P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

Arara "Patience Isnt Jazz"

2021-05-31 20:20:28 | Music
先週末に Covid-19のワクチン接種を受けました。当地では 今月で一気に18歳以上の成人の接種が進み、
それに伴い 制限措置が緩和される見通しが立ってきました。過度に急いては良くないですが、ようやく
出口が見えてきた気がします。



さて、今回は 前回のBlackchild "Groove Dealer"と近しい感じ、な 生楽器のサンプルを取り入れた
テックハウスをご紹介。薄っすらテッキーなディープハウスの方がしっくり来るかもです。コッチは。

Arara "Patience Isnt Jazz"

英のリバプールのレーベル、Etoka Logueから2010年に配信オンリーで発売された作品。
Araraは、ギリシア出身のDJ・プロデューサーで、今作には 彼と同郷のFogの他、Muy Locoと
Keintonがリミックスで参加。カっチリした4つ打ちのボトムに生楽器のサンプルを組み合わせて、
展開の手数の多さで じんわり盛り上げて行くオリジナル、同路線のFogによるバージョン、
エレクトリック感を増したKeintonとどれもイイ出来ですが、ブレイクビーツを取り入れてより
ファンキーに仕上げたMuy Locoのが個人的にベスト(なので、記事に埋め込むのはコチラに
しました)。


【レコード紹介#112】Blackchild "Groove Dealer EP"

2021-05-08 17:00:11 | Music
早いもので、カナダに来て3年が経ちました。
Covid-19のパンデミック下で過ごした駐在3年目は、平日は ほぼ完全にテレワークなのと、
休日は昨年のクリスマスシーズン以来、行き先が ほぼない、という状況で、平坦な日々を
過ごしてる内にがいつのまにか過ぎて行った感じです…。

さて、今回は 東京で暮らしていた頃に比べてレコ屋へのアクセスが宜しくないのと、
この状況が相まってかなりご無沙汰になっていましたが、先日 長らくぶりで新譜のレコードを
買ったので、ソチラのご紹介。
CIUTというトロントにあるラジオ局が、Moving in the right directionというテクノ〜ハウスを
取り上げる番組を 木曜日の朝に放送していて、その中で紹介されていて 大分気になった曲が入った
レコードをイギリスから取り寄せました(送料込みで3千円也)。

Blackchild "Groove Dealer EP" (2021年)



Blackchildはイタリア人のプロデューサーで、今作が初のフィジカルでのリリースの模様。
収録された3曲とも、生楽器のサンプルを取り入れたテックハウスで、中でもSide-Aの
"Groove Dealer"は ビートのフィルインだったり、この曲を特徴づけているBoney M. "Sunny"から
引用したフレーズだったり、が 上手くアクセントになったイイ出来になっています。
どことなく、シカゴ勢の手によるジャッキンなハウスを想起させる音ながら、暑苦しくない
仕上がりなのも好印象。コレは良作です。

Twitter aka_ABE_DQN