1コマの教育実習入門は,教育実習で省察した内容を発表する時間だった。先週と先々週の2週をかけて教育実習で学んだことを整理したが,それを全受講生の前で6分をかけて発表,4分をかけて質疑応答するのだ。
まずは朝の集合について。美術ではぎりぎりの集合だった人が1人いたが,それでも全員が授業開始までには集合することができたのはまぁ合格か。5分前には集合完了が望ましいことを考えると,課題が残ったとも言える。大学生とは言え,互いに声を掛け合って集団を高めていく試みが必要か。
ーーー
国語科の発表は3名の発表。よく整理されている。さすがというべきか。附属高等学校II年生の増田知子先生の授業,及び附属三原中学校7年生の石川嘉一先生の授業をふまえ,教室の雰囲気づくりや机間指導における生徒の状況に合わせた臨機応変な対応などについて発表された。6分の発表時間ぴったりに発表終了ができたのは,しっかりとした準備の賜物だと思う。
社会科の発表はマイクを使わず大講義室にしっかりと響く音量の明快な発声が行われ好印象。附属福山高等学校1年生世界史の授業,及び附属東雲中学校3年生公民の授業について,板書で授業にテンポをつくり授業をつくりやすくする手立てや生徒を積極的に授業に参加させる手立てについて発表していた。「授業は生もの」という,臨機応変への対応の準備が一番印象に残ったようだ。
数学科の発表も明快な発話が好印象。授業を構成していく中で最も重要なことは生徒に一番伝えたいことは何なのかを明確にしておくことで,一つの授業で一つの目標に絞ることが必要であることを学んだとした。授業を「導入」「展開」「まとめ」の三部分に分けて検討を行い,授業は生徒の意見を中心に進めるので,教員は生徒が考えるのを補助することを学んだようだ。このような授業は当たり前のことなのだが,多くの学校では行われない新鮮なものなのかもしれない。
理科の発表は,附属中学校1年生井上純一先生の授業,附属三原中学校7年生風呂和志先生の授業をふまえた発表だった。実験に於いて最も大切なことが生徒の安全管理であること,常にねらいを意識した授業の工夫を行うこと,理科で教えることは科学の方法を教えること,などを学んだとした。サービス精神に富んだ,熱意ある発表だったのが好ましい。更なる高みを求めれば,自分のプレゼンを一度VTRなどで客観視することで課題を発見することをお薦めしたい。
音楽の発表は,まず,音楽の授業では歌や演奏の技術を上げることだけが目的ではなく,自分の思いを人に伝えることを学ぶという目標があって,生徒は音楽を媒体としてこれを学んでいるのだとした。そして附属福山中・高等学校の鑑賞,附属東雲中学校のリコーダーの授業をふまえて,授業の綿密さや生徒の自主性を尊重する授業について学んでいた。最後に,説得力のある技術と知識を身につける必要を実感していたようだ。自分の言葉で話している様子が好印象。
美術の発表は,和田さんが1人で発表した(いやぁ,立派な発表でした(^_^)v)。内容は,全員で検討したものを,上床さん,小谷さん,田中さんと和田さんの4名が整理したもので,発表内容が多かったので少し早口の発表にはなったが,はっきりとした発話,整理された内容がとても好印象だった。観察は附属中学校の1年生森長俊六先生による「配色と構成美を意識したデザイン(A表現:色面構成)」,附属美原中学校の9年生松本裕子先生による「平和,命,つながり~美術を通して私たちが学ぶこと~(B鑑賞)」から学んだことについて発表が行われた。観察を通して「生徒が生涯を通して美術活動を行えるようにすること」が美術教育のねらいであるという結論にいたったとし,授業における「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学習意欲の向上」の観点から整理を行った。フロアの3人から質問が行われたが,和田さんは一つ一つの質問に対し,丁寧且つ適切に答えてくれていた。ごくろうさまでした!
