P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

追記【CD紹介#15】

2006-02-26 11:22:06 | Music_Domestic
瀧澤賢太郎の"Impressive Time Remix"について 前々回

コレは当分ヘビロテだな、と。
~聴き終わる前から もうそんな気がしてならないワケです。

と書きましたが、実際ヘビロテ中です。
前回取り上げたDalminjoの"One Day~"と共に。
てなワケで、案の定 Francois Kの"Essential Mix"についてレビュるのはズルズル先延ばしです。
まだチャンと聴いてないんで。

チャンと聴きもしないで、ドッカのレビュー記事からコピペして記事をデッチ上げる様な破廉恥なコトは
しない、がP印での音源レビューのモットー と聴かれてもねぇのに言ってみます。若干 偉そうに。

と、そんなワケで今回はチャンとヘビロテで聴いた上で、"Impressive Time Remixes"について改めて。
帯で「国内クロスオーヴァー・シーンの縮図がここに!!」と謳うだけあって、国内勢で固められた
リミキサー陣が、それぞれに持ち味を発揮-DJ Kawasakiの王道ハウスmix、Studio Apartmentの
ラテン・ハウスmix、福富幸宏によるディープ・ハウス…-した結果、活況を呈するシーンのショーケース
としてはこれ以上ないものに仕上がってると思います。参加リミキサーと、
その仕事っぷりについて詳細はこのページを参照していただければ。試聴も出来るし。

また、前回は#2"Move With Me feat.Lori Fine"で意外にもディスコティーックな作風に
驚かされたと書きましたが、この他に2曲収録されている瀧澤自身の新曲も驚きの仕上がりです。
#7、"Heaven Feat.Bwana-K"では瀧澤節なんだけれど、土臭くボトム・ヘヴィーで、
オリジナル盤の"Impressive~"で感じた「でも線細いよね」が今は昔、な極太っぷり。
そして、リミックス盤の最後を飾る"You're In My Mind Feat. Medby"では、
ダブ・サウンドを披露(しかも、vo.は日本語詞によって歌われてます)。
この辺、彼の住む立川での吉澤はじめとの交流なんかも関係してんのかな、と。
吉澤さんの"Music From The Edge Of The Universe"の最後の曲がBirdのVo.による『この道』であったり、
その前の作"Hajime Yoshizawa"にはこだま和文のトランペットをフューチャーした
"Yesterday's Tomorrow"が収録されていたり、とかその辺りから、そんなコトを思った次第です。

【CD紹介#16】Dalminjo"One Day You'll Dance For..."

2006-02-25 02:17:38 | Music
このブログでアレやコレやを書いていく中で「夜遊び」ってカテゴリー
を作ったのですが、今年になって1回も使ってねぇや。
この(寒ぃ)時期、野外イベはそもそもないケドも、クラブにも
行ってねぇなー。めっきり。
と、そんなこんなで今 この記事を書いてる時に今回紹介する

Dalminjo"One Day You'll Dance For Me Tokyo "(2006年)

のリリース記念パーティー(@Warehouse)をヤってるワケで。。。
もチっと早く気づいてればなー。

と今さら悔やんでも仕方ねぇや、一昨日HMVへ行った時に
このCDに目が止まって今こうして聴けてるだけでまぁ良し
とします。や、コレは久々に何も引っ掛かるモノもなく
おススメできる良盤ですよ。

ではまずサラっとアーティスト紹介。
北欧ノルウェーの出身(&現住←多分)の若干23歳。
2002年に出世作"Bossa Note"を出した当時まだハタチってのには
正直ビックリ。このなんとも言えぬ冷たい質感のボッサ・ハウスで
注目を浴び、翌年の秋口に1st.Album"Fjörd Fusioneer”を
発表。このAlbumで聴くことの出来る 彼特有の浮遊感のある音は、
多くの人の心を捉えました。そしてリリース元のDeeplay Music
ではPhysicsと肩を並べる看板アーティストへ。
そんな彼が日本先行でこの2月にリリースしたのが、"One Day~"。

前作同様の浮遊感に加え、今作では生音を多用したアレンジがこれまで
以上に冴え(パーカッションの使い方が本っ当に上手い)、更にニューウェーブ
的なシンセ音の導入も良いアクセントに。また#2"Kosmisk Brekt
Lapskaus"でのスキャット含め、Vo.の入った曲が多いこともあってか、
聴いて気持ちイイ、という要素が拡充されてます。的を得てるか、は
チと自信なさめですが、敢えて freeTEMPOの"Oriental Quaint"(2005年)
に近い感じがする、と言ってみます。ニューウェーブの要素という
分かりやすい部分での共通点に始まって諸々。
なんで、freeTEMPOの音が好き、ならきっと、とそんな感じです。
や、てかこの音聴いてキライっていう人そういないでしょ?


