お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

行ってよかった、大航海!(✖大後悔)小笠原紀行 <出発 とうちゃこ編>

2017年05月26日 21時02分50秒 | おでかけ旅がらす

 2017年5月8日~13日までの、お良し初めての小笠原諸島 母島行きの記録

 

始める前に、プロローグとして、まずはこちらの「冨田勲さんによる、NHK新日本紀行」のテーマソングを、よかったらお聴きくださいませ

『新日本紀行』 ユーチューブへ飛ぶ

 

 はい。最初に書いておきますが、昔のように、写真を焼いてもらってアルバムに貼っていき、記録を保存する、という作業以外でも記録を残すことができる今、このブログ記事が、私のアルバムとなります。詳しく書き留めますので、小笠原の現地の方のご迷惑になるやもしれない?詳しいことも書きますので、何回かに分けてする記事は、最終話が10日過ぎたところで、加筆して非公開(お良しだけが見られる)の状態にしたいと考えています。

ですから、お読みくださる  ありがたいみなさま、お良しのペースについてきてくださいねー

 

 最初の写真。本当は、氏神様(神社)で参拝しているところを主人に写真に撮ってもらったはずなのに、見つからないので、このお地蔵さまをご紹介します。出発するときに、駅への道すがら、

「神様 仏様 お地蔵様。これから小笠原諸島母島まで長い船旅にでます。どうぞ無事、行って帰ってこられますように、お守りください

と、住所・氏名を告げて(神様にお詣りするときは、ちゃんと身元を明らかにしないと、どこのだれだかわからないんだって!)、お願いしていきました。・・・・・このことが、無事帰宅後、なんというまぁすごいことが判明するのですが、それはまた後ほど( ^ω^)・・・

 

ありました!ありました、出発前日に、無事帰る祈願しているところ

 ご利益 大ありでした、神様ありがとうございました

 

 

 

`おがさわら丸’ 内、液晶掲示板より

 

 すべては、ここから始まりました

横須賀市久里浜、「東京湾フェリー」旅客ターミナル

「しらはま丸」入港中

 ターミナル内に、小笠原諸島行きの受付が用意されていました。

親切な「小笠原海運」の職員さんたちでした。忙しく、どうもありがとうございました!

 お良しは、東京湾フェリーターミナルの中で、思わずノンアルコールビールなんぞ買ってしまったよ

おがさわら丸が着くのは、大きな岸壁なので、普段は立ち入り禁止エリアのそこまで、小笠原海運の方が私たち久里浜乗船のお客さんを引率して連れて行ってくれました。

すると・・・

動画でしか撮らなかったのですが、なんだかおっきな船が入ってくるのが見えて、「ああーっ!!おがさわら丸きたー!」と、大感激 

 

真面目な話、おがさわら丸が入ってきたとき、「わぁー、おがさわら丸だー、おが、おが、おがさわら丸ぅ、うわぁーん」と、

感激のあまり、涙が出てきちゃったんです。本当に行けるんだと思うと感無量でした。だって、この日まで、自分はもちろん、高齢の両親の体調を万全にしておくことに全精力を傾けて準備してきたのですから。わたし、去年の春先からあまり体調良くなかったし・・・。あー良かった、と気が抜けちゃった・・・。

 で、まだ接岸に向けて動いているさなか、小笠原海運の方が、希望者に、ザトウクジラの`おがじろう’ と、おがさわら丸をバックに記念写真を撮ってくれました ありがとうー いい記念ですぅ

 おがさわら丸 と しらはま丸。一緒に写るのは、稀の稀でしょう。

 お良しは、こんなところも興味があって、撮影してしまう( ^ω^)・・・

子どもの頃から見ている情景なんです。岸壁と船体。あんまりおもしろくないと思いますが・・・

 東京 竹芝桟橋からのお客さまも、船内放送があったのでしょう、デッキに出てお出迎えしてくれました!

 新おがさわら丸が横須賀初寄港!ということで、歓迎式典などが晴れやかに行われました。(お金をかけていないふうでしたので、盛大に とは書かない。でも充分。とても温かみのある式典でした。)

横須賀市長さん、おがさわら丸の高橋船長さん、ほか関係者のみなさんが船をバックに記念撮影しているのでしょうが、それを後ろから撮っているお良しのこの写真は貴重でしょうはっはー。

 横須賀市のキャラクター、‘スカリン’ ちゃんと、小笠原諸島のキャラクター、‘おがじろう’ が一緒にいまーす

なんかしゃべってる???

