P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

Dajae"Day By Day(DJ Sneak remixes)"

2014-10-06 00:07:28 | Music_label:Cajual Records
アチラで Dajae"Day By Day"を取り上げたのと連動させて、コチラではこの曲を
DJ Sneakがファンキーにリミックスした盤をご紹介。

Dajae"Day By Day(DJ Sneak remixes)"(1996年)

オリジナルの12"が出たのの翌年、1996年に出た本盤は、レーベル面にCajualのロゴの
印刷がないため、パっと見 ブートで出たモノのようですが、Cajualから正規でリリース
されてます。



片面プレスの盤に収められた2つのバージョンは 互いに大きな相違はなく、スニーク節
ビートが中心に据えられたミニマルなトラックの上で、チョップされたDajaeの声が
上モノの1要素として鳴る、(セミ・インストとほぼ同義の)ダブ・バージョンとなって
います。
オリジナルの12"でCajmereが Grenn Velvetとしてのリミックス、というコトで(か
はたまた天然で)音の単純化を極端なまでに進めて、跡形がないトラックモノに作り
変えたのと比べると大人しいですが、お姉さんレーベルであるCajualの音をRelief色
に染め上げた作品、として Relief推しな人にはおススメ、な1枚です。レコ屋で見かけ
たら是非 チェックをしてみて下さい。ではでは…!!

【レコード紹介#103】Jerome feat.Black Nest"Bop Drop"

2014-06-16 23:53:15 | Music_label:Cajual Records
こんばんは っす。

先程 うっかり取り違えて砂糖じゃなく塩をコーヒーに入れてしまったのですが…
両者のまぁー合わないコト!!(ホントおススメ出来ません)

てのは さて置き。今回は レコード紹介の103回目、です。前回に続き、
下北沢のレコ屋で購入した盤を取り上げます。昨日 ちょっとばかし久々で
ディスクユニオンの下北沢店で買い物をして、その際に掘り当てた1枚。

Jerome feat.Black Nest"Bop Drop"(1994年)

Jerome Mikulichという人が Curtis Alan Jones aka Cajmere主宰のCajual Records
から出した音盤で、Black Nestなる女性vo.を招いた楽曲、"Bop Drop"が
片面に3つずつ、計6バージョン収められてます。

North Sideには 真っ当な歌モノなoriginal(A-1)、 Black Nestの歌をチョップし、
originalで特徴的な音となっていた男声スキャットに近しい鳴らし方にして
散りばめたremix(A-2)、より声の分解の度合いが進んだHawaiian mix(A-3)を
収録。トラックが進むに連れて 変態度が増してきます。

続いて 個人的にはコッチのが好きな面、South Sideですが まずはB-1の
Sax mixが Cajmereの"Horny"(コチラの記事に動画埋め込んでます)感が漂う
楽曲に仕上がっていてビっクリです。




そんな一際変態度の高いジャズネタ楽曲から Underground mix(B-1、B-3とに挟まれて
ワリを喰ってしまってんのもあって 印象薄めです)を挟んでの B-3はJazz mixと題された
バージョンで、コチラもジャズネタ。ウッドベースのフレーズが主役のトラックモノに
なっていて 格好イイです。

以上、レーベル買いして当たった感のある1枚、Jerome feat.Black Nest"Bop Drop"
のご紹介でしたー。

【レコード紹介#86】The Underground Crew"Country Aire"

2014-01-03 12:20:21 | Music_label:Cajual Records
昨日の Cajmere feat.Dajae"I Need U"からの流れで、今回も Curtis Alan Jonesの手によるレコードをご紹介。

The Underground Crew"Country Aire"(1991年)

便宜上 Cajual Recordsのカテゴリーに含めてますが、本盤は 件のレーベルを立ち上げる前、Club Houseから
リリースされたモノ。
この Curtis Alan Jonesによる初期作品ですが、10数年前に上野にあったレコ屋、Music Boxで安価で売られて
いたレコードを 試聴をしないでガサっと買った際に手にした一枚で、ごく最近、彼の仕事だと知りました。
雰囲気がテクノかハウスのっぽいので レーベル面買いしたのが、思いがけず後々の自分的に嬉しいモノ、
でした。




Side-Aに収録の"Country Aire"は、パーカッションやスネアの打ち込み方が 賑やか~なトラックに ジャズ
系の鍵盤、ホーンのサンプルが載る楽曲で、"This"、"That"の2つのバージョンを収録。
Side-Bの"Page Street"(コチラも"This"、"That"の2バージョン)も ホーンを中心に、ジャズ系のネタ使いが
効いたトラックモノ。個人的にB面の方がお気に入りです。
ジャズネタ、またビートの組み方(特にスネア)から Pal Joeyっぽさを感じる内容となっています。この盤は
変態度は大分低いな。

