期は、パーヴォのロシア音楽

2017-09-23 20:06:00 | N響定期演奏会

2017年9月23日(土)  N響 定期公演です ♪

代々木公園は、「ナマステ・インディア2017」で賑わっています。
 

第1865回 定期公演 Cプログラム 

グリンカ/幻想的ワルツ 
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 作品40(1941年版) 
スクリャービン/交響曲 第2番 ハ短調 作品29 

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ピアノ:デニス・コジュヒン
 アンコール スクリャービン 3つの小品 作品2 第1番 練習曲 嬰ハ短調

今シーズンのスタートです。
前のシーズンの最後を飾った パーヴォ・ヤルヴィが続けて登場 ♪
自信に満ちた颯爽とした姿は TV「クラシック音楽館」でも おなじみ。

グリンカの幻想的ワルツは、とても素敵な曲です。 軽やかで現代的。
 音がくっきり鮮明に聞こえ、そして甘く切ないフレーズが印象的、大好きになりました。

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第4番は、音がざわついて聞こえました。そういう曲なのかもしれませんが、ラフマニノフの他の曲のなめらかで抒情的なイメージとちょっと違う。
ピアノは、さすがに素晴らしい。 でも なんだか 曲はぴんとこなかった・・・。
 アンコールでは、デニス・コジュヒンが大きな声で観客に曲名を伝えました。
 いいですね♪ 演奏も 素晴らしかった!

スクリャービンの交響曲 第2番は、ソロ楽器を巧みに使った聞きやすい曲です。 それでも、途中でちょっと飽きたかな。 
5つの楽章が3つに区切られていて、後半またしっかり聞くことができました。
10月8日(日) クラシック音楽館で、もう一度聞くのが楽しみ ♪


9月定期公演の聴きどころ
首席指揮者として3シーズン目を迎えるパーヴォ・ヤルヴィのもと、2017/18シーズンが9月より開幕する。
◇ 新シーズンの幕開けはロシア音楽とバルトークの音楽
もっとも興味深いのは Cプロだ。ロシア音楽の珍しい作品が3曲並んだ。
グリンカの《幻想的ワルツ》はパーヴォにとって「子供の頃から大好きだった」という思い出深い作品で、ロシア人の感情の機微が見事にとらえられているという。
デニス・コジュヒンとの共演で ラフマニノフの《ピアノ協奏曲第4番》が演奏されるのも貴重な機会だ。
ラフマニノフが故郷ロシアを離れた後に作曲された数少ない作品のひとつ。人気の高い《第2番》や《第3番 》の 陰 に隠れがちではあるが、情感豊かで輝かしい佳品である。
スクリャービンの《交響曲第2番》は、《法悦の詩》や《プロメテウス》以前の作品であり、パーヴォによれば「後期作品にみられる現代性はなく伝統的な交響曲であり、ロシアの感性や香りが全面に出た、心ひかれる作品」。
このプログラムには、知られざるロシア音楽の魅力を伝えようというパーヴォの使命感が滲にじみ出ている。
驚異的に幅広いレパートリーを誇るマエストロならではの多彩なプログラムがそろった。
パーヴォとN響の第3シーズンにはどんな驚きと発見が待っているのだろうか。


このコンサートの放送予定
9月26日(火) ベストオブクラシック NHK-FM 7:30pm~9:10pm

10月8日(日) クラシック音楽館 NHK Eテレ 9:00pm~11:00pm
生演奏を聴いた後、TVで指揮者やソリストの話を聞くのはすごく興味深く、音楽が違って聞こえることさえあるんですよ ♪

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 これまでに聞いた  &N響 の 定期コンサート

グリンカ/幻想的ワルツ <=== 今回初めて。
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 作品40(1941年版) <=== 今回初めて。
スクリャービン/交響曲 第2番 ハ短調 作品29 <=== 今回初めて。
ピアノ:デニス・コジュヒン <=== 今回初めて。

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ 
2015年2月14日(土) 2月N響定期は庄司紗矢香
2015年10月24日(土)10月N響定期はヤルヴィと五嶋みどり ~パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任記念~
2016年2月13日(土)2月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィとヤンセン
2016年10月1日(土)9月N響は、マツーエフのピアノ
2017年2月18日(土)2月N響定期は、諏訪内晶子とパーヴォ・ヤルヴィ
2017年7月1日(土)6月N響定期は、パーヴォのシューマン
 