 頭に乗せている物があって、スカリンは`ヨット’ で、おがじろうの頭には`麦わら帽子と、母島にしかいない ハハジマメグロという鳥’ が乗っかっています。

 地元、自衛隊久里浜駐屯地のみなさんによる「久里浜太鼓」も力強く大歓迎

東京湾フェリーの`かなや丸’ が入ってくるのが見え、おがさわら丸の乗組員さんたちが、「かなや丸が入港してから出発しよう。」と話しているのが聞こえまして・・・

 

市長さんの挨拶が熱が入っていたから、そんなこんなで約30分遅れで、一路(一海?)小笠原諸島父島へ向けて出港しました。

「今日、一つ残念なことは、私がみなさんの側に行けないことです

とおっしゃっていた市長さんはじめ、ご覧のみなさんが、私たちが見えなくなるまで、手を振ってお見送りしてくださいました。お良しも、『よこすかみこしパレード』の参加賞でもらった手拭いを、大フリフリして 行ってきます!しました。

 おがさわら丸が久里浜港へ入港するときや、出港時 方向転換するのを押してくれていたタグボートともお別れ・・・。

おがさわら丸の船長さんは急ぐ旅だから、ご挨拶は短めでした

 それからは、とにかく おがさわら丸の本領発揮!!!といわんばかりに、猛スピード、全速前進ーーーーー  という感じに、あぁぁぁぁぁーーーーーっという間に、房総半島の霞む洲崎灯台脇を過ぎ、東京湾から、「ダーッ!」、スタコラさっさ っと出てしまいました。それはまるで、東北新幹線はやぶさ号が、大宮を出発して仙台まで1時間、猛スピードでぶっ飛ばしっぱなし!!!の、あのすごさを思い起こさせる感じでした 「本土にはもう用はないよ!速く早く!急げ急げ!」って感じでしょうかねぇ。

言葉は悪いですが、お良しの素直な第一印象は、「はっえー」(速っえー)でした、ホントに

 出発地 久里浜は穏やかに晴れていましたが、近海は霞んでいて、プロの方々には大した波ではないでしょうが、乗客のみなさんが口々に、「やっぱ、外洋は違うね」というぐらい、船はそこそこ揺れまして、階段は、手すりにつかまって下りないと危なかったです。廊下のすれ違いも、おたがいにまっすぐ歩けていなくて、「あ、すいません」「ごめんなさい」と言いかわしながらの船出でした。

 私は、念のため、内科の先生から、『トラベルミン』という酔い止めをもらって、乗る前に飲んでおきました。

手すりにつかまっての階段下り。

 船内売店「ショップドルフィン」前に掲示される、その日の情報

 出発日の夕食は、横浜名物『崎陽軒のシウマイ弁当』 にしましたー こんな時でないと食べられない、うれっしー

外の景色が見える、7デッキの展望ラウンジでいただきました。外が見えるといっても、海だけですが

 そこで気がついたのは、

椅子が固定されているということ。

 船室内のドアも、こんな感じに留めてアリマス・・・・・どんだけ揺れるの???・・・

ちょっと外のデッキに出ましたが、風と水しぶきがすごくて、ちょっとの間も居られませんでした。

海上はなぁーんにも見えませんでした。母が、「富士山が見えるんじゃないの?」とか言っていたことを思い出しましたが、西の方向も見ていられないくらい、キモチがあわただしくて、早々に自分の寝台にこもりました。

 お良しの寝床、2等寝台です。空いていたせいか、下の段で、上の方も居なくて、良かったです

小柄なお良しには、上等な所でした。各寝台にコンセントもついていて(一つ)、携帯とデジカメを順番に充電できました。

 でも、寝台に寝っ転がっていたって やることないから暇でヒマで、すぐに飽きて、船内探検にうろつきまわってばかりいました

長旅に慣れていないお良しは、ほんとうに「船旅でなくて、暇旅だ。」なぁーんて気持ちになってしまいましたが、背中に「ogasawara ranger」と書かれたポロシャツ姿の大柄の女性が(カッコイイです)、大きな食堂「レストランははじま」で、乗客を集めて、小笠原諸島の紹介とご注意点などを教えてくださいました。

「小笠原諸島は、一度も大陸と接したことがない、海洋島」ということに感嘆する。

 大荷物は、ちゃんと荷物置き場が用意されているので、そこへ鎮座させます

 キッズルーム などもあり、子供たちを遊ばせていてビックリ!