オマケ。Curtis Alan Jonesの作品で 同じくジャズ系のネタを使ったので、ギンギンな変態度を誇るのが
Cajmere名義での"Horny"です。




以前紹介した、Rhythm Republic版の"Only 4 U"の後半、トラックモノのmixの最後で使われてるので
聴いたのが初 だったのですが、当時は "Percolator"に劣らない、この曲のイカレ加減にもビっクリさせられ
ました。

【レコード紹介#85】Cajmere feat.Dajae"I Need U"

2014-01-02 07:47:17 | Music_label:Cajual Records
元日は ウチにズっといて、おせちをつまみながらダラ~っと過ごしました。昼寝もしたし、就寝時間も
やたら早かったし、で 昨日に限って言うと寝正月だな。で、今日は 早くに目が覚めて この時間に
記事を書いてます。

そんな 今回は、ウチにあるレコードから

Cajmere feat.Dajae"I Need U"(2004年)

をご紹介。
Cajual Recordsの第1弾リリースの"Brighter Days"以来、多くの名曲を世に出しているCajmereとDajaeの
コンビによる2004年の作品。

延々繰り返される シンセのリフを中心にした、詰め込み過ぎてない イイ意味の隙間があるトラックの上で
Dajaeの熱い歌唱が映えるoriginalと、そのインスト、Green Velvetによるremixの3曲が収録されてます。




特筆すべきは Cajmereの別人格であるGreen Velvetによるremixの 毎度のことながらの狂いっぷり。
中盤一旦ビートが切れてからの ブレイク明けで ベース音の存在感が増すトコの まぁー格好良いコト!!

変態度控えめで 良質な歌モノに仕上げたCajmereと その反動なのかブっ飛んだトラックモノに作り変えた
Green Velvet。Curtis Alan Jonesの中の2つのキャラクターそれぞれの個性を楽しめる1枚となってます。

さて、そろそろ出かけます(今日は 実家に新年の挨拶に行ったりだ します)。

※投稿時に 本文中に本盤に収録されていないのの動画(↓)を埋めてました。申し訳ありません。




コレ、誰が作り変えたのなんだろう。気になります。

【レコード紹介#61】Cajmere feat. Walter Phillips"Midnight(remixes)"

2013-05-10 01:39:38 | Music_label:Cajual Records
こんばんは っす。先ほどまでソファでウトウトしてて 今しがた目覚めたので、ベッドへ行く前に1枚 音盤を紹介する
記事をば。

Cajmere feat. Walter Phillips"Midnight(remixes)"(2004年)

Cajmere主宰のシカゴハウス再興期の中心的レーベル、Cajual Records(1992年-)の設立20周年を記念した企画盤
Only 4 U : The Sound Of Cajmere & Cajual Records 1992-2012”にも収録された Cajmere御大によるWalter Phillipsを
vo.に迎えた♂声歌モノハウス、"Midnight"のremix盤。

4ヴァージョン収録されている内、3つは MGこと シカゴのDJ/プロデューサーのMark Grantによるもので、Side-Aには
彼の手による跳ねたビートと ブラスのフレーズがスゴくファンキーなトラックの上で Walter Phillipsが深夜のクラブでの
出逢いを歌うMGs Funk'D Vocal mix(↓に動画埋め込みます)と、そのインストを収録。




Side-Bには Mark Grantによるブレイクビーツを使ってファンキー度を一層高めた 最高!!、なmix(MG's Re-Funk'D mix)と、
Greenskeepersの片割れ、James Curd主宰のレーベルG-Swing他からリリースをしている Dan X(Dan Anderegg)とJustin Long
による アシッドな音色を効果的に配したトラックモノ、No Assembly Required mixが収められています。

やー 自分B-1のような音、ホンっト ツボです。

【CD紹介#117】V.A."Only 4 U : The Sound Of Cajmere & Cajual Records 1992-2012"

2013-01-06 13:20:33 | Music_label:Cajual Records
遅ればせながら あけましておめでとうございます。本年も 一つ、拙ブログをご贔屓いただきますよう、よろしく
お願い致しまーす!!

