P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#43】De La Funke"Orientarhythmo"

2007-07-20 00:29:53 | Music_Domestic
今週入ってから 読み始めた伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』が思ってたよか
早く読み終わったんで、久々で通勤時に R25を貰って読んだのですが、そん中で
「日本語のブログ投稿数は全体(全てのブログ投稿数)の37%」で「世界で一番ブログの
書かれている国は、日本」って記事を 見つけました。
記事は、その背景として、日本にある「日記やメモをしたためる文化とブログがマッチ」
したコトが挙げ、また日本人の書くブログに見られる 匿名性の高さからは、
「"目立ちたくはないけど、誰かに知ってほしい"。そんな日本人のプチ自己顕示欲的な気質」
が感じられる と書いてます。が、自分が こうしてアレやコレや書いてんの、って
そういうコトなんかなー、とか思うワケです。多分 そう。
身の回りのコト、特に 今聴いてる音楽について感じたコトなどを「誰か」に 声高にじゃなく、
ボソボソっと を繰り返すコト2年あまり。今日も今日で「誰か」に知って欲しい盤があるので、
その紹介をば。

と、そんなワケで 今回紹介するのは… と本題に入る前に。先週末辺り~ のヘビロテ盤を先に。

bird"BATUCADA-バトゥカーダー"(2007年)

キリン The GoldのCM第1弾(オダギリジョーが 出てるのより前の ね)で 流れてた
あの曲。です。

ボサノヴァ・スタンダード "Batucada"(※)のカヴァー。
元々 98年にSpillerが ラテン ハウス仕様でカヴァーしたのを聴いて、 以来 好きな曲。だったので、
春先に CMで流れてんの を聴いた時、おおっ ってなったワケで。 今回、フル尺で聴けるように
なった と聞いちゃぁ 飛びつくよね。
で 買って、目下ヘビロテ中。
※オリジナルはMarcos Valle。"Samba'68"に収録。

この曲を iPodに入れるのに、他にもアレコレ 夏仕様にするべく入れ(替え)たんですが、その中からの
ご紹介。(ちなみに、他には 同じく"Batucada"のカヴァーが入ってるSirius B"Best Of Sirius B:
1998-2006"とかも入れました。)

De La Funke"Orientarhythmo"(2003年)

夏定盤。です。コレ 誰かがブログで紹介してたのを読んで、気になって探したんだよな。

ボーカリストYURAIとIDEE(こと井出コウジ)によるユニット「De La Funke」の1st.。
Jazztronikの作品にも参加してたYURAIのvo.は なんともパワフル。もう1人のメンバー、サウンド
メイキングを担当したIDEE さんですが、今日初めて彼の経歴見ました。が、
元ブランニューモンキーズなんすね。とか 書いてピンと来る人がいるとは なかなか思えない感じ。
ですが(でも 俺はブランニュー~のAlbum、持ってます。今も。多分)。
とか はまぁイイとして、"Orientarhythmo"の話。ジャケ写に写ってる空の色が ホント真っ青
なんですが、なんかね、そんな感じの音。
温度は高め 湿度は低め。で、伝わるのかー?

ともあれ 仕事帰りに地元の花火大会のポスターが掲出されてんのを 見つけたり、といよいよ
夏本番が近づいてきたのを感じている今日この頃。
そんなワケで暑い 炎天下の 昼日中、ビール片手に聴きてぇなー。と俺が思う 盤を。今回は。
(birdの"BATUCADA"もこのシチュエーションで是非 聴きてぇ。)

【CD紹介#42】Studio Apartment"For Her For Him~"

2007-07-17 05:54:22 | Music_Domestic:Studio Apartment
と、そんなワケで、ようやっと 件のスタアパのNew、

Studio Apartment"For Her For Him For You"(2007年)

の感想を。

今作も 間違いなく良品(作)です。
前作に引き続き、豪華ゲスト陣(去年 リリースの先行12" #7"The Rising Sun"での
Blazeの招聘が最たるものでしょう)が参加し、彼らと共に作り上げた 期待を裏切るコトの
ない 13+1のGood Music。の詰まった 約80分。

出世作"Flight"でも歌声を披露していたMonique Binghamと、吉澤はじめ(!)のピアノを
フィーチャーした#1"Found Him"に始まり、新鋭女性vo.、Deborah Bondを招いた
#3"Something Between Us"、哀愁系の弦が印象的な #4"Beautiful Sunrise"辺りの
胸キュン ハウス好き受けしそうな曲、お得意のカヴァー曲#6"Wonderful Tonight"
(originalはエリック・クラプトン)、ダビーな#8"Siarre"の後半部~#10"Hope"、#11
"Spirit Of Elephant"では テック・ハウスからの影響を感じさせる音を聴かせ、個人的に
ベスト・トラックな #12、♂vo.による歌モノ ハウス"I'm In Love"へ。続く "World Line"
収録の"Beatiful Day"を思わせる#13"Fellow"で〆て、最後はボートラ"Beautiful Sunrise"
にシンセ・ストリングを付け足したver.(Sunshine Soul mix) 。