洗面所・トイレ・シャワー室など、男女別に、たくさんあって、不自由なく過ごせました 感謝です

 

 あんまり眠った気がしなかった一夜が明けて・・・

 奇怪な島影が・・・・・

 穏やかな青い海と、`カツオドリ’ がお出迎え。

カツオドリは、お顔が白くて、翼が鋭利な感じで速く飛べそうで、ずーーーーーーーーーっと、おがさわら丸のまわりを飛んで、ついてきていました。

レストランははじまでいただいた朝食。一皿一皿のチョイス制。ご飯は、サイズ違いの、白米とおかゆ。

行きも帰りも、ナスの揚げびたし(しょうゆ味と味噌味。)が美味しかった

 

 父によると、「いい重油使ってるんだ」という、こういうちゃんとしたお船。

帰りの船で、小笠原小学校の3年生が、就航直前の新おがさわら丸を見学した感想文が壁に貼ってあるのを見たのですが、ほとんどの子が一様にビックリして書いていたのは、

「東京ー父島間の往復で、重油17万リットルを使って、1000万円かかる!」っいう事実でした お良しも、びっくりだよーん

 週一便の、父島・母島への荷物!トラックなんかも!!

 海の色も、波の軌跡もきれいでしょ

 最初に見えてくるのが、`聟島列島’ で、これはだんだんと大きな島々が見えてきて、いよいよ父島が近づいてきたかな・・・という実感が湧いてきたところ。

 話だと、「夕べ、そうとう飛ばして航行したらしい。」ということで、予定より早く父島の二見港へ到着のご様子。

だって、ははじま丸の出港もおがさわら丸に合わせているんだし、おがさわら丸が遅れると、母島の人も困るわけで・・・おがさわら丸は、久里浜港から、遅れを取り返すべく、懸命に航行したんですよ!

夜中のエンジン音がすごかったし・・・(お良しが寝ていた4デッキは、下の方だから、駆動部の音がそれだけ聞こえやすい)別に、迷惑じゃありませんよ!

父島入港とははじま丸出港は遅れる、と久里浜港で知らされていましたが、そんなことはなく、午前11:30に、父島二見港に無事とうちゃこいたしました 接岸時、ハッチが開いて港の様子を目にしたとき、ガイドブックなどで見ていたとおりの風景に、超感動してしまいました!「あぁ~・・・来たなー。」と実感が湧きました。

父島に降り立った時のことは、忘れられません。

「明るーい 蒸し暑ーい

南に来たって感じ~、満載。

 小笠原諸島は世界自然遺産に登録されているところなので、「何も持ち込まない、持ち出さない」が原則です。

 ですから、おがさわら丸を下りるとき、海水を含ませたブラシ付きのすのこに足をついたら、ゴシゴシゴーシ!お良しの荷物の車輪も、ゴーシゴシ! ははじま丸に乗るときもゴーシゴシ。ですから、持って行ったサンダルも取り出して、ゴシゴシしました。三浦半島の微生物・植物の種・土などを持ち込んじゃイケナイのです。帰りも同じです。小笠原のものを三浦半島まで出さないようにゴシゴシしました。

 父島に着くと、積んできたコンテナなどを急いで下ろし始めました。

左奥に見えているのが、お良しが1時間後に母島へ向けて乗っていく、「新ははじま丸」です。

 このフォークリフトをスバヤク走らせて、コンテナをははじま丸に積み替えていました!

奥に写っている山は、小笠原村公式HP内のライブカメラで毎日見ていましたので、本物の景色を見て、「やったぁ!」と感動しました。

 あのトラックも、こんなふうに陸揚げ。カーフェリーと違うから、なんでも甲板に積むのね。

 ははじま丸乗り換えまで1時間あったので、母島行きの切符は自分で買うことになっていたので買って、靴とサンダルを、さっき書いた通りゴシゴシきれいにしてから、お昼ごはんを食べました。待合所の外で、「暑いなぁ・・・」と思いながら、でもちゃんと食べなきゃ!と、持って行った日持ちするパン(酵母パン←船内売店でも売っていた)と、水。あ、最初に野菜ジュース飲んだんだっけ。

 おがさわら丸から394人が下りたということですが、ははじま丸に乗り換える観光客らしき人は少なく、お仕事の方々が多く見受けられました。

 

 午後12:30、父島二見港を出港!

「おがさわら丸~、ありがとう、まーたねー

おがさわら丸は、東京へは帰らず、お良したちが帰ってくる日まで、父島にいてくれます。ごくろうだったね。

 父島をあとに、ははじま丸も、猛スピードで母島へ、レッツラゴーです

 父島って・・・というより、小笠原諸島って、火山活動でできた島で、地殻変動もたくさん経験しているようで、全般的に地層がこんな感じです。

父島の姿も、母島の島影も見えない、絶海を進むははじま丸は、「波 乗り越えて~」という感じで、前方から迫りくる大きな波を、どんぶらこ!と乗り越える感じでいくので、`縦揺れ’ をします。おがさわら丸は、ほとんど横揺れでした。