さて、今回は 前回予告をした通り、

”Only 4 U : The Sound Of Cajmere & Cajual Records 1992-2012”(2012年)

を紹介します。
幼年期来の 友人、Lamar Mahone aka Hula(→関連記事 彼が所属していたDa Posseの音源について)のレーベル、Club
Houseからの"Underground Goodies"シリーズのリリースを経て、CajmereことCurtis Alan Jonesが 1992年に立ち上げ、
以後 シカゴハウス再興期の中心的レーベルとして重要作品のリリースを重ねて行った Cajual Records。昨年、
レーベルの設立20周年を記念して、2枚組コンピ盤がリリースされました。配給元は "This Ain't Chicago"と同じく、
UKのStrut、というコトで 間違いない内容のブツとなっております。
Cajual Recordsのレーベルコンピとしては"The Many Shades of Cajual"という名盤(mixed by Derrick L.Carter!!)が
ありますが、リリースが 1996年と、今じゃ入手困難なので レーベルの魅力に触れるコトの出来るモノが新たに出たのは
嬉しい出来事だな。

自分の 好きな曲が漏れなく、なのに加えて 未聴だった作品も結構収録されていて聴き応え十分なので、愛聴しております。
未チェックだった中だと 1枚目の#7 Johnny Fiasco(彼のCajualからの音源は 2011年に仏のPhil WeeksとDidier Allyneの
レーベル、"P&D"から再発されました)による ディープハウス、"Taurus"、2枚目の#5、St.Germainの"Rose Rouge"と同ネタ
(Marlena Shaw"Woman Of The Ghetto")を使った Deep Sensation"Get Together(Deep Vocal mix)"、#7 "Only 4 U"でのコンビ、
Cajmere feat. Walter Phillipsによる"Midnight"辺りが 個人的に刺さりました。

あと、Bill Brewsterによるレーベルの足跡を辿ったライナー・ノーツも 読み応え十分です。…が、国内仕様盤の日本語訳が
ヒドい す…。例えば

Although he released plenty of songs by other artists,it was Cajmere (and tougher alter ego Green Velvet) who provided
his labels with their signature sound.Although he was a dab hand with a diva and a piano(後略)

って 原文を、

彼は様々なアーティストで素晴らしい曲を沢山リリースしたが、彼のレーベルに象徴的なサウンドをもたらしたのはCajmere
(それに、その親友のグリーン・ヴェルベット)だった。彼はディーバ(女性シンガー)とピアノから最高の音を引き出す名人
だったのだが~

としてたり。ここまでの文章の流れ(彼=Curtis Alan Jones)と、Green Velvetの中のヒトがCajmereだってのを知ってたら(※)
こんな 彼/Cajmere/Green Velvetを別人と取れるような書きぶりにはならないハズ(機械的に翻訳したまんまですやん)。
結果、2文の繋がりが 変な感じになっとるし。

※この場合、alter egoは「親友」じゃなく、「分身」でしょ?

と、国内仕様盤のライナー・ノーツの日本語訳には大いに不満(コレを付けるだけで 数百円値段上げてるなんて!)が
残りますが、ソコ除けば 素晴らしい内容のコンピかと。シカゴハウス好き、だけでなく ハウスミュージック・ラヴァーは必携!!

【CD紹介#116】Cajmere"Only 4 U/Percolator"

2012-12-31 18:46:00 | Music_label:Cajual Records
2012年も残すトコ数時間すね。えー 今年も拙ブログをご覧いただき ワタクシめがアレやコレや書き散らかすのに
お付き合いいただきまして ありがとうございました!
と、いうワケで 今年最後の記事です。
前回までで ようやく紹介しそびれてたのを消化出来たので、比較的最近買ったのを 取り上げ…る前に そのイントロ
ダクションとして、1996年にAvex Trax傘下の Rhythm Republicからリリースされた

Cajmere"Only 4 U/(It's Time For The) Percolator"(1996年)

について。
90年代半ば~の シカゴハウス再興期の中心的レーベル、Cajual Recordsのライセンス盤で、Cajmereによる"Only 4 U”の
original&remix 4ver.のunmix音源と、ヒット曲"Percolator"(→関連記事)を中心とした(立て続けに 3ver.繋がれてます)
トラックモノのmixが収められています。

"Only 4 U”は Walter Phillipsをvo.に迎えた♂声歌モノハウス。originalは、アツい歌唱と 抑制が利いたトラックが対比的で
格好イイ 一曲。同路線のLovers' mixを挟んで のGreen Velvet(※)mix、Blast From The Past mix、Only Music mix(要はinst.)
は 歌をバっサリと無くしたDub的なヴァージョンで、Reliefの音に比べると 狂いっぷりは控えめながら ハマれる音です。




後半のトラックモノのmixは スッカスカな繰返しハウス集。(頭の)ワル~い音(イイ意味で)が堪能出来ます。
こんな内容のが 国内独自企画で出てたコトに 改めて聴いてもビっクリだな。ホンっト。

※:中のヒトはCajmere

さて、次回(2013年1発目)は 今回紹介した"Only 4 U"を 表題とした(※)Cajual Recordsの20周年記念盤、”Only 4 U : The Sound
Of Cajmere & Cajual Records 1992-2012”を紹介しまーす(予)。てなワケで 来年もよろしくお願い致します です。
良いお年を!!