期待してた通り にスタアパのAlbum。でした。でも 「期待通り」ってのは、良くも悪くも
という両方の意味で。になるな。目新しさは あんまり無いし。
ケド、ソコをもって 文句という文句を付ける気もない。"People To People"は 手放しで 絶賛、
位の勢いだったんですが、
今作は まぁハードルがアガってるから、ってのもありますが、そんな感じで。
間違いなく良作なんだけど、一度 マスターピースを作ってしまうと、次はその水準じゃ
「傑作」認定は出来ない。っていう。難しいやね。

【CD紹介#42 イントロダクション】Studio Apartment 3rd.Album

2007-07-15 02:19:23 | Music_Domestic:Studio Apartment
前回の記事で

(New Albumへの)期待感だけで1エントリ分書けてしまう

と書いたように、タイミング的なモノなり、諸々重なった結果として、自分にとっては
こう何ともスペシャルなアーティストなんです。彼らは。
ってんで、新しいのについて、に限らずアレやコレや 書きたいコトは多々あるワケで。彼らについては。
あ。彼ら=スタアパ こと Studio Apartmentね。
と、そんなワケで、今回は 3rd.Album

Studio Apartment"People To People"(2005年)

について。

前作("World Line")で「自分の好みの カナリ ド真ん中に」キてたのが、このAlbumで、いよいよ ソコも
越えて ホント ドンピシャな所にキやがりましたよ。期待を裏切らず、ソレ以上の仕事っぷり。
イイよ イイよー。グッジョブ グッジョブ。
#1"Message"で幕が上がるや 悶絶モンの歌モノ ハウス"One True Love"。ソコから Joi Cardwellをvo.に
迎えた#6"Love Is The Anser"までの四つ打ち攻勢。
中盤#7~9で一息ついて(とか、書くと誤解を招いちゃうかもね。「捨て曲」じゃないですよ。断じて)、
終盤のハイライト、#10 Stevie Wonderのカヴァー"Isn't she lovely"へ。最後は ジャジーな"Dazzling"で〆、と
構成もバッチリな作品です。

コレは 2005年の夏にホント ヘビロテで聴きました。2年続けて 夏を過ごすのに 彼らの音はマスト、でした。
なモンで、翌年はリリースがなくて、どーしたものか、となり 清涼系Drum'n'Bassに浮気をしたりもしました。
が、今年は待望のNew、"For Her For Him For You"が出たんで、通しで聴く前から

今年もスタアパの2人、&豪華 客演陣が作り出す Good Musicが夏を彩ってくんじゃねぇ?と期待

しちゃってました。で、実際 聴いて 云々は次回。

【CD紹介#42 イントロダクション】Studio ApartmentのNew Album

2007-07-07 03:56:41 | Music_Domestic:Studio Apartment
Studio Apartment"For Her For Him For You"(2007年)が 世に出て、早いモンで 1週間が経ちました。
が、俺はといえば 買うだけ買って、まだ1回も聴けてません。通しで。
と、そんな感じなのですが、拙ブログで取り上げないワケにはいかないブツだし、ってんで、
近々に 必 ず 。
で、その前に イントロダクション的に、スタアパについての記事を書こうかな、と。
件のAlbumについて以外で。と、そんな風に思った次第。

以前(大分 だな)書いた 記事に あるように、自分が彼らのコトを知ったのって 確か
スペシャだったと思うんだけど、和製クラブ・ミュージックのPVで固めた 番組をやってて、
ソコで流れてた2nd Album"World Line"(2004年)収録の"Flight"』って曲のPV観て、「おぉっ」
ってなった」のがきっかけ。です。

正直、当時は やっとこある程度 お洒落系、と形容され(て 売り出され)る音楽へのアレルギーが
収まってき始めてた時期で、あんまり強く惹かれる、とかでもなかったんだけど。例の よく行く
レンタルCD屋に置いてあったので1st."Paraiso Terrestre"(2002年)と併せて借りてみました。
で、気がつくと その年の夏に、ヘビロテで聴いてた盤になっていた。
その 思いがけずアガった熱は、リリースパーティーへと 俺を、そして折り良く都合がついた
PEROGURYのメンバー2人を引っ張ってたのでした。と、言うのが 彼らの音が自分の好みの
カナリ ド真ん中に来るまでの経緯。
※:PEROGURY!?って方は →コチラ

思い返してみると、あの夏が、20代に入って~の 自分の音楽の嗜好の変化が顕著になったタイミング
なんだなーと。で、その呼び水となったのが、スタアパだった。と。

アレから3年。何かと どーにもならんコトも多く、夜遊び部 a.k.a. PEROGURYの面子揃っての
夜遊び、もままなんなかったり、をはじめ色々ありますが、今年もスタアパの2人、&豪華 客演陣が
作り出す Good Musicが夏を彩ってくんじゃねぇ?と期待してるワケで。

なんか、過去の記事の 焼き直しみたくもありますが、でも期待感だけで1エントリ分書けて
しまうのも スゲぇな。と、自分でも。

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