【CD紹介#15】瀧澤賢太郎"Impressive Time"

2006-02-17 01:04:09 | Music_Domestic
このブログで フランソワ・Kを取り上げてるコトだし、ってんで今更ながら

Francois K"Essential Mix"(2000年)

を某レンタルCD屋で借りました。このmix CD、今やレア盤みたいすね。

さて、既にお気づきかと思いますが、今回 紹介するのはその"Essential Mix"ではなく、
このブログで数回触れておきながら、ズルズルと先延ばしにしてしまっていた瀧澤賢太郎の
"Impressive Time"と、そのリミックス盤"~Remixes"です。
や、"~Remixes"の方を件のCDと一緒に借りたんで 先にコッチについて書いておこう、と。
Francois Kの"Essential Mix"については近々必ず。

では まず

瀧澤賢太郎"Impressive Time"(2004年)

について…についてなんですが、以前 某ソーシャル ネットワーキング サイト(mから始まる4文字んトコ)で
レビューを書いてるんで、ソコから一部転載。

    確かこの人、自分と同世代なんだよな。
    この年(※)にしてにして、この如才のなさ。
    1曲1曲構成が練られてて、1曲の中で
    展開があって、後半フェードアウト
    じゃなくてカチっと終わったり、と
    その辺は意識してこだわってんのかな。
    クロスオーバー系の作り手としては
    優等生ですな。

    ※:このデビューAlbum完成時、若干23歳。

と、まぁ そんな感想だったワケです。正直、やや物足りなさがあった、という。
"Hikari-No-Mukou"をはじめ、佳曲揃いですが、少ーしだけ
線が細い気が。

そんな、欲を言えば…という部分に応えてくれてるのが、昨年リリースの

瀧澤賢太郎"Impressive Time Remixes"(2005年)

なワケです。
#1の"Feel Your Emotion"(DJ Kawasaki remix feat.Karin←vo.録り直しの入魂remixです)で
幕を開け、#2の新曲"Move With Me feat.Lori Fine"では意外にもディスコティーックな作風。
続く、"Release Of Nature"のリミキサーはスタアパ(Studio Apartment)、と。
まぁ、オリジナルあってのリミックス盤ですが、堪らんです。コレは当分ヘビロテだな、と。
~聴き終わる前から もうそんな気がしてならないワケです。

【CD紹介14】Solu Music"Affirmation"

2006-02-12 11:46:44 | Music
2コ前の記事でTom&Joyceが、Francois K.のフックアップ(Wave Musicからのライセンス
リリース)によって人気に火が着いたコトに触れましたが、もう1コ同様のケースとして、
Howie CaspeとDano Nathansonによるプロジェクト、Solu Musicについても書いておこうかな、と。
そんなワケで今回は彼らの初Album、

Solu Music featuring Kai Martin"Affirmation"(2005年)

を取り上げます。
上手く訳せないんで英文ママで引っぱりますが、"to release music that you feel rather than just listen to"
というミッションを掲げてるだけあって、彼らの楽曲にはこぅ胸にグッとくる何かがありますね。
Albumの大半を歌モノが占めてますが、#4"I Feel"のようなVo.無しのモノまで全編ひたすらメロウで
「癒し系」ならぬ「浸し系」の1枚。
と、言っても意外にこのテの音にしてはテンポが速めの曲が多く(例えば#3"Can't Help Myself"や
#11"This Time"。)、フィジカルな快楽もキチッともたらしてくれます。

と、ココで話を件のライセンス盤、"Fade"へ移します。


※コチラ、オフィシャルのMVとのコトです。Grant Nelsonによるremixから作ってるのと、
映像が相まって 大元と大分違う所へ来ちゃってます。

Waveが配給源になったことで多くの人の耳(から胸の奥深いトコ)へ届くことになった
この曲、本っ当に大名曲です。
彼らがプライオリティーを置く美しいメロディーを 女性vo.Kimbleeが歌い上げ、トラックは
ダンスミュージックとしての(求められる)機能性を持ち、かつ音楽的。
良過ぎて、Solu Music自身この曲を超えるモノを作るのに相当 苦労している模様。
図らずも、その後の活動の命題が「"Fade"超え」になってしまった、と。
で、結局 超えられたの?どーなの?ってトコはAlbum聴いて各自判断して下さい。
その時は、日本版にはボートラとして"Fade"が収録されてますが、何分ショートカットされて
しまってるんで、是非フル尺のを聴いてやって下さい。
昨年リリースの"Joyride"というコンピに収録されてますんで。

