2023/10/20
開催中の展覧会 「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 の関連講演会に行きました。
・・・そろそろ、展覧会に行かなくっちゃ!(^o^ゞ;
参加したのは、東京国立近代美術館 主任研究員 花井 久穂先生の講演会です。
まず最初に、棟方志功と 会場の江東区とのつながりから話が始まります。
俳人・石田波郷との交流です。 → 石田波郷 Wikipedia
講演会の会場「砂町文化センター」には、石田波郷記念館があります。
これまでも記念館には何度か足を運んでいて、常設でお二人の交流を示すものがあったのに、ぜんぜん意識して見ていませんでした。
今回 棟方志功と関連したものを特別に展示しているとのこと。講演会が終わって 改めて見てきました。
「板画家・棟方志功と俳人・石田波郷」コーナー
写真はこちら → Facebook 「砂町文化センター・石田波郷記念館 10月20日」
・ 棟方志功筆の扁額「風鶴」、改めて見ましたがステキです!
・ 日本を代表する巨匠・棟方志功が、俳人・石田波郷の句集『胸形変』を元に制作した木版画集「胸形変板画巻」。
・ 惜命板画巻 (1957年) - 石田 波郷 (著), 棟方 志功 (著) 。
惜命(しゃくみょう)は、石田波郷の俳句集。昭和25年(1950)刊行。自身の結核の闘病生活を題材にしている。
・ 棟方志功の画に、 石田波郷の賛。
さて、講演会では、棟方の生い立ちから作品の変遷などについて、わかりやすく解説され、すごく面白かったです。
棟方は、自身の作品を これまでの版画の作成方法と違う「板画」として作成。
生まれは青森、早くに上京し定住したのは東京、活躍の場は世界です!
戦争で疎開した 富山県福光で豊かな自然や多くのお寺の影響を受け、新たな境地に至ったとのこと。
棟方の作風はずっと変わらないと言われるけれど、年月や住まいの移動とともに変化しているそうです。
民芸と棟方のつながりは重要。
1936年(昭和11年)作の 佐藤一英の詩を元とした「大和し美し」は、棟方の出世作となり、ここから民芸の人々と深く交流し多くの影響を受けていきます。
棟方は多くの芸術家や知識人と知り合い、自身の芸術を深めかつ活動のチャンスや場を広げた幸運な人だと思いました。
講演は、豊富なスライドと わかりやすいお話で あっという間の2時間。
最後に 質疑応答もあり、参考になりました。
これから、展覧会に行く予定です。 楽しみ!
→ 棟方志功 Wikipedia
◆ NHK主催展覧会 関連文化講演会
「メイキング・オブ・ムナカタ -棟方志功のつくり方-」講演会
2023年10月20日(金) 14時00分 ~ 15時50分
砂町文化センター 3階 第1.2研修室
講師 花井 久穂(東京国立近代美術館 主任研究員)
イベント内容
棟方志功は砂町ゆかりの俳人・石田波郷と親交がありました。
その棟方の展覧会「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」関連文化講演会を行います。
(これまで「棟方志功」の作品を見ることはありましたが、当ブログには記事はありません;;)
読みたい本
棟方志功の原風景 単行本 – 2015/4/20 :長部 日出雄 (著, その他)
講演を聴くと、展覧会が楽しみです。行く前にWebサイトをみておきましょう!
「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」
さて、国立近代美術館では、展覧会に関連したイベントが多く開催されるようです。
以下にメモっておきます。
◆ 2023.10.7 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ|ドキュメンタリー映画『彫る 棟方志功の世界』上映会+アフタートーク
国際的に活躍した版画家・棟方志功の芸術と日常生活に密着したドキュメンタリー映画『彫る 棟方志功の世界』(1975年、41分)。
監修は美術評論家の河北倫明、製作は草壁久四郎、監督は柳川武夫。
1976年ベルリン国際映画祭記録映画部門グランプリなど、国内外の映画祭で高い評価を得た棟方の記録映画を上映します。
アフタートークには、棟方志功の孫であり、本展に学術協力をいただいた石井頼子氏をお招きし、
研究家として、そして家族としての視点から、映画制作にまつわる秘密と棟方の知られざる一面をお話しいただきます。
開催日時 2023年10月7日(土)14:00-15:30(開場は13:30)
登壇者 石井頼子氏(棟方志功孫・棟方志功研究家)
会場 東京国立近代美術館 地下1階講堂
定員 140名(先着順 全席自由)
参加方法 参加無料(観覧券不要)
開催当日の10:00より、1階インフォメーションカウンターにて整理券を配布します。
整理券は、定員に達し次第、配布終了となります。
整理券の配布枚数はお一人につき1枚まで、参加者ご本人が直接お受け取りください。
◆ 2023.11.11 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ|スライド・トーク
東京国立近代美術館と棟方志功の間には、深い縁があります。
棟方がグランプリを受賞した1956年のヴェネチア・ビエンナーレの出品には、
