Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

ロイター記事/フィンランドの教師、全体の1割がネット中傷を経験=調査

2010年05月20日 | Finland フィンランド
[【ロイター】フィンランドの教師、全体の1割がネット中傷を経験=調査]

PISAの成果で世界中から一時期もてはやされたフィンランドの教育だが,決して問題がないというわけではない。4~5年になるだろうか,最初にフィンランドを訪問したときにも,「多くの問題がある」という言葉を現地の先生方から聞いていた。フィンランドの教職組合(OAJ)が2003年に1000名の義務教育学校の教師対象に行った調査では,4人に1人が「もし今選べるのならば,教師の仕事を選ばないだろう」とも答えており,その背景の一つに生徒たちが荒れてきたことが挙げられている。上の記事もその一つの表れと考えてよいのかもしれない。

翻って,これらの状況はもちろん我が国でも数多く,そして日常的に起こっているだろう。おそらく,更に深刻な状況として多くの教師が困難の中にいる。中傷がどれだけ人を傷つけるかといった一般論では多くの人の理解を得られると思うが,その「人」の中に「教師」が入れられないことが多いように思われる。また直接行為を行った子どもよりもむしろ教師にその因を求めるような風潮があるのではないか。

「子ども」や「生徒」や「学生」は未成熟な存在で弱い立場にいる,教師は子どもの起こしたあらゆることを受け入れなければならない,中傷が向けられるのは教師の指導不足が原因・・・こういった単純な子ども観や教育現場認識は大きな間違いを生む。結局,子どもたちが育つ機会を善意が奪い去ることにつながってゆく。

少なくない数の教師が日々の指導にあえいでいる。また教師を支えない社会や保護者にも苦しんでいる。顔色を伺い迎合するのではなく,必要とあらば立ち向かい立ちはだかる教師の側に立つ社会「も」求められている。


【以下,上記記事テキスト】


 [ヘルシンキ 17日 ロイター] フィンランドの教育労働組合の調査によると、同国でインターネット上で嫌がらせや中傷を受けたことのある教師が、全体の1割以上に達することが明らかになった。最も対象になりやすいのは、小学校高学年を担当する40歳以下の女性教師だという。
 調査は教師400人を対象に4─5月に実施。それによると、嫌がらせの大半は児童や生徒が電子メール、携帯電話のメッセージ、ソーシャルメディアを通じて送ったものだが、保護者による嫌がらせもあり、小学校低学年の場合は全体の3分の1を占めた。

 嫌がらせの内容は主に指導方法に対するものだが、教師の性別や容姿に関するものもあり、中には殺害の脅しを含む内容もあった。
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the blue moment in Satumaa, Jyvaskyla

2010年01月08日 | Finland フィンランド


これが一番風景の空気を伝えるかなぁ。

そうそう。Akiちゃんが書いてくれていたんだけど,この風景は「the blue moment蒼いとき・青の瞬間」ってフィンランドで言うんだって。確かに青い。

時間はat twilight time黄昏時,なんだな。夕刻に日が沈むとき,こんなにステキな青の空気が自然を包むんだね。人の力を超えたものを感じるなぁ。

Special thanks to Aki!
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湖が凍ったフィンランドの風景

2010年01月08日 | Finland フィンランド


夏の風景とは一変するけれど,しかしこれもまたステキだよね。フィンランド中南部ユヴァスキュラ市郊外のSatumaaというところの湖だよ。

Special thanks to Aki!
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フィンランドの湖畔・冬の風景

2010年01月07日 | Finland フィンランド


ユヴァスキュラ郊外のSatumaaというところ。昨年9月に行ったときに聞いていたのは,この湖,この時期には氷の厚さが数十センチになるので,自動車で湖を渡れるんだって!

Special thanks to Aki!
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フィンランドの風景・ユヴァスキュラ

2010年01月07日 | Finland フィンランド


Satumaaの風景2

Special thanks to Aki!
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ユヴァスキュラ大学のAki Rasinen先生から

2010年01月07日 | Finland フィンランド


フィンランドはユヴァスキュラ大学のアキ・ラシネン先生・・・というより,気持ちは「アキちゃん」って呼んだ方が一番すっきりなんだけど,とにかくAki Rasinen先生から,メールが届いた。新年のおめでとうメールだ。

メールには,アキちゃんの別荘から撮影された風景が添付されていた。Satumaa(サツマァ)っていうところなんだけど,薩摩(サツマ),みたいだよね。昨年9月にはここでとびきりの昼食をご馳走になったんだ。たった4ヶ月前のことなんだけど,数年間たってしまったような気分だなぁ。

