2017年1月13日(金) ・ 14日(土)
N響 (NHK交響楽団) 定期公演です ♪
第1853回 定期公演 Cプログラム
ファリャ/歌劇「はかない人生」─ 間奏曲とスペイン舞曲
ロドリーゴ/アランフェス協奏曲*
ドビュッシー/「映像」─「イベリア」
ファリャ/バレエ組曲「三角帽子」第1部、第2部
指揮:ファンホ・メナ
ギター*:カニサレス
アンコール カニサレス作曲 「時への憧れ」
いつもの土曜日の午後を金曜夜に振り替えました。
席も1階から2階に変更、ずいぶん雰囲気が違います。
TV中継録画で、ステージなどにカメラがあるのも珍しい光景。
ステージが下のほうに見えるせいか、音が下から噴水のようにわいてくる感じ。
いつもは意識していなかったけれど、もっと前方左右から音に包み込まれるようだったかなぁ なんてね。
2階席の真ん中ヘンは、3階席が上にせり出しているので天井が低く後ろも割とすぐ壁(扉)、NHKホールにしてはこじんまりした空間に感じました。
演奏は、ファリャ、ロドリーゴとスペイン色たっぷり。
カニサレスのギターも、すてきでした。
ドビュッシーの「イベリア」は、スペイン風というより 印象派のモネの絵を見るよう ♪
最後のファリャ/バレエ組曲「三角帽子」は、よく耳にしている曲です。やはり生演奏だとカスタネットをはじめ各楽器の音色が魅力的です。
バレエのダンサーたちのスペイン風の個性的な踊りが 目に浮かびました。
1月定期公演の聴きどころ
名曲を新たな気持ちで聞き直すのはN響定期の醍だい醐ご味みのひとつだ。
よく知っているはずの名曲も指揮者、ソリストなどが異なると実に新鮮な表情を見せてくれる。
2017年の開幕となる1月定期公演には、そうした古典作品も含まれるが、これまであまり演奏機会のなかった珍しい作品がプログラムに組み入れられているのも大きな特徴である。
登場するのは、下野竜也、へスス・ロペス・コボス、そしてファンホ・メナという3人の個性豊かな指揮者たち。それぞれテーマ性に富んだ凝ったプログラムを聞かせてくれる。
ファンホ・メナによるラテン色満載のプログラム
近代スペインをキーワードにラテン色満載のプログラムが組まれているのはファンホ・メナが指揮するCプロである。
ファリャの《バレエ組曲「三角帽子」》、《歌劇「はかない人生」》より2曲、ロドリーゴの《アランフェス協奏曲》に加え、ドビュッシーでは《映像》より〈イベリア〉が取り上げられる。
全体がまさにリズムと色彩の饗きようえん宴であるスペイン色に染め上げられており、スペイン出身のメナならではの躍動感あふれる音楽づくりを楽しめそうだ。
《アランフェス協奏曲》で共演するのは、もともとフラメンコ・ギターの名手で、近年はクラシック・ギター界を席せつ巻けんしているやはりスペイン出身のカニサレス。2013年東京で同協奏曲を披露しており、フラメンコのエスプリもあふれた演奏で高い評価を受けた。N響との共演でもひと味違う《アランフェス》を聞かせてくれるだろう。[伊藤制子/音楽評論家]
このコンサートの放送予定
1月13日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
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これまでに聞いた N響 の 定期コンサート
指揮:ファンホ・メナ ・・・ 初めてです!
ギター:カニサレス ・・・ 初めてです!
ファリャ/歌劇「はかない人生」─ 間奏曲とスペイン舞曲 ・・・ 初めてです!
ロドリーゴ/アランフェス協奏曲 ・・・ 初めてです!
ドビュッシー/「映像」─「イベリア」 ・・・ 初めてです!
ファリャ/バレエ組曲「三角帽子」第1部、第2部
⇒ Myブログ:2014/5/17 「5月N響定期でスペイン情緒を」
★ 「イベリア」といえば、まだ解読されていないイベリア語のことを 連想します。
⇒ Myブログ:2013/9/13 「ルーヴル美術館展―地中海 四千年のものがたり:ブロガーナイト」 カルチャー・フリーク
★ また、ピカソの舞台芸術の「三角帽子」が上映されているのを見ました。
⇒ Myブログ:2014/8/28 「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展に行く」