東京国立近代美術館のOBである美術評論家の今泉篤男が関わっています。
吉阪隆正が設計した日本館の展示空間には、驚くべき展示戦略がありました。
棟方志功はいかにして「世界のムナカタ」になっていったのか。
掌サイズの葉書から本の装幀や商業デザイン、公共建築の壁画、テレビやラジオ出演まで、
様々なメディアを通して版画の可能性を広げた道程―「メイキング・オブ・ムナカタ」をお話しします。
開催日時 2023年11月11日(土)14:00-15:00(開場は13:30)
※ 本展チラシに記載している時間帯から変更になりました。ご了承ください。
登壇者 花井久穂(本展企画者、東京国立近代美術館主任研究員)
会場 東京国立近代美術館 地下1階講堂
定員 140名(先着順 全席自由)
参加方法 参加無料(観覧券不要)
開催当日の10:00より、1階インフォメーションカウンターにて整理券を配布します。
整理券は、定員に達し次第、配布終了となります。
整理券の配布枚数はお一人につき1枚まで、参加者ご本人が直接お受け取りください。
東京国立近代美術館は、よく行きますので、リンクを作成しました。
⇒ Myブログ:「近代美術館へ行く」で検索
開催中の展覧会 「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」 の関連講演会に行きました。
・・・そろそろ、展覧会に行かなくっちゃ!(^o^ゞ;
参加したのは、東京国立近代美術館 主任研究員 花井 久穂先生の講演会です。
まず最初に、棟方志功と 会場の江東区とのつながりから話が始まります。
俳人・石田波郷との交流です。 → 石田波郷 Wikipedia
講演会の会場「砂町文化センター」には、石田波郷記念館があります。
これまでも記念館には何度か足を運んでいて、常設でお二人の交流を示すものがあったのに、ぜんぜん意識して見ていませんでした。
今回 棟方志功と関連したものを特別に展示しているとのこと。講演会が終わって 改めて見てきました。
「板画家・棟方志功と俳人・石田波郷」コーナー
写真はこちら → Facebook 「砂町文化センター・石田波郷記念館 10月20日」
・ 棟方志功筆の扁額「風鶴」、改めて見ましたがステキです!
・ 日本を代表する巨匠・棟方志功が、俳人・石田波郷の句集『胸形変』を元に制作した木版画集「胸形変板画巻」。
・ 惜命板画巻 (1957年) - 石田 波郷 (著), 棟方 志功 (著) 。
惜命(しゃくみょう)は、石田波郷の俳句集。昭和25年(1950)刊行。自身の結核の闘病生活を題材にしている。
・ 棟方志功の画に、 石田波郷の賛。
さて、講演会では、棟方の生い立ちから作品の変遷などについて、わかりやすく解説され、すごく面白かったです。
棟方は、自身の作品を これまでの版画の作成方法と違う「板画」として作成。
生まれは青森、早くに上京し定住したのは東京、活躍の場は世界です!
戦争で疎開した 富山県福光で豊かな自然や多くのお寺の影響を受け、新たな境地に至ったとのこと。
棟方の作風はずっと変わらないと言われるけれど、年月や住まいの移動とともに変化しているそうです。
民芸と棟方のつながりは重要。
1936年(昭和11年)作の 佐藤一英の詩を元とした「大和し美し」は、棟方の出世作となり、ここから民芸の人々と深く交流し多くの影響を受けていきます。
棟方は多くの芸術家や知識人と知り合い、自身の芸術を深めかつ活動のチャンスや場を広げた幸運な人だと思いました。
講演は、豊富なスライドと わかりやすいお話で あっという間の2時間。
最後に 質疑応答もあり、参考になりました。
これから、展覧会に行く予定です。 楽しみ!
→ 棟方志功 Wikipedia
◆ NHK主催展覧会 関連文化講演会
「メイキング・オブ・ムナカタ -棟方志功のつくり方-」講演会
2023年10月20日(金) 14時00分 ~ 15時50分
砂町文化センター 3階 第1.2研修室
講師 花井 久穂(東京国立近代美術館 主任研究員)
イベント内容
棟方志功は砂町ゆかりの俳人・石田波郷と親交がありました。
その棟方の展覧会「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」関連文化講演会を行います。
(これまで「棟方志功」の作品を見ることはありましたが、当ブログには記事はありません;;)
読みたい本
棟方志功の原風景 単行本 – 2015/4/20 :長部 日出雄 (著, その他)
TV NHK 日曜美術館 『棟方志功 板の生命を活かす』
[Eテレ] 2023年10月15日 午後8:00 ~ 午後8:45 (45分)
海外で数多くの賞に輝き、“世界のムナカタ”と呼ばれた版画家、棟方志功。
版木すれすれに眼を近づけて猛烈なスピードで彫っていく棟方。
自らの作品を、「版画」ではなく、板の声を聞き、板の命を活かす「板画」だと宣言した。その迫力あふれる作品を紹介する。
番組では、棟方志功の代表的な版画作品を、棟方自身の文章によって紹介しながら、「白と黒」「裸婦」「文字」などのキーワードで棟方作品の特徴を浮かび上がらせていく。
【ゲスト】棟方志功研究家…石井頼子,作家…原田マハ,版画家 東京藝術大学教授…三井田盛一郎,【語り】柴田祐規子
番組ページへ
講演を聴くと、展覧会が楽しみです。行く前にWebサイトをみておきましょう!
