えー 我が家の シカゴハウス コンピ(LP編)の記事を書いた際に ウチにあるシカゴハウスのコンピ盤の内、
LPのものを 一通りガサっと取り上げた気でいたら、漏れてるのが見つかっちゃいました…。
なので、その盤について書かなきゃ ですが、であればコッチ(も)か、なのがあって 今回はその辺りの話を。
V.A."X-Mix-Jack The Box"(1998年)
独のStudio !K7の名物mix CDシリーズ、「X-Mix」から アシッドハウスリバイバルの旗手、Hardfloorが手がけた
"Jack The Box"と題された 彼らにとって初となるmix CDをご紹介。
このmixで初お披露目となった彼ら自身の楽曲、"I Can't Complain"から始まる本盤は、Hardfloorのルーツである初期
アシッドハウスを題材とした一枚。
片割れのOliver Bondzioの手によるCo-Jack"Nightshift"を含む 自分達の仕事(Hardfloor名義のは "I Can't~"の他に2曲
収録)を交えつつ、チープながら力強く鳴る セカンド・サマー・オブ・ラブ期のアシッドハウスの音を繋いだ、あの
時期のフラッシュバック、な1時間。最悪 ドラムマシーンとTB-303さえあれば出来てしまうが故の ザっクリ感、
粗さ、に 魅力を感じるか、次第な内容で、聴く人を選びますね。コレ。自分は 好きです。
一方で "This Ain't Chicago"のように 埋もれたのを掘り返す内容でなく、流石に "Acid Trax"を入れるトコまでは
行かなくとも、Phuture、Housemaster Boys、Bam Bam、Fast Eddieらの代表曲を(愛着故に、なのか)素直に選んでいる
トコに アシッドハウス集としての目新しさは皆無だな、てのを思ってしまいますが…。
と、Hardfloor仕事がアクセントになるも ベタなアシッドハウス集、の域を出ないですが、濃過ぎず、な内容につき
アシッドハウスの入門盤には イイのかなー、って思います(今の 入手のし易さは度外視で)。
と、冒頭でレコ棚の記事で漏れてしまっていたLPにキチンと触れずにここまで来てしまいましたが、件のLPは
"X-Mix-Jack The Box"からHardfloor提供曲を含む収録曲の一部を収めたアンミックス仕様盤です。
コレが漏れてしまってたのです。