Satumaaの夏の風景をアップロードしてなかったね。近いうちに整理しなきゃと思っているけど・・・とにかく冬の風景を先に見てほしい・・・といっても,私も冬の風景は今回が初めてだな。向こうの雪原のようなところ,これ実は,湖なんだよ。

フィンランドの人たちは,湖畔に別荘を持っている方が多いらしく,そこで週末や長期の休みを満喫して(もちろんサウナにも入って!)「人間らしい」生活を送るんだ。

Special thanks to Aki!
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フィンランドからのクリスマスカード

2009年12月16日 | Finland フィンランド
フィンランドはユヴァスキュラ大学のソニア先生から,クリスマスカードをもらったよ。e-cardね。

なんとユヴァスキュラ市では気温マイナス18度なんだって。今年はホワイトクリスマスが期待できそうだって。昨年は暖冬だったらしいから,よかったよかった。

ちょいと最近バタバタしていて,とてもじゃないが更新できる状態ではないのだけれど,たまにはアップしなきゃね。気持ちも少しは和むってもんだ。
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ユヴァスキュラ大学・新学年開始記念パーティ

2009年09月25日 | Finland フィンランド
で,その夕刻にはユヴァスキュラ大学の新学年開始の記念パーティにお呼ばれ。大学内にある(のかな?)アゴラホールの食堂で。

ユヴァスキュラ大学のサッリネン学長とお会いしお話ししたのはこれで3度目になる。広島大で大学間協定締結の時に2回。フィンランドでお会いするのは今回が初めてだ。
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フィンランドの木製遊具

2009年09月25日 | Finland フィンランド
フィンランド製の木製遊具も学校内に設置してある。ちなみに,どの学校も休憩時間には外に出て遊ぶように指導していたな・・・言われなくったって,子どもたちは教室から飛び出して(^_^)vいっていたけどね。最近我が国ではこういう願いを口に出すのが憚られる世相があるけれど,子どもってそうじゃなくっちゃ。私はそう思う。
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ユヴァスキュラ大学附属小学校の昼食

2009年09月24日 | Finland フィンランド
で,ご馳走になったユヴァスキュラ大学附属小学校の昼食。これまた美味しかったよ。野菜類がたっぷり取れるのがいいのかな。やみつきになっちゃうよ!
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ユヴァスキュラ大学附属小学校の食堂

2009年09月23日 | Finland フィンランド
ちょっとアップが空いてしまったが・・・少々ダウン気味。

写真は,ユヴァスキュラ大学附属小学校の食堂。フィンランドの学校食堂って,何度見ても清潔でアートな空間だね。ただ,教室で食べる日本の学校給食も,身にしみ込んだ我が身にはなかなかいいものだけれど・・・。
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決して失敗しないのこぎり・も一つ

2009年09月16日 | Finland フィンランド
もひとつ。
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決して失敗しないのこぎり

2009年09月16日 | Finland フィンランド
前にも出したけど、こののこぎり、失敗できないのが悩み???になっちゃう???
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サウナで使う水掛け用の柄杓

2009年09月15日 | Finland フィンランド
フィンランドのクラフト教材のなかで、結構ポピュラーと聞くのが、この柄杓。サウナで蒸気を発生させるため、焼け石に水を掛けるのだ。お国柄が現れているね。

ものづくりに限らず、あらゆる学習は生活との関連で学ぶと、その理解も深く定着も強固になる。もちろん、全てがそのようにできるわけではないが、教師にとって工夫の余地は大きいだろう。

このサウナで使う水掛け用の柄杓は、銅板を叩いて曲げ、木の棒に合わせるもので、金工と木工の統合学習だ。フィンランドの子どもたちが一生懸命つくり、またずっと大切にしたくなるのがよく分かるね。
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ノルディックウォーク

2009年09月11日 | Finland フィンランド
これは,スキーのストックを持って行うウォーキング。ノルディックウォーク(ウォーキング)っていうんだ。フィンランドなど北欧では結構メジャーらしい。

4年前になるだろうか,以前ユバスキュラに来たときに初めて見たんだけど,そのときはびっくりしたね。だって,町中にストックを持った人が歩いているんだよ。もちろん雪もないときに。最近は日本でも少しは知られるようになったり,また実際にノルディックウォークをしている人が見られるようになっては来たけど,4年前にはそんなこと全く見たことも聞いたこともなかったね。

「何でストックなんて持って歩くの?」

至極まっとうな疑問だ。実は,ストックを持って歩くと,何も持たないで歩いているときに比べて,脂肪の燃焼量が増えるんだって。膝の負担も少ないのかな。

ユバスキュラではしばしば見たけど,このようなお年寄りのカップルが仲良く並んでノルディックウォークをやっている。なかなかいいね。移動の車の中から見えたフィンランドらしい風景だ。
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