本日最後の発表は保健体育科の発表。附属福山中学校での水泳と附属東雲中学校での保健の授業から学んだことが発表された。体育らしく?フランクな場の雰囲気づくりから入った(笑)のが好印象。水泳の授業からは,安全面の確認の方法,教師の立ち位置,見学の生徒への対応,保健体育からは,発問や時間配分などの教授技術に加え,グループトークの導入などの授業を行う上での工夫について学んだことが発表された。この発表に対しては,上床さんが保健の授業で行われた実験についての質問を行った。しっかりと考えたからこそできる質問だよね。パチパチ。
ーーー
各教科からの発表は,学んだことを自分たちで振り返り,整理したものだった。何より,自分たちの言葉で発表できたこと,授業を見つめる目を生徒の立場から教師の立場へと転換したこと,そしてそれらを自身の経験をふまえてメタ視できるようになったことが,これからの学びの大きな手がかりになったのではないだろうか。広大25生の未来にもまた,期待の気持ちが高まる。
あ,それと,最近表情がすぐれず心配していた人が今日は明るい笑顔だった。よかったよかった(^_^)v。
まずは朝の集合について。美術ではぎりぎりの集合だった人が1人いたが,それでも全員が授業開始までには集合することができたのはまぁ合格か。5分前には集合完了が望ましいことを考えると,課題が残ったとも言える。大学生とは言え,互いに声を掛け合って集団を高めていく試みが必要か。
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国語科の発表は3名の発表。よく整理されている。さすがというべきか。附属高等学校II年生の増田知子先生の授業,及び附属三原中学校7年生の石川嘉一先生の授業をふまえ,教室の雰囲気づくりや机間指導における生徒の状況に合わせた臨機応変な対応などについて発表された。6分の発表時間ぴったりに発表終了ができたのは,しっかりとした準備の賜物だと思う。
社会科の発表はマイクを使わず大講義室にしっかりと響く音量の明快な発声が行われ好印象。附属福山高等学校1年生世界史の授業,及び附属東雲中学校3年生公民の授業について,板書で授業にテンポをつくり授業をつくりやすくする手立てや生徒を積極的に授業に参加させる手立てについて発表していた。「授業は生もの」という,臨機応変への対応の準備が一番印象に残ったようだ。
数学科の発表も明快な発話が好印象。授業を構成していく中で最も重要なことは生徒に一番伝えたいことは何なのかを明確にしておくことで,一つの授業で一つの目標に絞ることが必要であることを学んだとした。授業を「導入」「展開」「まとめ」の三部分に分けて検討を行い,授業は生徒の意見を中心に進めるので,教員は生徒が考えるのを補助することを学んだようだ。このような授業は当たり前のことなのだが,多くの学校では行われない新鮮なものなのかもしれない。
理科の発表は,附属中学校1年生井上純一先生の授業,附属三原中学校7年生風呂和志先生の授業をふまえた発表だった。実験に於いて最も大切なことが生徒の安全管理であること,常にねらいを意識した授業の工夫を行うこと,理科で教えることは科学の方法を教えること,などを学んだとした。サービス精神に富んだ,熱意ある発表だったのが好ましい。更なる高みを求めれば,自分のプレゼンを一度VTRなどで客観視することで課題を発見することをお薦めしたい。
音楽の発表は,まず,音楽の授業では歌や演奏の技術を上げることだけが目的ではなく,自分の思いを人に伝えることを学ぶという目標があって,生徒は音楽を媒体としてこれを学んでいるのだとした。そして附属福山中・高等学校の鑑賞,附属東雲中学校のリコーダーの授業をふまえて,授業の綿密さや生徒の自主性を尊重する授業について学んでいた。最後に,説得力のある技術と知識を身につける必要を実感していたようだ。自分の言葉で話している様子が好印象。
美術の発表は,和田さんが1人で発表した(いやぁ,立派な発表でした(^_^)v)。内容は,全員で検討したものを,上床さん,小谷さん,田中さんと和田さんの4名が整理したもので,発表内容が多かったので少し早口の発表にはなったが,はっきりとした発話,整理された内容がとても好印象だった。観察は附属中学校の1年生森長俊六先生による「配色と構成美を意識したデザイン(A表現:色面構成)」,附属美原中学校の9年生松本裕子先生による「平和,命,つながり~美術を通して私たちが学ぶこと~(B鑑賞)」から学んだことについて発表が行われた。観察を通して「生徒が生涯を通して美術活動を行えるようにすること」が美術教育のねらいであるという結論にいたったとし,授業における「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学習意欲の向上」の観点から整理を行った。フロアの3人から質問が行われたが,和田さんは一つ一つの質問に対し,丁寧且つ適切に答えてくれていた。ごくろうさまでした!
本日最後の発表は保健体育科の発表。附属福山中学校での水泳と附属東雲中学校での保健の授業から学んだことが発表された。体育らしく?フランクな場の雰囲気づくりから入った(笑)のが好印象。水泳の授業からは,安全面の確認の方法,教師の立ち位置,見学の生徒への対応,保健体育からは,発問や時間配分などの教授技術に加え,グループトークの導入などの授業を行う上での工夫について学んだことが発表された。この発表に対しては,上床さんが保健の授業で行われた実験についての質問を行った。しっかりと考えたからこそできる質問だよね。パチパチ。
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各教科からの発表は,学んだことを自分たちで振り返り,整理したものだった。何より,自分たちの言葉で発表できたこと,授業を見つめる目を生徒の立場から教師の立場へと転換したこと,そしてそれらを自身の経験をふまえてメタ視できるようになったことが,これからの学びの大きな手がかりになったのではないだろうか。広大25生の未来にもまた,期待の気持ちが高まる。
あ,それと,最近表情がすぐれず心配していた人が今日は明るい笑顔だった。よかったよかった(^_^)v。