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◎2017年6月N響定期は、パーヴォのシューマン

2017-07-01 22:38:00 | N響定期演奏会

2017年7月1日(土) N響 定期公演(6月)です ♪ 

代々木公園は、Earth garden ”夏” 2017 のイベントです。 

  

第1863回 定期公演 Cプログラム 

シューマン/歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲 
シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 作品129 
シューベルト/交響曲 第8番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」 

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
チェロ:ターニャ・テツラフ
 アンコール バッハ 無伴奏チェロ組曲 第3番 サラバンド

にこやかに パーヴォ登場。
シューマンの歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲は、初めて聞く曲ですが、とても魅力的です。
出だしから豊かな響き、中間ではうっとりするくらいロマンティックなメロディ ♪
 シューマンっていいなぁ。 

手元の「フィルハーモニー」の解説を読むと、次のシューマンのチェロ協奏曲は名曲とのこと。
期待して聴き始めましたが、なんだかチェロがパッとしません。
オケはゆったりとチェロを包み込むような響きなのに、ソロが・・・。
 アンコールも平凡で、期待外れ。

最後は シューベルトの「ザ・グレート」。大体においてこの曲は退屈なんですが、今日のパーヴォ&N響の演奏は 違います。
くり返しの多いおなじみの曲が迫真の熱演で 飽きることがありませんでした。
終わってからは、割れるような拍手。 すごく楽しめました ♪


6月定期公演の聴きどころ
2016-17シーズンの締めくくりは、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ
彼は、定期公演のなかで、マーラー、ブルックナー、R. シュトラウス、ロシア 音 楽(ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、ムソルグスキー、プロコフィエフ)、北欧音楽(シベリウス 、ニ ル セ ン、ペ ルト、トゥール)などを続けて取り上げ、シーズンの特色を出しているが、6月は、それにフランス音 楽とドイツ・ロマン派が加わる。
パリ管弦楽団の音楽監督を務めたパーヴォにとって、フランス音楽は必須のレパートリーであったし、シューマンやシューベルトなどのドイツ・ロマン派は芸術監督を務めるドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団との 十八番のレパートリーでもある。
パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団の新たな展開を予感させるプログラミングといえよう。
 ソリストには、パーヴォらしく、6月も注目の若手演奏家が招聘される。
Cプログラムでは、ヴァイオリンのクリスティアン・テツラフの妹であり、ドイツ・カンマーフィルで首席チェロ奏者を務めるターニャ・テツラフが登場する。

俊敏で新鮮なシューマン
簡潔に引き締まったシューベルトに期待


 パーヴォは、ドイツ・カンマーフィルとシューマン交響曲全曲の録音を残すほか、シューマン生誕200周年の2010年には彼らとともに交響曲全曲の演奏を東京で行うなど、シューマンを得意としている。N響とも、2002年に《交響曲第1番「春」》で、2005年に《交響曲第3番「ライン」》で好評を博した。
今回は、《歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲》と《チェロ協奏曲》
パーヴォは、俊敏で新鮮なシューマン演奏を聴かせてくれるであろう。《チェロ協奏曲》で独奏を務めるターニャ・テツラフとも気心が知れている。
 シューベルトは、パーヴォが日本ではあまり取り上げてこなかったレパートリーだけに余計に楽しみだ。
1時間近くを要する曲の長さとスケール感から、「ザ・グレート」と呼ばれる《交響曲第8番 》(かつて第7番とも第9番ともいわれた)だが、パーヴォが冗長な演奏をすることは決してないだろう。むしろ、簡潔に引き締まった演奏が聴けるのではないか。[山田治生/音楽評論家]

このコンサートの放送予定
 7月7日(金) ベストオブクラシック NHK-FM 7:30pm~9:10pm
 8月13日(日)クラシック音楽館 NHK Eテレ 9:00pm~11:00pm

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

これまでに聞いた N響 の 定期コンサート

♪ 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
2015年2月14日(土) 2月N響定期は庄司紗矢香
2015年10月24日(土) 10月N響定期はヤルヴィと五嶋みどり
2016年2月13日(土) 2月N響定期は、パーヴォ・ヤルヴィとヤンセン
2016年10月1日(土) 9月N響は、マツーエフのピアノ
2017年2月18日(土) 2月N響定期は、諏訪内晶子とパーヴォ・ヤルヴィ

♪ 驚き! これまでシューマンは、1曲も聴いていない o(*'o'*)o

♪ シューベルト/交響曲 第8番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」
 2014年10月25日(土) 10月N響定期はノリントンのシューベルト

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