【CD紹介?】あるいはお買い物リスト

2006-02-11 22:07:41 | Music
2月~の気になるCDのリリース情報。
2/25 Basement Jaxx主宰レーベルATLANTIC JAXX"、 コンピレーション盤を発表
       ("A Compilation II")。
       昨年の"The Singles"に続き、今度はオウンレーベルの方の作品集ですか。
       ベスジャの賑やかし系以外の音がフィーチャーされるだろうし、
       個人的には コッチ、ってなるんだろうな。"The Singles"に比べて。
       モチロン、聴いてみねぇコトには…ですが。
4/5 X-PRESS 2 新作アルバム"Makeshit Feelgood"をリリース。
        "Give It"で踏み込んだ生音ハウスの路線で行くんだろうか?
4/12 FreeTEMPO リミックス・ワークを集めたアルバム"IMAGERY"を発表。
        詳細はまだ未定なようですが、他のアーティストへ提供したもの・
        自作曲のremixをまとめたモノになる模様。
        あと、今し方 知ったんですが、大名曲"Sky High"の♂vo.を担当したのって
        "Around The World"が月9ドラマ『西遊記』の主題歌に抜擢された
        Monkey Majikってバンド ヤってる人なんすね。

【CD紹介#13】V.A. "Disco Jazz"

2006-02-11 20:05:35 | Music
"リミキサー買い"、してますか?
原曲(original ver.)作った人については よく分からないケド、この人(ら)が
remix手掛けてるんなら間違いないだろ、という理由でsingleを買ったり(リミキサー買い)しません?

この"リミキサー買い"という動機で 12"なりCDを買って、聴いてみたら原曲もスゴいよくて、
なり 素材とされたoriginalが気になって、なりでその人(ら)の音源探したり、ってコトが
結構多いです。俺。
例えば、以前取り上げたS.U.M.O.や、Phil Asher(aka Restless Soul Production)の名前で
リミキサー買いして、ソコから繋がってったり。

と、そんなコトを前書きで書いて 今回紹介するのは

V.A. "Disco Jazz"(2003年)

というコンピ。"Jazz For House Generation"というコンセプトで編まれたそうな。
2枚組でDisc1にはNuyorican Soulの"You Can Do It(Baby)" feat.George Benson、Incongnito、
DJ Spinnaらの楽曲、2にはThe Mighty Bop、Koop、Osunladeらの楽曲が収録されてます。
そんな内容は 正に「ハウス世代のためのジャズ」、と言ってイイでしょう。
日本勢ではDisc1にMondo Grossoが、2にKyoto Jazz Massiveが取り上げられてます。
そのMondo Grossoの"Butterfly"のremix(※)を手掛けてるのが、Francois K. 。
70年代~活動を続ける御大その人です。
彼のremixは、と言っても俺 別に網羅的に聴いてはいねぇからアレですが、このコンピに収録のモノ
(Mondo Grossoの他にAtmosfearの"Dancin' In Outer Space"のFK Ruff mixが入ってます)
に限って言えば、生音をフィーチャーしてるんだけど、ボトムはカチっとした4つ打ちで、
ダンスミュージックとしてのパフォーマンスも非常に高い、といった感があります。
DJとして本っ当ーに長いキャリアを積んでて、ダンスミュージックのツボというツボを知り尽くしている
彼が手掛けてるんだから、間違えようがない、と。
そういうワケで 彼がremix提供してるなり、何らかのカタチで関わってるモノについては聴いておいて
損はないよ、と。
まぁ、んなコト今更 俺が言うまでもないんですが。
とにかく、この人は色んなジャンルのリスナーから多大なるプロップを得てます。知らないとモグリっす。
例えば、2002年に新人フランス人デュオ Tom&Joyce(現Tom&Joy。"Disco Jazz"には彼らの楽曲も収録)が、
デビュー・アルバム"Tom&Joyce"で大躍進したのも、2000年に彼らの"Vai Minha Tristeza"をフランソワが
自身のレーベル、Wave Musicからライセンスリリースして紹介したことに負うものが大きいワケで。
ちなみに、ライセンス盤にはEric Kupperとの共作による彼のremixが収録されていて、
このver.も相当イイです。



以上、今回はコンピレーションCD"Disco Jazz"と、リミキサー買い、というか
クレジットでこの人の名前見たら買っとけ、なFrancois K. についての記事でした。

※:2000年King Street Recordsからの12"収録の"Francois K Jazzy Vibe Mix"。


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