※:でも 何故か未収録…。

【レコード紹介#31】Cajmere"Percolator 2010"

2011-02-01 22:59:15 | Music_label:Cajual Records
いやはや…前回の 記事を書くのに盛大に夜更かししたのがたたっての睡眠不足を 早く帰って
吸収しようとしたら 昨日はモノの見事に仕事が長引くという。。。週明け早々疲れたす。マジで。

と、そんな昨日を経て の今日は 以前ご紹介したシカゴ・クラシック、Green Velvetの中のヒトことCajmereの
"Percolator"の2010年 remixes(早ぇモンで 2011年に入って1ヶ月経っちゃってるケドね)をご紹介致します。

Cajmere"Percolator 2010"(2010年)

CajmereことCurtis Alan Jonesが90年代初頭に放った シカゴ ハウスのトレードマークのスッカスカのリズムと
アタマ悪い(褒め言葉)声ネタと 発信音で出来てる"ド"変態トラックを、昨年1st.Album
"If Life Gives You Lemons Make Lemonade"をリリースしたRiva Starr、Dirtybirdを主宰するClaude Von Stroke、Dada Lifeがremixした1枚です。
ちなみに、Claude Von Strokeは自分の仕事がお気に召したのか(はたまた 原曲が好き過ぎるのか)、で
自身のレーベルからも ライセンスリリースしてます。
ってんで 早速Claude Von Stroke mixのYouTube動画が見つかったので 埋め込みますね(↓)。



コレ、先日来日した Luke Solomonもスピンしてました(Airで)。
個人的には コレが一番イイ っす。

他2 ver.も原曲を壊し過ぎずにアップデートする仕事でイイ感じです。
Riva Starrのも有ったので埋め込み(↓)。



Dada Lifeのは エレクトロのDJとかは重宝しそうですね(その辺りのヒトって何気にシカゴモノをかけますね)。

【レコード紹介#26】Cajmere"Percolator"

2010-10-22 22:10:48 | Music_label:Cajual Records
時間が経ってしまって 間が悪い感じですが、前回行った と書いた The Bazaar!presented
by Moonwalk Records@恵比寿 Liquid Room 2Fでの戦利品の中から 1枚ご紹介。
大好きな曲が投げ売られてたので 一も二もなく確保しました。

Cajmere"Percolator"(1992年)



Green Velvetの 中のヒト、CajmereことCurtis Alan Jonesが90年代
初頭に放った "ド"変態トラックです。
シカゴ ハウスのトレードマークのスッカスカのリズムと アタマ悪い(褒め言葉)
声ネタと 発信音。完全に狂ってます(褒め言葉)。
の一文で 言い表せちゃうシンプルな 曲です。が、と同時に深い曲です(業が ね)。
こんなの 中学生時分にAvexがヤってた酔狂レーベル(Rhythm Republic)がライセンス
したので 聴いたりとかしちゃダメ ゼッタイ(おかげ様で 半人前のシカゴ狂いになって
しまいました。。)。
そんな 個人的に思い入れが強くある一枚っす。
えー 今回僕が買ったのは 2003年の再発盤です。ちなみに。

えー あと最後に折角Moonwalk Records(の在庫処分)で買ったので 件のお店のレビュー
(by ロジャー・ヤマハ氏←多分)を転載します。

イッツタイムフォザパーコレイター!イッツタイムフォザパーコレイター!
・・・なぜかクセになるこのフレーズ。意味わかんないけど。こちらが
オフィシャル・プレス盤です。もともとは1992年にCurtis Jonesがプロデュース
した作品ですが、以来ひたすらブートが制作されてきました。
このシカゴ・クラシックは今でも当時の体臭キツめ、汗まみれのウェア
ハウスを想像させてくれます。
(中略
)怪しげなコーラスと吸盤みたいなサンプルがひたすら続くこの曲は
いまだに世界中のクラブでプレイされています。(この曲の前後、あるいは
同時に何をミックスしていくかはDJの力量次第!ウマく化かしたらフロアに
汗が飛び散ります。)
新たにブート盤にはなかったリミックスを2曲収録。インストっぽいものと、
かなりインダストリアライズされちゃった感じのものです。両曲ともかなり
イイ出来。もちろん、オリジナルも入ってますよ。
で、パーコレイターってなんだ?辞書で調べたら、コーヒーの濾過器って書いて
あるけど・・・。

とまぁこんな素敵なレビューを添えられて売られてたワケです。
あー足繁く通ったワケではないものの…Turntable Lab(Moonwalk Recordsの
実店舗が入ってたトコ)へ行ってはレビューの惹句にジャックされてた身と
しては 乞うショップ再開!!っす。

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