 父曰く、「縦揺れでやられちゃうんだな」 という、エレベーターで上下する乗り心地で、私は酔い止めを飲んでいたから大丈夫という前向きな気持ちでいたから、酔いませんでしたー まぁ、あのくらいは揺れているうちには入らないとは思いますが・・・ 帰りの船で若者が酔っていました  母島で知り合った男性。

私は、「おおぉーっ!」とか言いながら、船の揺れを楽しみました

 そんな人のために、おがさわら丸にもははじま丸にも、このような、一見すると、お掃除道具洗い場みたいな流しが常備されています。

お世話にならなくて良かったー

 母島の海域に入ってきました!そそり立つ岩だらけです。

 港の入り口の燈台。内湾に入ったところ。

 ははじま丸乗り場が見えてきました

お宿の人がプラカードを持ってお迎えに来てくださっているはずです。

 

 下船後は、ハワイ風に着飾ってくださったお姉さんが車でお迎えに来てくださっていて、「来たぁー やっと着いたー」という実感で、感慨無量 

 「車で5分もかかりません」というとおり、港をまわるようにしてすぐに写真で見覚えのあるお宿に、5組のツアラーがご到着!

 通されたお良しのお部屋~ 快適~、清潔ぅ

 窓からの景色~ 三浦半島を忘れるー 崩れやすそうな地質に見える岩山。

 お良しは、さっそく出歩いたりはせずに、身体を休めます

まずはお水を飲んで、お風呂に入りました。 バスタブにはお湯を入れませんでした。だって、私が一番乗りで、追い炊きできなそうだったから、迷惑かと思って・・・。ま、暑いし、シャワーだけでいいや、と。

1階に、すてきなテーブルがあったので、ここを3日間の居場所と決め、用意されていた絵葉書(お宿の女性が撮影したというもの)を見つくろい、これまた至れり尽くせりで用意されていた飲み物をいただきながら、休憩しました。

 その席で発見した、`第一生き物’ は、蛾デシタ

 思いっきりヨコスカの、手拭いで汗を拭きながら・・・じゃないんですよねー。汗かかないんですよ、この時は。気温は28℃ぐらいあるんですが、父島の二見港で感じた`蒸し暑さ’ が、母島では、ないんですよー 

 お良しから葉書が届いたみなさん。ここでこうやって書いたんですよ~

 夕飯は、ものすごいご馳走!汁物のおだしが、味わったことのない、とってもいいお味で、何を使っているのか質問したら、はぐらかされたの・・・ヒ・ミ・ツね。聞いちゃダメね。左の端っこにちょろっと写っているデザートも、毎晩、主の奥さまの手作りで、とーーーても美味しいんです あと、島トマト!甘ーい 果物みたい。

 

 

夕食後、散歩に出かけました。「ナイトツアー」というガイド付きのオプショナルツアーもあるのですが、予約して行って万一体調が悪くなっていたらイケナイと考えて、終日自主行動をすることにしておきました。

ははじま丸が泊まっています。今夜は父島へ帰らないのね。左の緑の光は、昼間目にした、湾の入り口の燈台ですね 光った瞬間を撮るのに苦労しました

夕暮れ時から、こんなに暗くなるまで、ここで過ごしました。でも、日暮れはあっという間でした。

星空を見ようと散歩に出たのですが・・・

あれー???あんなに明るい、あそこには灯があるのかなぁ???

と思ったら!お月様が上がってきました、それも、バリバリの満月 (一日欠け)

群青色の空に、一つずつ、お星さまが増えて見えてきていたのに、こーのマ・ン・ゲ・ツ!さまのおかげで、満天の星空とはいかなかった・・・と、だれもが帰りの船とかで話していましたよ。でも、三浦半島より、たくさんの星が見えましたよ

 

 ちゃーんと自転車用に使っている明るいライトを持って行ったので、バナナの木も、夜景で写してみました。

 太い木ばかりだった、まあるい葉を持つ、「タマナノキ」

島の集落中、あちこちにデーンと立っていました。

帰ってきて、お部屋で、久里浜で仕入れたノンアルコールビールを一人飲みました。(お部屋に小型冷蔵庫あり。飲み物も用意されている・有料)

 

 1・2日目の感想

 大航海でした。

 船の進行方向に頭を向けて寝るのが良いと気づきました。

 亜熱帯でも同じ日本。北海道の日本離れした景色や、岩手県の四季のハッキリさに驚いていた私は、また違う日本に行けた。

 お宿がとっても居心地よくて、静かな温かいおもてなしだとビックリした。お風呂のアメニティ類が、お良し宅のより、ずーーーと良品なんの不自由なし。ありがたい。

 

 

 

 東京 有楽町駅前広場で、5月26日(金)~28日(日)

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