「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」
見どころ
国際展受賞作から書、本の装画、商業デザイン、壁画までー「世界のムナカタ」の全容を紹介
代表的な板画作品はもちろん、最初期の油画や生涯にわたって取り組み続けた倭画に加え、高い人気を博した本の装幀や、長く大衆に愛された包装紙の図案など、優れたデザイナーとしての一面も取り上げ、棟方芸術の全貌に迫ります。
青森ー東京ー富山、棟方の暮らした土地をたどる、初の大回顧展
生誕120年という節目をとらえ、棟方志功が芸術家として大成していく過程のなかで大きな影響を与えた土地である三つの地域―故郷・青森、芸術活動の中心地・東京、疎開先・富山―を、最大規模の回顧展として巡回します。
棟方畢生の超大作、久々の公開
縦3メートルの巨大な屏風《幾利壽當頌耶蘇十二使徒屏風》(五島美術館蔵)を約60年ぶりに展示、また、ほとんど寺外で公開されることのなかった倭画の名作《華厳松》(躅飛山光徳寺蔵)は通常非公開の裏面とあわせて展示します。
※ 会期中一部展示替えがあります。
さて、国立近代美術館では、展覧会に関連したイベントが多く開催されるようです。
以下にメモっておきます。
◆ 2023.10.7 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ|ドキュメンタリー映画『彫る 棟方志功の世界』上映会+アフタートーク
国際的に活躍した版画家・棟方志功の芸術と日常生活に密着したドキュメンタリー映画『彫る 棟方志功の世界』(1975年、41分)。
監修は美術評論家の河北倫明、製作は草壁久四郎、監督は柳川武夫。
1976年ベルリン国際映画祭記録映画部門グランプリなど、国内外の映画祭で高い評価を得た棟方の記録映画を上映します。
アフタートークには、棟方志功の孫であり、本展に学術協力をいただいた石井頼子氏をお招きし、
研究家として、そして家族としての視点から、映画制作にまつわる秘密と棟方の知られざる一面をお話しいただきます。
開催日時 2023年10月7日(土)14:00-15:30(開場は13:30)
登壇者 石井頼子氏(棟方志功孫・棟方志功研究家)
会場 東京国立近代美術館 地下1階講堂
定員 140名(先着順 全席自由)
参加方法 参加無料(観覧券不要)
開催当日の10:00より、1階インフォメーションカウンターにて整理券を配布します。
整理券は、定員に達し次第、配布終了となります。
整理券の配布枚数はお一人につき1枚まで、参加者ご本人が直接お受け取りください。
◆ 2023.11.11 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ|スライド・トーク
東京国立近代美術館と棟方志功の間には、深い縁があります。
棟方がグランプリを受賞した1956年のヴェネチア・ビエンナーレの出品には、
東京国立近代美術館のOBである美術評論家の今泉篤男が関わっています。
吉阪隆正が設計した日本館の展示空間には、驚くべき展示戦略がありました。
棟方志功はいかにして「世界のムナカタ」になっていったのか。
掌サイズの葉書から本の装幀や商業デザイン、公共建築の壁画、テレビやラジオ出演まで、
様々なメディアを通して版画の可能性を広げた道程―「メイキング・オブ・ムナカタ」をお話しします。
開催日時 2023年11月11日(土)14:00-15:00(開場は13:30)
※ 本展チラシに記載している時間帯から変更になりました。ご了承ください。
登壇者 花井久穂(本展企画者、東京国立近代美術館主任研究員)
会場 東京国立近代美術館 地下1階講堂
定員 140名(先着順 全席自由)
参加方法 参加無料(観覧券不要)
開催当日の10:00より、1階インフォメーションカウンターにて整理券を配布します。
整理券は、定員に達し次第、配布終了となります。
整理券の配布枚数はお一人につき1枚まで、参加者ご本人が直接お受け取りください。
東京国立近代美術館は、よく行きますので、リンクを作成しました。
⇒ Myブログ:「近代美術館へ行く」で検索
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